ペライチは社員の半数をエンジニアが占めています。エンジニアがやりがいをもってイキイキと働ける環境を提供することは、事業成長に直結する重要なテーマです。そんな、ものづくりを楽しめる組織づくりを先導するのが開発部長VPoEの佐藤さん。「クリエイターパラダイス」を合言葉に思い描く開発部の未来とは?インフラエンジニア→スクラムマスター→マネージャー→開発部長・執行役員というキャリアの変遷も追いながら、佐藤さんの熱い思いを聞きました。
佐藤 貴紀(さとう・たかき) 執行役員/開発部部長VPoE
新卒でSIerに入社。インフラエンジニアとして約6年従事する中で、インフラの開発・運用・保守・プロジェクトマネジメントを一通り経験。ペライチには2017年6月に入社。入社当初はインフラエンジニアを担うも、その後、スクラムマスター、EM(エンジニアリングマネージャー)を経て、現在は開発部長VPoEを務める。2021年に執行役員に就任。
-創業者に次いでペライチとの関わりが長い佐藤さんですが、ペライチとの出会いを教えてください
たまたまfacebookで、共通の知人がいた創業者の橋田さんから連絡をもらったんです。「ちょっと話してみようよ」って。
-ペライチ創業当時あるある、なエピソードですね(笑)
確かに(笑)。話してみて面白そうだなって感じたのと、ちょうどアプリケーション開発を経験したいと思っていたところだったので、開発をお手伝いする形で関わり始めました。当時はまだSIerでインフラエンジニアとして働いていたので、週に1回、土日どちらかペライチのオフィスに行くようなことを半年続けた後、2か月くらい業務委託でテストワークしてから正社員として正式入社した、という経緯です。
-入社当初は何をしていたんですか?
最初はインフラ周りを整えるのが主な役割でした。ただ、アプリケーション開発をしたいことは伝えていたので、並行して小粒な開発案件も任せてもらっていました。その後、ペライチでもスクラム開発を本格的に取り入れることになって、スクラムマスターをやることになったんです。そこからは、アプリケーション開発がメインですね。ただ、私自身も開発を担いつつだったので、プレイングマネージャーのような立場でした。
サービスの立ち上げ間もない頃から関わってきて、当然ゼロからつくるプロダクトや機能ばかり。みんなで意見を出し合って一から設計して、チーム一丸となって作って切る過程にマネジメントとして関わって来られたことは、自分ひとりで何かを開発するよりもはるかに大きな達成感を得られましたね。
-もうペライチでマネジメントをするようになって6年くらいですよね。組織もサービスも様々な変化があったと思います。
入社当時は本当にもう、何もかもがない状況で・・・前職のSIerで学んだ標準的な開発プロセスやプロジェクトマネジメントの手法が活きましたね。何もない所からチームでどうにか進めることを繰り返しながら、みんなで作り上げてきました。ここ数年はEMも増えて、どんどん権限移譲しています。安心して任せられる仲間が増えたことで開発も自律的に進むようになりました。本当に頼もしいですし、会社として強くなっていると実感しています。
-2021年には執行役員に就任されました。何か変化はありましたか?
当たり前の事ですが、求められるものが変わりましたね。就任前は短期、もしくはちょっと先の未来に見えている課題の解決に向けて、いかに上手く進めるかが大切でした。執行役員に就任した今は、もっと先の未来を見据えながらやるべきことを見極めて、仲間たちを導いていく立場です。あるべき姿、目指す状態をどう具体化して道筋を示すか…日々悩みつつ模索しながら進めています。
そのためにも、今走っているプロジェクトから少し距離をおいて、未来のための時間をとることを意識しています。自分の中で1,000本ノックをやっているイメージに近いですね。現状の積み上げで考えるのではなく、理想から逆算して、それに向けた道筋を立て、ブロッカーになる課題を見極めるという考え方に変わりました。私が未来を考える仕事に集中できるようになったのは、現場MGが成長したからこそですね。だからこそ、現場メンバーがイキイキと働ける環境を整えていきたいし、ワクワクする未来を描いていきたいと思っています。
-いま思い描いている未来について教えてください。
ペライチをクリエイターパラダイスにしていきたいと思っています。エンジニアがいつでも、どこでも、何歳になっても、ものづくりを楽しめる組織を作りたいんです。それを実現するために、来年や再来年にどうなっていたらいいのかを、他のボードメンバーとディスカッションしながら、具体的な計画や施策に落としています。
そもそもエンジニアって、開発が楽しくて、ものづくりが好きだから続けている人が多いと思うんです。そんなエンジニア達が楽しく働ける環境を整えていくことは、会社の生産性や品質を高めることにダイレクトにつながります。この6年、マネジメントの立場として多くのメンバーが成長してパフォーマンス上げていく姿を目の当たりにしてきました。成長意欲が高く、志をともにする仲間たちには長くペライチで働いてもらって、ペライチで幸せになって欲しいと思っています。だからこそ、エンジニア視点でいい環境を作っていくという軸は、自分の中で絶対にブラしたくないんです。
-この6年、ずっとその高い熱量を保てているのはなぜですか?
プロダクトとカルチャー、それぞれに理由がありますね。
まず、ペライチのプロダクトが果たす社会的意義の高さは、自分のモチベーションの源泉になっています。中小企業や個人事業主の方々のビジネス成長を支えるプロダクトの提供を通じて、日本が抱える課題を直接的に解決していくことができます。だからこそ、ユーザー目線を大切にしながらプロダクトを更にいいものにしていこうと一致団結して進んでいけるペライチのカルチャーを守りたい。
単純に、ペライチっていい人が多いんですよ。自然とリスペクトし合う習慣が根付いている。私自身もリスペクトしているメンバーたちがイキイキと成長していく姿は見ていて嬉しいので、ペライチのいいところは変えずに進化していけるように、引き続き高い熱量で取り組んでいきたいですね。
-実際、開発部門はここ数年、離職ゼロが続いています。その要因はなんだと思いますか?
自社開発って部分は要因として大きいかもしれないですね。自分たちの開発が進めば自ずとユーザーさんの課題解決につながって、喜んでもらえます。全員が納得して、いいと思えるものの開発に集中できる点は、エンジニアにとってやりがいを感じやすいです。
さっきいい人が多いと言いましたが、ペライチには批評家がいないんですよね。プロダクト開発のプロセスには開発部以外の社員が関わることも多いですが、サービスをより良くしていくために担当領域を問わず、建設的なディスカッションがなされています。「何を言っても大丈夫」「困ったときはお互い様」「まずはトライしてみよう!」のスタンスが根付いていて、いわゆる心理的安全性が高い環境なんだと思います。
-ペライチのいいところを継承しつつ更に進化していくうえで、「クリエイターパラダイス」はひとつのキーワードになりますね。今後の取り組みを教えてください。
私が考える「クリエイターパラダイス」の要件は3つあります。
1.自分たちが作ったものが世の中を良くできる。
2.エンジニアとして成長し、技術力を十分に発揮できる。
3.安心して楽しんでものづくりができる。
全体的にはどれも良い状態にあると思う一方で、会社としてさらに成長していくためには新しい事業、新しい機能開発など、まだまだやれることが沢山あります。メンバーも技術力を磨いて成長してくれているので、その技術力をいかんなく発揮できる環境を、引き続き築いていきたいです。また、今のメンバーの成長は個人の努力や現場のOJTに頼る部分が大きいので、今後の組織拡大のためにも、再現性のある育成の仕組みを整えていきたいですね。
-さいごに、どんな人と一緒に働きたいですか?
急成長中のプロダクトの開発に携われるので、チャレンジするフィールドは沢山あります。高い目標を掲げて能力を発揮したい人、密度濃く圧倒的に成長したい人にはオススメです。
ペライチのビジョンやカルチャーに共感できる人であれば楽しく気持ちよく開発できますし、正しく努力して正しく成長していける環境があります。以下のポイントにひとつでもピンときた方とはぜひ一度お話ししてみたいですね。
・チャレンジングな計画をたてて、自ら実行していきたい
・スタートアップで裁量持って働く中で、技術力をアップしたい
・ユーザーさんの反応が見えるプロダクト開発に携わりたい
・チームワークを発揮しながら、いいものを作りたい
・チームづくりをしていきたい
-ペライチでは現在、様々なポジションでエンジニアを募集中です。ぜひ一度、カジュアルにお話してみませんか?