① 自己紹介
現在29歳で、執行役員を務めています。Peakに入社したのは約4年前(当時25〜26歳)です。現在は執行役員として2つのチームを統括しながら、現場でフロント営業も行うプレイングマネージャーとして働いています。
担当している主な領域は、Peakの中でも新規の広告領域を開拓する「GARAGE」というチームです。
昨今、広告の主軸はテレビなどのマスメディアから、ソーシャルやデジタル領域へと大きくシフトしています。それに伴い、生活者のスマホ体験の解釈や複雑なインサイトの深掘り、緻密な戦略設計が求められるようになりました。GARAGEでは、そうしたソーシャル領域を中心とした新しい打ち手の開発から、戦略・企画、そしてエグゼキューション(実行)までを一貫して手がけています。
実は私の経歴は少し特殊で、Peakに来るまではかなり多様な業界を渡り歩いてきました。 新卒で法人不動産営業(宅建も取得しました)を経験したのち、法律関係の仕事、建築業界での施工管理、さらには東京オリンピック組織委員会で札幌勤務……といったキャリアです。
さまざまな現場を経験する中で感じたのは、「1つの業界に長く留まって得られる専門知識は、その業界を一歩外に出ると通用しにくくなる」という危機感でした。変化の激しい時代において、フットワーク軽く柔軟に生き抜くためには、業界を問わず価値を発揮できる「汎用性の高いビジネススキル」が必要だと痛感したんです。そこで行き着いたのが、マーケティングという領域でした。
転職活動中、WantedlyでPeakと出会いました。惹かれた理由は大きく2つあります。
1つ目は、ベンチャーでありながら広告の全領域を網羅し、少数精鋭で総合代理店に引けを取らない高い水準の仕事ができる環境だったこと。「ここなら圧倒的に成長できる」と直感しました。
2つ目は、社内のカルチャーです。大手にありがちな複雑な人間関係や過度な社内政治がなく、良い意味で「一人ひとりが自立したプロの集まり」という印象を受けました。互いに高いアウトプットを求め合うからこそ、無駄なストレスがなく、本質的な仕事に集中できる。そのフラットでドライな心地よさが、私にとって非常に魅力的でした。
② 入社してからこれまでで、一番『自分の視座や基準が引き上げられた』と感じた仕事やエピソードを教えてください
入社して最初の2年間は、ひたすらプレイヤーとして案件をこなし、自分ができる領域を増やすことに必死でした。しかし、入社3年目でマネジメントレイヤーに上がり、チームを率いて大きな案件を任されるようになったタイミングが、私の視座が引き上げられた最大のターニングポイントでした。
1プレイヤーでいると、どうしても「自分が抱えている仕事のクオリティ」や「進行の鮮やかさ」ばかりにフォーカスしてしまいます。その時の自分の視界に入っている相手は、「目の前の担当クライアント」や「自分の上司」だけなんですよね。「上司に気に入ってもらえる資料を作ろう」「担当クライアントが社内で通しやすい、腹落ちする企画を作ろう」-そこまでしか見えていませんでした。
しかし、マネジメントとしてチームの上に立ち、みんなを引っ張っていく責任を負った時、見るべきポイントが全く変わりました。 担当クライアントのさらに上にいるマーケティング部長の視点、もっと言えば「このプロダクトの未来はどうあるべきか」「どうすれば消費者に広く受け入れられ、スケールしていくのか」という、より深い次元まで思考を働かせるようになったんです。
そこまでの視点を持って考えた企画や提案は、説得力が違い、クライアントと本質的な信頼関係を築けていると実感できた時、広告人として一段階成長できたと強く感じました。
また、社内での視座も大きく変わりました。 いちプレイヤーとして会社の傘の中にいるのではなく、経営レイヤーに近い視点で「自分のチームが、広告業界全体においてどういう独自性を築けるか」「どういうケイパビリティ(組織能力)が今の業界に求められているか」を考えるようになりました。
それに伴い、「チームメンバー一人ひとりに、どういう個性を磨かせ、業界で戦えるUSPを築かせてあげられるか」という視点でマネジメントを行うようになりました。自ずと、彼らに経験させるべきことや教えるべきことが明確に見えるようになったんです。
1人の広告代理店の人間としてだけでなく、チームを作り、引っ張っていく「マネジメント」としての課題意識を実感できたことが、私にとって最大の成長ポイントでした。
③「同業他社や同世代の友人と話していて、『あ、Peakの環境(あるいは意思決定の基準)ってちょっと特殊かも』と感じるのはどんな時ですか?」
大手や総合代理店の方々と仕事をすることも多いのですが、同世代の友人や同業者と話していて一番違いを感じるのは「チームの構造」と「当事者意識(やり切る力)」です。
大手の組織は、戦略プランナー、企画、エグゼキューションと領域ごとに細かく専門分業化されています。専門性を高める構造としては合理的ですが、チームが大きくなり過ぎることで「クライアントの本質的な意図」が途中でブレてしまったり、意思決定に時間がかかったりすることがあります。
一方でPeakは、フロントに立つ人間がクライアントのやりたいことを100%理解し、最初から最後まで一貫して責任を持って向き合います。その上で、専門性が必要な局面では社内外のプロフェッショナル(客員Cクラスなど)をクイックにアサインして少数精鋭のチームを組む。 だからこそ、総合大手に負けない提案クオリティと、大手には真似できない圧倒的なスピード・実行力を両立できているんです。「そこまで泥臭くやるのか」と言われるほどの責任感とやり切り力は、Peakならではのカルチャーだと思います。
私自身が20代・入社4年目で執行役員になったように、Peakには若手であっても大きな打席に立てるチャンスが豊富にあります。しかも、ただ任せるだけでなく、Peakは手掛ける案件やクライアントの「質」にも徹底してこだわっています。早い段階から大きな裁量を持って「質の高い本物の仕事」に向き合える環境は、他社と比べても圧倒的だと感じます。
もう一つ特殊だと感じるのは、キャリアの描き方です。大手にありがちな「決まったキャリアルート」は一切ありません。
私たちは、メンバー一人ひとりがユニークな個性を磨き、業界の中で輝く人材になってほしいと考えています。だからこそ「実はこういう領域に挑戦したい」「自分の趣味や関心を仕事に繋げたい」といった相談は大歓迎です。個人の「やりたいこと」と会社の事業価値をどう重ね合わせ、お互いにメリットがある形で育てていけるか。マネジメント陣が一人ひとりと本気で向き合い、環境を作っていくスタンスは、Peakの大きな特徴であり自慢できるポイントですね。
④ 「20代で役員に抜擢された背景には、会社からのどのような『期待』や『ミッション』があったとご自身では捉えていますか?」
大前提として、今の広告業界はソーシャル領域の台頭やAIの進化によって、大きな変革期にあります。そうした新しい領域において、クライアントのマーケティング課題を解決しようとした時、これまでに存在していた「既存のプランニングの型(フレームワーク)」は、もう通用しないと感じています。
私たちはよく社内で、戦略や企画を立てることを「プランニング」ではなく「エンジニアリング」と呼んでいます。 ソーシャルやAIの領域はできることがあまりに多く、検討要素も複雑です。だからこそ、既存の型に当てはめるのではなく、クライアントごと、プロダクトごとに施策を完全に「特殊化」し、それを下支えする消費者インサイトを泥臭く深掘りしていく必要があります。
ただ、一つひとつの提案をゼロからエンジニアリングしていくのは、想像以上に体力が要るし、難しいことです。これを実現するためには、チームメンバー一人ひとりの「思考のセットアップ」と、「最後まで考え抜き、やり切る」という「スタンスのセットアップ」が不可欠になります。
私が役員に抜擢された最大の理由は、「ソーシャルやAIといった新しい領域の空気を『肌感』として持っている若い人間を率いて、チームに対してその『スタンスのセットアップ』ができる」と期待されたからだと思っています。
私に課せられたミッションは、同じ価値観で泥臭く戦えるチームを作り、広告業界においてPeakならではのUSP(独自の強み)を確立すること。 そして同時に、メンバー一人ひとりの強みを伸ばし、「もしPeak以外の場所に行ったとしても、どこでも戦える人材」に育て上げることです。それが私のやりたいことでもあり、代表から求められている最大のミッションだと捉えています。
⑤ 「今のポジションに至るまでにぶつかった一番の『壁』は何でしたか?また、Peakという環境だったからこそ、それをどう乗り越えられたと思いますか?」
一番の壁は、プレイヤーからマネジメントレイヤーに上がった直後のタイミングです。
プレイヤー時代は、戦略やプランニング、プロマネを回すことに対して、「自分は結構通用するな」と、ある程度の自信を持っていました。 でも、いざマネージャーになってみると、自分一人の力では解決できない難しい課題に直面することが増えていきました。会社から求められる役割に対して、自分が「本当はここまではやりたい」と思っているハードルに全然届かなくて自信をなくしてしまった時期がありました。
そこから抜け出せたきっかけは、「考え方の転換」でした。
それまでは無意識に「マネージャーなんだから、自分が完璧にやってクライアントを満足させなきゃいけない」と思い込んでいたんです。でも、自分の役割はそうじゃないと気づきました。 自分ができないことは、その専門領域のメンバーを頼ったり、適任者を連れてくればいい。「自分一人でクライアントを満足させること」が仕事ではなく、「チームとして、あるいは会社として動いて、クライアントの期待に応えられればそれでいいんだ」と思えるようになったんです。
何でもかんでも自分でやらなくていい。もっと人を頼っていい。 そうやってマネジメントとしての自分の役割を再定義できた瞬間、すごく視界が開けました。
もちろん、自分一人で気づけたわけではなくて、代表のヨンボンさんが、私が壁にぶつかって辛かった時期にそういう考え方に導いてくれたり、サポートしてくれたりしたことが大きかったです。
未熟な部分があっても、経営陣がしっかり伴走してくれて、「一人で戦わずにチームで戦う」マインドに気づかせてくれる。Peakのそういう環境があったからこそ、マネージャーとしての大きな壁を乗り越えられたのだと思います。
⑥ 松崎さんが『こういう人にPeakの未来を任せたい』『一緒に働きたい』と思うのはどんな人ですか?逆に、優秀でも『Peakではお互いに不幸になるかもしれない』と思うのはどんなタイプですか?」
一緒に働きたいと思うのは、まず「成長欲求」が根底にある人ですね。会社に守られて決められた範囲の仕事をするよりも、自分の頑張り次第でどんどんできることを増やし、「自分の力で行けるところまで行きたい」と思える人です。枠や裁量が限定される環境に物足りなさを感じている人には、すごくフィットするはずです。
それから、妥協せずに物事の本質を考え抜く思考力がある人です。広告のプランニングにおいて、本質を捉えて芯をついた提案をするために一番必要なのは、基礎的なスペック以上に「思考の体力」だと思っています。どこまで深く考え抜けるか。途中で投げ出さずに思考を止めない姿勢を持っている人は、Peakで大きく成長できます。
もう一つ大事なのは、若手時代のハードな経験を「将来の自分への自己投資」と捉えられるマインドセットです。世の中全体で働き方の制度整備が進む中で、単にその仕組みに守られて生きていきたいのか。それとも、これからの10年、20年の人生をより豊かにするために「今のうちに地力をつける」と捉えるのか。若い時期の挑戦を、自分への投資として前向きにセットアップできる人は、Peakでとても充実した時間を過ごせると思います。
一方で、注意が必要だなと思うのは「自分に対する理想のボーダーを上げすぎて、挫折してしまう人」です。
過去に自分に限界を感じて辛くなってしまった人に共通していたのは、「自分はもっとできるはずだ」と最初から完璧を求めすぎてしまっていたことでした。 新しい環境や高いレイヤーの挑戦において、最初からうまく行かないのは当たり前です。そこで「できない自分」に落ち込んでつまずくのではなく、「これも一つの経験であり、成長促進剤だ」と捉えて糧にできるしなやかさがないと、うちでは苦しくなってしまうかもしれません。
失敗や未熟さも自分の成長プロセスとして受け入れ、前に進めるしなやかな強さを持った方と、ぜひ一緒に戦いたいですね。