今回は、当社の執行役員 庄子さんにインタビュー。これまでのキャリアパスや現在の仕事への想い、そして未来への展望について語っていただきました。成長意欲あふれる20代・30代の皆さまへ、当社の魅力と可能性をお伝えします。

インタビュアー： 本日はよろしくお願いいたします。まず、執行役員の庄子さんが現在の役職になられるまでのキャリアパスについてお伺いできますでしょうか。特にターニングポイントとなった出来事があれば教えてください。

執行役員 庄子さん： よろしくお願いします。私のキャリアの大きなターニングポイントは、新卒で入社した会社がいわゆるブラック企業だったことです。当時、IT業界が伸びていてSEとして入社したのですが、働き方に疑問を感じました。また、技術を突き詰めるスペシャリストか、管理職かの道に進む中で、自分はどちらにも向いていないと感じ、3年目ほどで営業職への転職を決意しました。人と話すのが好きだったので、PCと向き合うよりも人とのコミュニケーションを重視したいと思ったのがきっかけです。

インタビュアー： SEから営業職へ、大きな転換ですね。営業職ではどのような経験をされたのですか？

執行役員 庄子さん： 当社（パルサー）に入社する前の話になりますが、前職ではコンサルティング営業として入社しました。しかし実際にはプライベートブランドの企画、販促企画、物流、在庫管理、クレーム対応まで、非常に多岐にわたる業務を経験しました。例えば、商品の需要予測から製造計画のチェック、店舗への発注促進、在庫の最適化、時には海外からの納品遅延対応や、お客様からのクレーム対応まで、サプライチェーン全体に関わるような仕事でした。「最強のコーディネーターになれ」と上司に言われたこともあります。大変でしたが、全体を俯瞰する力や問題解決能力が鍛えられた、非常に貴重な経験だったと感じています。

インタビュアー： SEから営業、そして様々な業務を経験されてきたのですね。実は庄子さんは当社（パルサー）に入社されるまでに4社経験され、当社で5社目と伺いました。一般的には転職回数が多いと感じる方もいるかもしれませんが、当社で執行役員にまでなられた、そのバイタリティやキャリアアップの秘訣は何でしょうか？

執行役員 庄子さん： そうですね、結果的に当社で5社目となりました。転職回数だけ見ると、確かに多く見えるかもしれません。ただ、私自身は常にその時々でベストな環境、自分が成長できる場所を求めて選択してきた結果だと捉えています。キャリアは一本道である必要はないと思っていて、それぞれの会社で得た多様な経験や学びが、間違いなく今の自分の糧になっていますね。当社（パルサー）で執行役員という役職をいただけたのも、そうした多様な経験を評価し、変化を受け入れてくれるこの会社の文化が大きいと感じています。

インタビュアー： なるほど、ご自身の経験をポジティブに捉え、それを評価する文化があるということですね。当社（パルサー）へ入社されたきっかけは、具体的に何だったのでしょうか？

執行役員 庄子さん： 子供が生まれたことが大きなきっかけです。前職もやりがいはありましたが、もう少し子供との時間を作りたいという想いがありました。また、キャリアや給与面での将来性にも少し不安を感じていた時期でした。そんな時に、当時当社で働いていた知人から声をかけてもらい、ワークライフバランスやキャリアアップの面で魅力を感じ、入社を決めました。

インタビュアー： ライフステージの変化が入社のきっかけになったのですね。現在、執行役員の庄子さんとして、会社の現状をどのように捉えていますか？強みと課題について教えてください。

執行役員 庄子さん： 当社の最大の強みは、社員、パートさん含め、「人」に恵まれていることです。みんな本当に真面目で、自分さえよければいいという人がいない。だからこそ、チームワークが非常に良く、この役職にいながらメンバーを疑う必要がないというのは、本当にありがたい環境です。面接で話を聞いて入社された方も、そのギャップのなさに驚くことが多いようです。 課題としては、以前からいるメンバーが活躍している姿を見て、新しく入ってきた方々が「レベルが高すぎる」と感じてしまうことがある点です。そこは研修制度などを充実させ、オンボーディングの支援を強化していく必要があると考えています。また、新規事業も動き出したばかりなので、ここをさらに加速させていくことも課題ですね。

インタビュアー： メンバーへの信頼感が伝わってきます。執行役員の庄子さんとして、現在最も注力していること、情熱を注いでいることは何ですか？

執行役員 庄子さん： やはり「人」を見ることです。メンバー一人ひとりが苦しんでいないか、楽しく働けているか、という点を最も重視しています。「明日も会社に行きたい」と思いながら帰ってもらえるような環境を作ることが、私の役割だと考えています。メンバーの性格や背景を理解し、日々の様子を見ながら、細やかにフォローしていくことを心がけています。

インタビュアー： なるほど、メンバー一人ひとりに向き合うことを大切にされているのですね。仕事におけるやりがいや達成感を感じるのは、どのような瞬間ですか？

執行役員 庄子さん： メンバーが目標を達成して喜んでいる姿を見るときですね。私自身が何かを成し遂げたというより、みんなが「やってよかった」「楽しい」と感じてくれている、その瞬間に一番やりがいを感じます。私は「doing（何をするか）」よりも「being（どうあるか）」を大切にするタイプなので、日々の幸せな瞬間の積み重ねが、やりがいに繋がっています。壁を乗り越える達成感というよりは、コツコツと積み上げていくプロセスを重視しています。

インタビュアー： メンバーの幸せがご自身のやりがいに繋がっているのですね。メンバーの皆さんの強みや可能性については、どのように感じていますか？

執行役員 庄子さん： まず、非常にバラエティに富んだメンバー構成であることが特徴であり、強みです。それぞれが個性を持ちながらも、お互いを尊重し、仲が良い。これは珍しいことだと思います。そして、何より「素直」で「真面目」であること。この素直さがあるから、固定観念にとらわれず新しいことに挑戦できるし、変化し続けられる。真面目さがあるから、現状に満足せず、より良くしようと努力できる。これが、組織としての大きな可能性に繋がっていると感じています。

インタビュアー： 素直さと真面目さが、成長の原動力になっているのですね。日々の業務、特にこれから入社される方との関わりで意識していることはありますか？

執行役員 庄子さん： 常にメンバーの状態をよく見て、バランスと公平性を意識しています。新しく入社された方に対しては、まず私自身が自己開示することを心がけています。入社後早い段階で、私のライフラインチャートを見せながら、良いことも悪いことも含めて自分という人間を知ってもらう。上司がどんな人かわからない、というのが一番の不安だと思うので、それを取り除くためです。そうすることで、相手も話しやすくなる。あとは、「わからないことがあったら聞いてね」ではなく、「聞いてもいいか迷ったら聞いてね」と伝えるようにしています。ちょっとした言葉の違いですが、心理的なハードルを下げる効果があると思っています。

インタビュアー： 新しいメンバーへの配慮が素晴らしいですね。次に、未来についてお伺いします。会社として、また執行役員の庄子さん個人として、どのような未来を目指していますか？

執行役員 庄子さん： 会社としては、メンバー一人ひとりがキャリアアップし、スキルアップし、そして給与面も含めて豊かになっていけるよう、成長し続ける組織でありたいと考えています。そのためには、会社を大きくし続け、新しいステージやポジションを作っていく必要があると思っています。 個人としては、まずは自社を盤石な状態にすることが第一ですが、将来的には、当社だけでなく、他の会社にも良い影響を与えられるような存在になりたいと考えています。例えば、組織運営に悩んでいる会社に見学に来てもらったり、M&Aなどを通じて他の組織をより良くしていくことにも挑戦してみたいですね。

インタビュアー： 会社の成長と、社会への貢献の両方を見据えていらっしゃるのですね。最後に、これから応募される方に向けて、メッセージをお願いします。どのような方と一緒に働きたいですか？また、どんなところに期待しますか？

執行役員 庄子さん： 当社は「関わる人の幸せ」を理念に掲げています。ですから、自分の幸せだけでなく、隣にいる人の幸せを一緒に喜べるような方、誰かの成功を心から応援できるような方と一緒に働きたいです。新しく入る方にも、既存のメンバーに良い刺激を与えてほしいですし、同時に、当社で様々なことを吸収し、自身の成長や幸せに貪欲であってほしいと期待しています。 逆に、もし「自分さえよければいい」という考えの方や、「会社に幸せにしてもらおう」と受け身で考えている方は、少し合わないかもしれません。私たちは、自ら幸せを作り出し、与える側（Giver）でありたいと考えているからです。

転職活動では、たくさんの会社との出会いがあると思います。それは一種の「縁」です。ぜひ、ご自身が大切にしたい価値観と、当社の「人を幸せにしたい」という想いがフィットするかどうか、確かめてみてください。もし、そこに縁を感じていただけたら、とても嬉しく思います。

インタビュアー： 執行役員 庄子さんの熱い想いが伝わってきました。本日は貴重なお話をありがとうございました。

執行役員 庄子さん： こちらこそ、ありがとうございました。