はじめに
パクテラ・コンサルティング・ジャパン(以下:PCJ)は今年の夏、24卒を対象とした対面型サマーインターンシップを実施しました。約25名の学生が参加し、2日間にわたり論理的思考の座学やドキュメンテーション座学、グループワーク(疑似提案)を体験していただきました。この記事では、企画側の想いや参加者のコメントを交え、サマーインターンシップの全貌を紐解いていきます!
アジェンダ
- サマーインターンシップ実施に至る背景・目的
- 当日のコンテンツに対する想い・こだわり
- サマーインターンシップを実施しての感想
- PCJが求める新卒の人物像とは。
- 就活生へのメッセージ
- 参加者からのコメント
サマーインターンシップ実施に至る背景とその目的をお聞かせください。
渋谷:
開催した背景として、一つ目は他社含め、新卒採用自体が早期化しているため、PCJとしても早期に学生とコンタクトを取り始めたいと考えたからです。単にコンタクトを取るのではなく、PCJという会社を肌で感じてもらうという意味で、2日という時間を対面で確保して企業と触れ合う機会を学生に提供することで企業理解を深めてもらいたいという思いがありました。BIG4や大手ファームだけでなく、外資系且つベンチャーであるPCJを企業選びの一つの候補として見てもらいたいと思っていますね。
二つ目は、この先の就職活動において、学生自らが本当に望んでコンサル業界にチャレンジしてもらいたいという想いがあったからです。これまで、会社説明会や選考時の面接等で様々な学生に触れてきた中で、コンサル業界・業務のことを理解できていない学生やなんとなく人気職業であるコンサル会社を選んでいる学生、競争激しいコンサル業界に飛び込む心の準備ができていない学生が結構多いなという印象を受けていました。そういった学生をサポートし、早い段階からコンサル業界や業務内容理解をしていただいて、自分が本当にやりたい仕事、自分に向いている業界や仕事というものを見つけられるきっかけになれば嬉しいなという思いがあって実施するに至りましたね。
そういった思いや背景があったので、目的は
①コンサル業界をより理解してもらい、就活に役立ててもらう
②コンサル提案に触れて、業務イメージを少し付けてもらう
としてサマーインターンシップを実施しました。
当日のコンテンツはどのような点に注力したり、こだわって企画・実施されていたのかお聞かせください。
渋谷:
こだわったことは4点あります。
まず1つ目はコンサル業界に限らず、社会人になって、早期に成長する・成功するのに共通して必要な能力は論理的思考力だと考えており、「論理的に考えるとはどういったことなのだろう」ということをこのサマーインターンシップでは伝えたいと考えていました。
2つ目は、各コンサルティング企業の業界内整理をすることです。コンサル業界と一言で言っても、対象とするクライアントや提供するサービスは会社によって異なっています。会社HPを見ても、業界のどこに位置するのか分かりにくいことや整理しづらいといったことがあると思うので、業界内を論理的にカテゴライズをしてもらい、可視化するコンテンツを設けました。大手企業を対象にしている会社もあれば、中小企業を対象にしている会社もあり、弊社のような総合系ファームもあれば、ブティック系ファームもあったりとコンサル業界と一口にいっても、様々な企業があるので、この場で整理することで今後の就活に活かしてもらいたいなと思い企画しましたね。
3つ目は、対面での実施ということです。オンラインだと得られる情報が少なくチームワークが実感しにくいことがあると感じていたので、実際に対面で会って実施したいと考えていました。コンサルタントは人と協働することが大前提で、チームワークを持って働いていかなければいけないです。私たち運営側の負荷が大きくなってしまったり、効率性っていう面では悪くなってしまうかもしれませんが、「一人一人の成長」にフォーカスしたいと考え、対面での実施にしました。
4つ目は、実際のコンサル業務内での社内レビューに近いような、敢えて少し厳しいレビュー、フィードバックを意識したことです。普段の現場で考えていかなければいけないことや、検討が必要な観点、どのような指摘を受け成長に繋げるのか、といった実際の業務環境に近い部分が少しでも伝えたいと考えました。FBに参加してもらった社員にも、新卒のコンサルタントと思ってコメントをしてもらうようお願いしていました。
サマーインターンシップの目的を弊社に好感を持ってもらうことに絞るのであれば、異なるアプローチで接していたと思います。異なる方法でたとえ好感を持っていただいたとしても、その好感は一時的なものだと考えるので、弊社としては敢えてコンサルで働いたあとの現実を見せることで参加してくれた学生一人一人に成長していただきたいなと思っていました。たった2日間のサマーインターンシップですが、PCJのサマーインターンシップがあったから、志望している業界が見つかったであったり、成長できて複数企業から内定がもらえるようになった等と間接的にでも各個人の成長に貢献できればと思い、接していましたね。
サマーインターンシップを実施しての感想をお聞かせください。
渋谷:
やはり対面で開催してよかったなと思います。対面で実施したことによって、学生が受け身ではなく、積極的にコミュニケーションしてワークショップをする姿勢が見えた気がしました。加えて、運営側から伝えられる情報量もオンラインに比べて格段に多かったのではないかと感じますし、私たちも足りない視点やこうした方が良かったという面に気づけたので良い機会になったと思います。ネガティブな面で言うと、「一人一人の成長」にフォーカスして企画をしていたけれど、人数の関係上、個人個人にフィードバックが適切に出来たとは言えなかったと感じたので、今後改善すべき点だなと考えています。
本来、個人全員を成長させたいという想いで運営していましたが、参加してくださった学生の中には、意欲的に参加する学生であったり、話を聞いてみて少し興味・関心とは違うなと感じている学生がいたりして、熱量の違いがあったので、学生の本質を見て接するということが非常に難しいなと感じましたね。
川口:
渋谷さんもおっしゃっていましたが、対面で実施できたことは非常に良かったなと感じています。新卒採用では、オンライン上で完結するプロセスしか経験したことがなかったので、対面でやったからこそ見えたものがありましたね。初めての対面企画だったこともあり、オンラインとは違って時間配分のコントロールが上手くできず、最後に控えていた先輩社員との座談会の時間が短くなってしまったのは、今後改善していきたいです。今回のインターンの目的に沿って、模擬提案等によるコンサルの業務体験に対して先輩社員から熱意を持ってフィードバックをできたことは良かったですが、もちろん私としては新卒採用に繋げたいので、弊社を知っていただけるコンテンツや時間をもう少し設けたかったなという気持ちもありましたね(笑)
ありがとうございます!少し新卒採用のお話が出ましたが、次にPCJが求める新卒の人物像をお聞かせください。
川口:
PCJのコアバリューに3つの「変」を掲げているのですが、やはり変化を恐れない、挑戦することを怖がらない方に来てほしいなと思います。チャレンジして成長することが好きな方や、好奇心をもって積極的に動ける方であったり、こういったマインドをお持ちの方に新卒採用では来ていただきたいなと考えていますね。
渋谷:
そうですね、私としても同じで、挑戦と自己成長に熱量を持った方ですね。加えて、PCJは組織イメージとしてサファリパークを目指していて、様々な国籍や人柄の方が多様性を尊重し、認め合える環境にあるので、しっかりと自分の個性を持った方にも来ていただきたいですね。まだ社員数も約120名というところなので、自分の意見や考えを組織や会社に影響させて、いい環境を作っていきたいというマインドをお持ちの方にも来ていただきたいと思います。
新卒採用に向けて、PCJでは明確に〇〇の資格や経験を持っている人に来てほしいということを打ち出していません。それは、先述した挑戦と自己成長に対するマインドや気持ちを持っていれば、入社してからでも自らキャッチアップしていける人だと考えているからです。プログラミングや簿記、英語等のスキルはもちろん持っていれば良いと思いますが、それよりも心持ちの方が弊社では重要視して、採用活動を行っています!
就活生へのメッセージをお聞かせください。
川口:
パクテラ・コンサルティング・ジャパンは日本では設立9期目の120名ほどの若い会社で、まだ知名度があるとは言えませんが、この会社の若さや規模感が年次や職位に関わらずコミュニケーションできるPCJのカルチャーや、個々人の成長が会社に大きくインパクトを与えると実感できる環境を作り上げていると感じます。一方でパクテラはグローバルで見ると、4万人以上の従業員をもつ大きなカンパニーです。PCJは外資系ベンチャーコンサルティング企業という印象を受けるかもしれませんが、こういった背景もあり一口にベンチャー企業とも言い切れません。様々な魅力があるPCJだからこそ、まずは弊社に興味をもっていただきたいですし、企業説明会に来ていただいて、話を聞いていただきたいと思っています。軽い気持ちで暖簾をくぐるように、弊社のHPや企業説明会に来ていただければ嬉しいですね(笑)就活生の皆さん、是非お待ちしています!
学生からのコメント・感想をご紹介します!
実際に対面でのインターンシップに参加されてどうでしたか?
・ロジックツリーやどのような形でドキュメンテーションを行えば良いかという座学や、プレゼン後の社員の方からの厳しい形のフィードバックは他のインターンでは体験したことがないため、新鮮で面白く感じました。
・対面で参加するインターンが少ない中で、コンサルティングの業務について実際に深く学ぶことができ非常によかったです。
・実際にコンサルに入ったらやるようなことを経験することができ、コンサルに就職した時のイメージがつきました。今までは自分に斬新な発想をする能力があると思っていましたが、アイデアはなんとなくで生まれるものではないことを学べました。斬新な発想をするには論理的思考で徹底的に考え尽くすことが非常に重要だと感じ、論理的思考の重要性を学べただけでも価値ある時間となりました。
・現役コンサルタントの方々が真摯に向き合ってくださったことで、コンサルティング業界の難しさや厳しさを感じる非常に良い機会となりました。非常に濃密な時間を過ごし、経験を積むには最適な業界だと感じ、ますます関心が高まりました!
終わりに
最後まで記事を読んでいただきありがとうございます!
いかがでしたか?
筆者の私も、実際にインターンシップの会場にお邪魔させていただき、厳しいけれども一人ひとりの成長を想ってフィードバックが実施されているところを垣間見ることができました。
今回の記事を読んで、弊社に興味をお持ちになりましたら、カジュアル面談をお申し込みください。オンラインでの面談にも対応しております。社員一同、お待ちしております!