2016年に起業してから壁画アートだけで250作品以上の壁画を制作してきました。
おそらく日本で圧倒的な壁画制作数を誇るアーティスト兼株式会社だと思います。
これまで「情熱大陸」「アッコにおまかせ」「ワールドビジネスサテライト」
「家ついて行ってイイですか?」「サンデージャポン」などに取り上げていただきました。
ただ9年やってきてようやく第二章の幕が開けて波に乗り始めた、これからの会社です。
整っていて安定した環境が欲しい、みたいなタイプの方には合わないけれど、
自分も会社を作り上げる一員として一緒に盛り上がっていきたい、
みたいな方にはピッタリかと思います。
仕事内容は一言で言えば壁画アートの企画を考えて提案し制作する、というものになります。
順を追ってご説明いたします。
①プロジェクトスタート
お問い合わせが入りヒアリングに伺うことが多いです。
自分たちで企画書を作り提案していくこともあります。
②ヒアリング
クライアントの業種も目的も本当に様々です。
ここがこの仕事の難しいところからもしれません。
オフィスなら企業理念・パーパスを壁画にしたい、会社の歴史を壁画にしたいといったご要望が多いです。
目的は従業員のエンゲージメント向上?広報?マーケティング?周年事業?地域貢献?社員研修?
この辺りを伺います。
飲食店、ホテル、美容室といった商業施設、公共空間の場合も同様です。
なぜ壁画を希望されるのか?なぜOVER ALLsなのか?
公開制作?ライブペイント?などなどを確認していきます。
③企画会議
上記のヒアリングを受けて、クライアントの誰と話をしながら壁画を作っていくのか、
何回くらいのラフスケッチ提案MTGを設定しておくか。
例えばオフィスアートの場合なら研修目的の場合もあるので、
何名くらいの壁画ラフMTGに参加してもらうと会社の理念理解に効果的なのか。
公開制作を行うのか、イベント化してしまうのか、映像を入れるのか、完成式典など広報プランはどうするか。
制作スケジュールはどうするか、何名くらいアシスタントに入ってもらうのか。
屋外の場合に条例関係はどうなっているか。
一言に壁画と言っても固めないといけない話はたくさんあります。
④ラフスケッチ企画MTG
ヒアリングした内容を下に社内で絵の内容を考えます。
アーティストの山本勇気とコンセプターの赤澤岳人を中心に、
何度も何度も案を練り直します。
最終的に数案にまとめて提案書を作成します。
⑤ラフスケッチ提案
クライアントにラフスケッチを提案します。
この際に大切なのは説明でも提案でもなく一緒に良いものを作る仲間だという姿勢で挑むこと。
そしてこのMTGは平均的に3ヶ月の間に数回、行うことが多いです。
⑥制作開始
決まったラフスケッチに従い、制作スケジュールや、工程の整理を行います。
そして、現場にて制作開始。
大きい壁画ですと1ヶ月以上、制作に掛かるものもあります。
ディレクターはずっと現場にいることはないですが、出張は多いです。
⑦壁画の完成
そうして壁画が完成しましたら、そこで終わり!すぐに打ち上げ!というわけではありません。
壁画を広報するための写真の手配、完成記念イベントの手配、プレスリリース手配、取材対応など、
壁画完成後もやることがたくさんあります。
広報系のものを最後までやり切ってようやくプロジェクトが完了します。
以上が壁画プロジェクトの大まかな流れです。
またクライアントワークだけではなく、
自社企画のライブペイントなどもございます。
そういったものもディレクターが仕切っていきます。