代表平野のnoteをご紹介いたします。
量か質か論争。ビー玉センターピン理論
ーーーーーーTopicsーーーーーーーー
・センターピン理論について
・『ボールを投げても投げてもセンターピンが倒れない』:ビー玉センターピン理論について
・量と質はor条件でなく&条件
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今日は弊社の今期下半期の初日。上半期を振り返ると、それなりに濃かった気がする。。
そんな中最近はPR期間で、少しずつ苦手なPRとも向き合っているせいか、たまに言われるのが
"オンリーストーリーさん、成長されてて順風満帆そうですねー"
ということで。
あ、これは現状と少し違うぞと思い、盛らずに言うと実際は順風満帆などということはなく、毎月絶賛課題だらけで。 汗
というより正確に言うと創業から今まで、順風満帆だった時が一度もない。
常に白鳥水下足バタバタ状態なわけです。
ただ、
ドラゴンクエストのような、常に強い魔物と戦い続けるこの世界で、経営者という役割として生きる
以上、良い意味でそれが健全だとも思っている今日この頃です。
謙虚にコツコツ引き続き頑張りますので、下半期もよろしくお願いします。
さて、そんなこんなで日々なんとか頑張っているわけですが、先日、キープレイヤーズの高野さんと話している際に、こんな話になりまして。
ここのセンターピンに関する話は日々経営する中で自分自身結構意識している部分だなーと思ったので、本記事を通してゆるり掘り下げてみようと思います。
自分の下半期のセンターピンを定めるためにも。
▼目次 <センターピン理論について>
- 1 投げたボールが全部センターピンに当たるとは限らない
- 2 思ってるよりボールの大きさは小さい
- 3 期間を区切ってセンターピン集中砲火 センターピンは、永遠になくならない。 よし、これで手数を出せばいいんだな、と思った方へ
さて、まずそもそもセンターピンという言葉を聞いたことがない方もいるかと思うので少し補足をすると。
まずセンターピン理論は、折口さんが提唱していることでも有名なんじゃないかなと思っていて。
https://inouz.jp/times/bvc2018-session-origuchi1/
最近だと『突き抜けるまで問い続けろ』の中でも出てきたりしています。
*余談ですがこの本個人的におもろかった。
ボーリングであるように、一番手前のピンを見定めて、そのピンを倒せば、後ろのピンも倒れるよね、と自分ながらにラフに解釈してるのですが。
*いずれにせよ、自分自身この理論を語れるレベルではまだないので、本記事はそれを実践した1経営者の話として聞いてもらえると嬉しいです。
個人的にこの理論や考えは大切にしていて。
というのも、特に経営をしていると、何をするか以上に、何をしないかを決めることが大切になってくるからで。
実際、センターピン以外の、後ろのピンを倒してしまうことなどは、よくあることで。僕自身、
・営業現場を手放したのに、大きな案件が来たら自分でやってしまう
・今月は資金調達を最優先でやらなければいけないのに、メンバーのケアや相談に入りすぎる
・今は来週のプレゼンの練習をしなきゃなのに、メッセンジャーを見てしまい、返信対応に追われてしまう
等々、お恥ずかしい限りだが日々たくさん後ろのピンを倒しては、内省している。
さて、こうしてセンターピンを倒そうと思い、日々努力をしているつもりなのだが、難しいのは『ボールを投げても投げてもセンターピンが倒れない』ということで。 イメージと実態に乖離を感じるわけですと。
で、ボールを投げているうちに気づいたことがいくつかあるので、それをビー玉センターピン理論と勝手に名付け、下記つらつらと書いていければと思う。
1投げたボールが全部センターピンに当たるとは限らない
リアルなボーリングをイメージしてもらえればと思うのですが、放った球全部を真ん中のピンに当てるのは、プロのボーリング選手でも難しいですよね。
経営で言うと、百戦錬磨のシリアルアントレプレナーならともかく、僕のようなひよっこ経営者がいきなり一投目から真ん中のピンに当てるのって、めちゃむずなんですね。
だから、ある程度の球数を投げないと、そもそも真ん中のピンに当たらないわけでして。特に競技の違いとして、
投球回数制限型のボーリングに対して、
経営は時間制限のタイムトライアル型
だと個人的に思っているので、そう考えると球数投げた方がお得かなと思っています。
*ただここで、大事なのは、球数が目的化することでなく、センターピンを見つけるためという要素を忘れないでほしくて。
たくさん投げながらも、量質転化をしっかりして、修正していくのが大事だなと。
2思ってるよりボールの大きさは小さい
さて、そうしてボールをセンターピンに向けて投げ続けていると、たまにあることに気づきます。
"あれ、今センターピンにあたったはずなのに、ピン倒れなくね?"
と。僕もまさにそんな感じで、例えば『うわ、会心の一撃の施策アイデアでたーー!』と思うときあるんですね。なんなら
あ、ニュートンがリンゴ落ちたのを見て、万有引力の法則を思いついた時ってこういう感じか!
と思う時もあるくらいでして。(恥ずかしすぎてダサ死ぬ。。)
ところが、そのニュートンアイデアをもってしても全然ピンが倒れないと。
それを繰り返すうちに、気付いてきたわけです。
あれ、俺の投げているボール、思っていたより小さくね?
と。そう、僕がボーリング球だと思って投げていた球は、ビー玉だったんです。
いや、なんなら、それは時にビービー玉だったりするわけです。
ボールの大きさを認識することは、自分自身への期待値マネジとしても結構大事だなと思います。
3期間を区切ってセンターピン集中砲火
2で書いた、ビー玉の前提に立つと、僕たちは、それをある程度の数ぶつけないといけないわけです。
ここで一つ、大事な条件がありまして、それは#集中砲火でということです。
というのも、センターピンにあたって、ピンがぐらついている時にもう一発撃たないと、少し経つとぐらつきは戻ってきてしまうからです。
具体的には、センターピンを定める時は、期間とセットということを大事にしていて。
僕とかは今月はメンバーエンゲージ月間、今月はカスタマーサクセス強化月間等、月単位で定めたりしています。
例えばコロナが開始したときは、このままだとやばいなと思い、改革期間として定めて、1か月で改革100本ノックをするみたいなことをしたり。
いずれにせよ、センターピンに絞り、しかも同一タイミングじゃないと倒れなかったりするというのは、すごく難しいなーと思う今日この頃です。
センターピンは、永遠になくならない。
さて、ここで一つ、皆さんに絶望を味合わせることを言うかもしれません。それは、センターピンは永遠になくならないということです。
ボーリングのように、ストライクで全部ピンを倒しても、またすぐ次の10本のピンが出てきます。そしてそれをまた倒していく感じです。
しかも、毎度毎度そのセンターピンはラベルと形を変えて出てきます。
あるときは『資金調達』、『あるときはCXO採用』、ある時は『メンバーのエンゲージメント』等々。
毎月姿、形を変えて出てくる中から見極めなければいけないから大変です。
しかも何が難しいかって、色々な人が色々な立場で色々なことを言ってくる中で、それを見極めなければいけないということです。
*実際、これまた難しいのが、それが100%違っているわけではなく、ある側面から見たら正しい片面的正義でもあるから難しく。。
なのでそういった意味では、ラベルが変わるだけで悩みや課題は結局なくならないので、ビジネスって、
形を変える課題と、並走し続ける競技
だなーと思っていて。
そういった意味では、
AFTER 課題でなく、WITH課題
の認識で、ビジネスと向き合い、球を投げ続ける認識が前提として大切なんだなとか、思ったりするわけです。
終わらない浪人生活を、ずっと続けているような感覚ですね。
よし、これで手数を出せばいいんだな、と思った方へ
さて、こんな記事を書くと、よしゃ、手数をだしまくるでえええ
と思う方もいるかもしれません。
でもここで改めて手数を増やす中で、センターピンに絞って投げるという前提を忘れないでほしいです。
例えると、数を打つ過程で、もともと持っていたシンプルな銃の状態から、マシンガンに変わるわけで。
そうなると、その反動で、手元がぶれ、結局全部のピンに分散してしまうようなことが起きます。結局、
量と質はor条件でなく&条件
なので、両方の要素から逃げることはできないわけです。
何より、ベンチャーや中小企業のリソースは限られています。だからこそ、改めてやらないことを決め、引き算思考を忘れないでもらえたらなと思います。
それは
・ランチェスター戦略の、弱者の戦略であったり
・イシューから始めよの、犬の道をたどらないであったり
・ドラッカーの、選択と集中であったり
色々な角度からも言われているように、やるべきことを絞ることを、前提として忘れないのが改めて大切だなと。
最後に、こんなことを言っている僕自身が、意識はすれど、まだまだ絶賛これらができていない状態でおります。
*正直に言うと、お恥ずかしながら約7年半の経営者人生で、一度もできていない気もする。。
最後はそんな自分が偉そうにビー玉センターピン理論などと名付け、語ってしまったことを、盛大に懺悔しながら、本記事を締めくくらせて頂ければと思います←
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