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【oneroots代表/西口真央】代表インタビュー~あなたの一生に寄り添う~

みなさん、こんにちは!

oneroots管理部の八木橋です!

今回は、創業者であり現在代表取締役の西口さんにお話を伺いました。

  • 創業当時の思い
  • 仕事へのこだわり
  • onerootsのこれから

など、たくさんお聞きすることができました!ぜひ最後までご覧ください。


◾️プロフィール

西口 真央(にしぐち まお)

博士(経済学)。大学院生の頃から複数のベンチャー企業にてデータサイエンティストとして従事した後、東京大学大学院工学系研究科 特任研究員を経て2021年7月に株式会社onerootsを設立。データ解析コンペティションでの受賞や国際学会でのPaper Awardなど、データサイエンス×ビジネスの領域で多数の受賞経験も持つ。

「選択のコスト」を減らしたい

- 本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、onerootsを創業したきっかけについて教えてください。

「選択の科学」を追求したかったからです。


- というと?

人生って、たくさん意思決定する機会がありますよね。例えば、どこへ進学するか、どんな職に就くのか、どこへ転職するのか。人との付き合いも、趣味の選び方も、何を買うか何をするかも意思決定のうち。

でも、意思決定自体ってそんなに重要なことではないと考えていて。たいてい、自分の中で「こういう商品が欲しい」「こういう作品が見たい」という理想は固まっていますよね。選択って、その条件を満たすものを探し出すことだと思うんです。

ただ、今はインターネットの普及で世界中のサービス、商品、人と格段に出会いやすくなった。その反面、選択肢が膨大で、かつそれが見える形で存在していますよね。選択肢が増えたからこそベストに辿り着きにくい、選択肢がたくさん見えるからこそ選んだ答えに確信が持てない、といった ” 選択のコスト ” に課題を感じていました。


- たしかに、以前私の友人が「欲しい理想の服は思い描けているのに、通販サイトでなかなか見つからない」と愚痴をこぼしていたことがあります。

そのサイトが取り扱う商品の数が増えてくるとよく起きることですね。

商品、人、仕事…何にせよ「出会い」に対するコストを、より多くの場面で、より多くの人から減らしたい。そのための最高のレコメンデーションを作りたい、という思いで起業しました。

それともう一つ、「レコメンデーションの負の側面にも向き合っていきたい」というのがあるんです。


- 負の側面、ですか?

はい。誰とでも繋がれる、どんな情報でも手に入りやすいことは便利である一方で、危険も伴っています。

SNSやマッチングアプリで犯罪に巻き込まれるリスク、フィルターバブルやエコーチェンバーといった個人の思想や価値観を偏らせるリスク…レコメンデーションはそれを助長させてしまうところもあります。こういった「出会い」は、できるだけ「出会わせない」「別れさせる」方がいいと考えています。

こういう負の側面にもきちんと向き合って解消していかなければ、” 最高のレコメンデーション “とはいえないと思うんですよね。


- だから、弊社のミッションは「出会いと別れを科学する」なんですね。

その通りです。これを実現するには、学部時代から研究してきたデータサイエンスが活きると思っています。


- そもそも、なぜデータサイエンスの道に進まれたのでしょうか。

分からないことを明らかにして、まだ知らないことを新しく知って行きたい、という思いがずっと強いからです。探偵に憧れた時期もあったくらい、分析や考えることが昔から好きでした。

大学の研究室配属のときに出会った教授が、データサイエンスを研究分野とする方でした。その方の下で研究を進めていくうちに、今後の世の中を予測していくにはデータ分析が深く繋がっていることを実感しました。例えば、この職業はじきに人数が飽和するとか、この商品がどれくらい売れるかとか。

当時は「データサイエンス」という言葉自体がまだ日本になくて、文献も海外のものしかありませんでした。ただ、ちょっとしたヒントからゴールに結びつくところ、「なぜ?なぜ?」と湧き出る疑問をもとにデータから本質や真相を紐解いていく手法をずっと研究していくところがおもしろいと思ったんです。


仕事へのこだわりとこれから

- 会社の中で大切にしていることはありますか?

やはり、弊社のミッションである「出会いと別れを科学する」、そしてモットーである「人の一生に寄り添う」ですね。あらゆる選択の場面で、効率的に意思決定ができるように最適化していきたいです。

また、onerootsの由来でもある「課題に対して根本から向き合う」ことは、メンバー・事業を進める上で一つの行動指針としています。表面的な課題をいくつも解決していくよりも、根本的な課題を見つけ出して潰していけば自然と解決していくと考えているので、他のメンバーにも大切にしてほしい考えです。


- onerootsの事業内容としては、課題解決の対象者に直接関わることが難しいですよね。事業を進める上でそれ以外に心がけていることはありますか。

そうですね、onerootsで解決したいのは消費者が抱えている課題である一方で、直接的な取引先はサービス提供者やアプリ開発事業者です。そのため、ユーザーにとって有益なシステムと、開発事業者が求める機能との間でギャップが生まれることが稀にあります。

弊社の短期的な利益を考えれば、取引先の要望に応えるべきなのですが、我々もユーザーの視点に立って意思決定を行うことを徹底しています。ユーザーの抱える根本的課題を解決したい仲間として信頼を得ることができ、それが事業拡大にも繋がっていると考えています。


- 西口さんから見て社内にはどんな方が多いですか?

今集まっているメンバーは、主体性や自立性を持っている人が多いです。「もっとこうした方が会社が良くなるのでは」「このような事業に取り組むべき」といった意見も出るし、それを他人任せにするのではなく、自ら責任を持って動こうとしてくれるので、とても良い状態だと感じています。ただ、性格はやや癖が強めの人が多いです笑


- 求めているのはどんな方でしょうか。

onerootsはまだまだ小さく成長中の会社なので、新しいことにもどんどん取り組んでいくし、組織体制の変化も激しいです。そういった変化に柔軟に対応できる人、新しい挑戦を楽しめるような人に入ってもらえると良いなと思っています。


- これからonerootsでどんなことを実現していきたいですか?

まずは、今よりもっと自社サービスを広めていくこと。現在は一つのサービスやプロジェクトにデータ整備や構築のところから関わっていくスタイルが多いのですが、これからは「選択の科学」に立ち返って別業界にも切り込んでいきたいなと。例えば、マッチング一つとっても、「高齢者とコミュニティ」、「就職」など人と人以外との出会いもありますよね。

そして、自社サービス開発で培った技術を応用して、あらゆる「出会いと別れ」からなる課題を解決する企業になります。

この超情報化社会における様々な選択の機会に、その人に適したヒト・モノ・情報と出会うためのサポートができる、一生に寄り添うパートナーのようなAIの開発をしていきたいです。


- 西口さん、ありがとうございました!


いかがでしたでしょうか?

この記事では、弊社代表西口さんへのインタビューを行いました。


少しでも弊社や西口さんに興味を持っていただけたら幸いです。




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