就活を始めるとき、まずは「軸」を決めましょう。そして、業界や業種、職種を絞りましょう。更に自己分析をしましょう。。などと、言われます。
初めて就活をする皆さんは、わけもわからず言われたままに軸を決めないと!となります。
ネットで就活の軸を調べると、先ほど出てきた「業種、職種」などに加えて、「賃金」や「福利厚生」などを軸として設定するように求められます。
でも、それって「軸」というより条件では?
皆さんがイメージする「軸」
ってこの写真みたいなイメージですよね?
それは、条件とはイメージが違うと思います。
これは、就活の闇が関係しています。
実は、男性にとっては「軸=条件」なのです。
そして、軸を条件のように伝えてくる人は、ほとんど男性ではないでしょうか?
というか、ここまで、書いてきて、実は、そもそも軸って何?となりませんか?
就活について教えてくれる親やキャリアセンターの先生たちも、誰も「軸とは何か?」を教えてくれません。
就活の軸ってなんなのでしょうか?
ここで、ハッキリ定義します。
軸とは「将来のなりたい自分から今の自分に向かって引いた線」のことです。
そして、その軸に沿って就職先を選び、社会人生活を営んでいると、将来のなりたい自分になれるというわけです。
軸は長い方が良いです。できるだけ、遠い未来からできるだけ遠い未来から逆算することが重要です。
なぜなら、その方が間違いが少ないからです。
できれば、死ぬ間際に振り返ってどのような人生だったか・・という時点からの逆算を。それが難しくても、少なくとも10年後から20年後、30歳から40歳あたりのなりたい自分から逆算しましょう。
そして、その「軸にそっているかどうか」を判定するのが、私が「条件」と読んでいて、そして、一般的に就活の軸のように語られているものです。
先ほど、男性にとって軸=条件とお伝えしたのは、男性は自覚しているかどうかは別として、ほぼ、全員、10年後のイメージがあります。というのも、男性は、社会における「男性らしさ」を共通して押し付けられているため、10年後の自分は、自分より10歳上の社会人と同じです。家はあるほうがよく、結婚はしていたほうがよく、車はあったほうが良く、地位は高い方がよく、給料は高いほうが良く、子供はいた方が良い・・など、ステレオタイプの男性像を押し付けられています。そのため、そこから今の自分への線である軸は、最初からあるのが前提です。そのため、軸=条件で判断しても、間違いが少ないのです。
ところが、女子大生の場合、10年後の自分がイメージできている人は、ほとんどいません。これまでの10万人のなかで10年後をイメージできていた女子大生は10人はいません。およそ1万人に1人もいないことになります。
女子大生はせいぜい、数年後の20代半ばまで、 場合によっては、就職直後の新入社員の自分くらいまでしかイメージできていないことがほとんどです。
そのため、条件で選ぶと、将来の自分≒今の自分となり、今の自分に近い感覚で条件設定してしまいます。そうすると、短い軸でかつどうすることになってしまい、間違いが起こり安くなってしまいます。この間違いは人生の幸せ度を左右する決定的な間違いになってしまいがちなので絶対に避けなければなりません。
「軸」について理解したら、まずは10年後の理想の自分をイメージするところから始めましょう。それがなければ、就活は始まりません。
ところで、なぜ、就活の軸の設定ミスが人生の幸せ度を左右する決定的な間違いになってしまうのでしょうか。
次回は、
なぜ、就活の軸の設定ミスが人生の幸せ度を左右する決定的な間違いに繋がるのか?
についてお話します。