こんにちは!ナンバーナイン採用担当の西村です。
このストーリーでは、ナンバーナインの仕事や、実際に働いているメンバーについてより理解していただくために社員インタビューをお届けします。
今回は、デジタル配信サービス「ナンバーナイン」でお預かりしている約6,700冊の電子漫画の売上最大化を目指すグロースチームのリーダーである平野 悠太さんにお話を伺いました。
※デジタルマーケターの業務内容は以下
このストーリーを読んで、少しでも弊社で働く人たちの雰囲気を伝えられたら幸いです。ぜひご覧ください。
===============================
ーー 簡単な自己紹介と、入社したきっかけを教えて下さい。
平野と申します。弊社執行役員である工藤の紹介がきっかけで、2017年にインターンとして働いていたのですが、2019年にナンバーナインに正社員として入社しました。入社してから2年間は、宮崎県日南市にて日南デジタル漫画ラボの立ち上げに関わり、後半の1年間はラボ長としてチームを率いていました。
※当時書いた記事はこちら▼
2021年に東京に戻り、現在はデジタル配信事業部門グロースチームと、デジタル配信サービス「ナンバーナイン」(以下、「ナンバーナイン」)のプロダクトチームに所属しています。
ーー それでは、グロースチームのお仕事について教えて下さい。
グロースチームのミッションは、事業目標を達成するために漫画家さんよりお預かりした漫画作品の売上を最大化すること。それだけだと「お金儲けのため?」と思う方もいらっしゃると思うんですが、そうではありません。事業の成長が直接「ナンバーナイン」の成長に繋がっている。そして、「ナンバーナイン」が成長することで、漫画家さんへ還元できるという仕組みなんです。その大きなミッションを達成させるために、主に2つの業務を行っています。
①漫画家さんや出版取次、電子書籍ストアなど関係各所とやりとりする「リレーション構築」
②作品の売上を最大化させるための「キャンペーン企画・数字分析」
※詳しい業務内容は以下を御覧ください
漫画家さんから預かった作品を、配信後に一人でも多くの読者の方に届ける=売っていくかを考えるのが僕たちの仕事です。今はデジタル配信サービスにおける競合も増えてきており、配信をしている全ての作品が同じだけ読んでもらえるかというと、難しい部分もあります。
そこでグロースチームでは、数値データに基づいて分析したり、漫画家さんや書店さんと協力してキャンペーンを企画したり、時には漫画家さんと協力してプレゼント企画を考えたりすることもあります。
とにかく、一つ一つの作品の売上を最大化させるために試行錯誤しながら頑張っています。
ーー 会社の成長に直接繋がる大事なお仕事ですね。特に印象に残っているお仕事はありますか?
印象に残ってる仕事はたくさんありますが、一番最近だとかっぴーさんが描かれている『原作版 左ききのエレン』のキャンペーンですね。
集英社さんが運営するジャンプ+という媒体でnifuniさんが作画されているリメイク版の『左ききのエレン』が最終回を迎えたタイミングで、原作版を1巻から23巻まで期間限定で無料にするというキャンペーンを行いました。セールの企画だけでなく有名漫画アプリに広告を出すなど、はじめて会社として予算を獲得して大々的にやらせていただきました。
かっぴーさんと僕たちの「作品を盛り上げたい!」という気持ちと、「リメイク版だけでなく原作版もぜひ読んでほしい!」という気持ちがかたちになった本キャンペーンは、配信初日で32万ダウンロードされ、結果として大手電子書籍ストアのランキングを1位から23位までジャックすることができました!
このキャンペーンを通じて、「左ききのエレン」シリーズ累計で250万部、原作版だけでも100万部を突破(※2022年5月27日時点)。この数字はかっぴーさんも1つの目標として掲げていた数字だったので、この大きな節目に携われたことは仕事冥利に尽きるなと感じました。
![]()
原作版の100万部突破時にメンバー全員のイラストを描いていただきました!
ーー すごいですね!では、仕事の楽しいところはどんなところですか?
仕事が好きで前向きな人たちと一緒に働けることです。価値観が近い人と一緒に働くと、視野も広がるし、切磋琢磨し合える。だからこそ、毎日楽しく働けるんですよね。
あとは、事業と一緒に成長しているっていうのをダイレクトに感じられるところも楽しいですね。僕は会社の創業期からいるのでなおさらそう感じるのかもしれません。これから先には新たなフェーズが広がっていて、仕事の質や関わる人・数も変わってくる。その中で事業と共に自分も成長できるのが楽しい。達成感も味わえて2度美味しいです。
事業と共に自分も成長できて、社会貢献にもなって、漫画家さんにも恩返しができるという、僕にとっては働いていて楽しいことしかないですね。
ーー 反対に、この仕事の大変なところはどこでしょう?
数字を達成しないと、というプレッシャーもありますが(笑)。
本屋さんだと新刊をメインとした書店ごとの在庫と戦うことになると思うんですが、電子書籍の場合は新刊だけではなく、過去に発刊されたすべての本と戦わないといけないんですね。そんな中で、お預かりする作品を購入してもらう必要があります。そこは大変ですね。
ナンバーナインでは、その対策の一つとして「セール」という方法をよく用いています。今でこそシステムを構築して簡単にできるようになりましたが、最初は全て人力でセール運用をしていたので、できることに限界がありました。どの作品をいつセールをするのか、その結果がどうだったのかなど、全て手作業で行なっていたので、確認をするのにも膨大な時間がかかってしまっていたのです。その課題を解決するため去年は開発と協力してシステムを構築することを最優先で進め、体制改善に努めるなど、耐えの1年だったなと思います。
そのシステムが今年やっと完成し、安定的なセールの実施ができるようになったことで、「セール」という手法が「ナンバーナイン」の大きな武器となりました。運用が楽になった分企画や分析にも力を入れることができるので、新しい挑戦に時間を費やせるようにもなりました。
その上で辛いのは、どうしても売れる時、売れない時がある、ということです。
たくさん売って漫画を預けてくださっている漫画家さんにお返ししたいのに思うようにうまくいかず、悔しい思いをすることもあります。だからこそ、僕たちマーケターがいると思っています。この悔しい状況をどうやって解決するのか、失敗を成功に活かすためにどうすればいいのか…そのために一つ一つの作品にしっかり向き合いながら、日々分析を続けています。
ーー 平野さんから見て、デジタルマーケターに向いてる人はどんな人でしょうか?
「漫画や漫画家さんに敬意を払える人」と「数字に向き合える人」の2つの要素が必要だと思っています。ナンバーナインでは現在約6,700冊の漫画をお預かりしているのですが、その膨大な数字に向き合っていると作品を「クリエイトされたもの」ではなく「情報」として見てしまうという事態に陥りやすいんですよね。でも、そうなってしまうと作品に敬意を払っていることにならないと僕は思うんです。情報として見るのではなく、クリエイターや漫画家さんへの敬意を忘れることなく、一つ一つの作品としっかり向き合っていただける方に来ていただきたいですね。
とはいえ、しっかり売上を上げて漫画家さんに還元しないとナンバーナインの存在意義がないので、売上という数値データを元にして事業を前に進めていける力も持っていてほしいです。
漫画好きというだけでもだめだし、数値だけ追っててもだめ。どちらも兼ね揃えててほしいですね。
ーー 最後に、ナンバーナインで働くことに興味を持っている方にメッセージをお願いします。
成長期にある組織だからこそ、新しいことにチャレンジしたい方なら会社と一緒に成長していけると思います。ナンバーナインは「漫画が好き」で「仕事楽しい!」って人がいっぱいいる場所なので、共感するところが少しでもあればぜひ来てほしいですね。
===========================
▼デジタルマーケターの仕事に興味を持った方はぜひお気軽にご応募ください!
株式会社ナンバーナイン's job postings