【vol.3 ニチノウ社員の1日】農業部 なし・もも生産事業 責任者のスケジュールをのぞき見👀 | 株式会社日本農業
こんにちは⛱株式会社日本農業の人事担当の國澤です!いつもnoteをご覧いただきありがとうございます^^今回もニチノウ社員の1日をのぞき見していきたいと思います👀‼️‼️‼️3回目の今回は...農業部...
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こんにちは!農業開発事業部 なし・もも課で栽培研究・技術担当をしている長崎です👨🌾🍐🍑
今回は私の入社のキッカケ・今の仕事についてお話したいと思っています。よろしくお願いいたします🙋♂️
2018年に慶應義塾大学薬学部の修士課程を修了後、製薬企業の生物系研究職として新卒で入社し、臨床試験での検査(バイオマーカー測定とも言います)のセットアップや、新しい薬の種となる化合物探索のための評価系構築を担当していました。その後、銀行系のシンクタンクにコンサルタントとして入社し、主に大学や企業の研究シーズの事業化支援や、医療に関する政策提言を行っていました。ニチノウには2024年の4月に入社し、茨城県城里町(しろさとまち)でのなし・もも生産事業の研究・技術担当者として立ち上げに従事しています。
社会人になってからクライミングを始め、4年ほどは外の岩に登りに行くほどのめりこんでいました🏔転職や結婚を機に全く行けていないのですが、いつか再開したいなと思っています。
もともと生き物が好きなので、最近は圃場周辺で捕まえたカナヘビやヤモリ、カエルを飼育しています🐸🦎🐍
さらには子犬🐶も迎える予定なので、家が賑やかになります!!
ニチノウを最初に知ったのは転職サイトからのスカウトメールでした。当時、現職では大学や企業研究者の研究の事業化に関する支援をしていましたが、どうしてもプロジェクトの契約期間で支援が終わってしまいますし、面白そうなシーズを見ても最後まで見届けられないことにモヤモヤしていました…。また、支援させていただくなかで、自分のシーズを何とか事業として成り立たせようと四苦八苦している姿を見て「自分も同じように事業化までしてみたい」と思っていました。もともとマクロな視点で社会課題を捉えるのが好きだったこともあり、最初は自身の経験を生かせる医療系の研究職をメインに転職活動をしていました。スカウトメールを受け取った当時は「農業に全く縁のないキャリアの自分に何で送ってきたのだろう」と思いましたが、コンサルタントをしていた当時に「改めて自分事として事業をしてみたい」と思っていたこと、また個人的に「農業をしてみたい」と思っていたこともあり、何となく興味は持っていました。 スカウトメールをきっかけにニチノウのYouTubeやnoteを見て、同世代がこんなにも熱い思いをもって農業に取り組んでいることに驚きと共感を抱きました。流行りのAIやスマート農業ではなく、どっぷりと農業に浸かって、泥臭く仕事をしている姿が新鮮で、すごく面白そうな会社だと感じ、思わず返信をしてしまいました…!(笑)
農業にはもともと興味があったため、新規就農フェアなどにも行っていたのですが、一方で何か世の中にインパクトのある仕事をしたいという気持ちもあり、農業界に飛び込むことになかなか踏ん切りをつけられない状態でした。
そんな中で、泥臭く農業に向き合い、日本の農業のあり方を変えようとしているニチノウに出会い、何かピンとくるものを感じていました。面接でCOOの河合さんと話す中で、国の研究機関と共同研究をしている話や、栽培技術の深化に力を入れていることを伺い、自分の研究や研究事業化支援の経験を活かしつつ、農業に関われるイメージができた点が決め手としては大きいと思っています。いくつか製薬会社の研究職ポジションも応募はしていましたが、入社前に城里の圃場を見学した際の自然豊かな環境はもちろん、宇都宮のぶどうチームの忘年会の雰囲気がしっくりきたこともあり、入社を決意しました。
1社目では東京→つくばに転居し、住みやすさを感じていたので都会にこだわりはなく、むしろ自然の多いところに住みたいと思っていたので勤務地についての抵抗感はありませんでした。妻とは北関東内で遠距離恋愛をしていたこともあったので、単身赴任もそこまで抵抗はありませんでした。(とはいえ…やはり、結婚後に別居で生活を続けていくのは厳しかったので、妻には転職してもらい、茨城県水戸市に来てもらいましたが…苦笑)
水戸は東京に出やすいですし、実家や友人との付き合い、妻の仕事選びの観点でも特に問題はありませんでした。
今まで伝統的な日系企業にいたので、ベンチャー企業特有の仕事のスピード感や裁量の大きさに慣れるまでは苦労しました。最初の頃は事業責任者の岩瀬さん(※1)に何度もお尻を叩かれていました…苦笑。(今もかもしれませんが…😅)
例えば、樹の栽培管理の摘心(※2)や誘引(※3)の方法など、農研機構(※4)と協議していくなかで、現場でぱっと出たアイデアであっても、試してみて良さそうであればすぐに方法を変更するなど…。計画に対して、アイデアベースでクイックに試してみて、良さそうであればすぐに計画を変更するといったことが往々に起こるので、このスピード感が特に速いな、と感じます。
あとは思っていた以上に地域の人から期待をされているなと感じています。隣の農家さんや近くのガソリンスタンドのお母さんに「果物ができるの楽しみにしているよ」と言われたり、連携協定を結んでいる城里町の農政課の方から「地域の農業をより良くしたい」という熱い思いを語られるたびに、「しっかり頑張らなきゃ!」と思う日々ですね😤💪
※1:岩瀬さんのインタビュー記事はこちら👇
※2:横に向けて強く伸びる枝を1/3〜1/4ほど切り詰めることで先端から複数の枝が出て、枝全体の勢いを抑える作業のこと。
※3:植物のつる同士が絡まったり、日当たりが悪くなったりして成長を阻害しないように、茎、枝、つるをヒモなどで支柱に結びつけて固定する作業のこと。
※4:日本の農業と食品産業の発展のため、基礎から応用まで幅広い分野で研究開発を行う機関(https://www.naro.go.jp/introduction/about-naro.html)。
年齢やレイヤーに関係なく、各々が自分の仕事に責任を持ち、スピーディに意思決定をしながら「チームで」仕事を進めていくカルチャーが素晴らしいなと思っています。そんな中でも「勝手に進める」や「放っておかれる」といったことはほとんどなく、むしろクイックに周囲や上司へ相談し、建設的な議論を通じて意思決定のサポートをしてもらえている印象です。自己成長に繋がっていると思いますし、周囲のメンバーにはとても感謝しています!
研究・技術担当として入社はしましたが、最初は農業について知識も経験もゼロだったため、生産リーダーの山﨑さんに教えてもらいながら、栽培管理をメインに取り組んでいました。並行して共同研究をしている農研機構や農家さんのもとで、なし・ももの栽培のキャッチアップを行っていました。そもそも高校の理科も物理・化学の選択でしたし、植物の基礎知識すら全くない状態だったのでキャッチアップにはかなり苦労しましたが、山﨑さんに何度も壁打ちをさせてもらいながら、今では何とか農家さんや農研機構の研究者と議論ができるまでになってきたかなと思っています。最近は、栽培カレンダーや栽培マニュアルの作成、作業時間や生産費の予算作成など、来年の大規模営農に向けた仕込みとなるような業務を担当することで、開園施工が忙しい他メンバーのサポートができているかなと思います。加えて、こういった作業時間や予算の管理、また樹の生育状態の管理が生産現場で簡単にできるよう、ニチノウオリジナルの栽培管理アプリの開発も進めていて、来年から使用できるよう大詰めの段階に入ってきています。
メイン業務である研究開発業務では、農研機構のフロントに立って研究者と議論をしながら、農業の投資回収性を改善するような栽培管理や樹形の研究を主に行いつつ、果実の保存試験や収穫適期判断方法の検討など、現場で発生する課題の解決のための検証も行っています。
これまで従事している中でつらかったことは、夏の栽培管理と樹生育状況の調査ですね…。夏場ということもあり体力的にしんどかったです(笑)。とはいえ、今年目標としていた樹生育を無事達成することができ、大きく育った樹を見ると、達成感とやりがいを感じます!! 研究開発としては来年以降の果実の収穫を見据えて仕込みをしているような段階ではありますが、なし・ももチームのメンバーや農研機構の先生との議論を通じて課題が整理されてきており、来年以降に様々な検証ができるのではないかと思っているので、楽しみにしています。
ニチノウで検証している農研機構のなし・ももの「NARO-V(V字仕立て)(※5)」は、日本のなし・ももの栽培技術を次のステップに押し上げる力があるものだと思っています。 まずはニチノウでNARO-Vの素晴らしさを実証し、いずれはNARO-Vの日本のなし・もも栽培のスタンダードとして普及をしていきたいと思います!
※5:早期多収が期待できる栽培手法のこと。https://www.naro.go.jp/project/results/5th_laboratory/nifts/2022/nifts22_s04.html
この文章をここまで読んだならば、とりあえず応募しましょう!
そして応募する一歩が踏み出す行動力があれば、ニチノウで楽しく仕事ができる素質はあるはずです。 一緒に楽しみながら、日本の農業をより良くしていきましょう!ご応募お待ちしております^^
ここまでお読みいただきありがとうございました!!
茨城?水戸?と聞くと「地方で住みづらそう」という印象を持っている人も多いかと思いますが、長崎さんの言うように東京までのアクセスや住みやすさは申し分なく、むしろ都会よりもQOLは高いのかもしれませんね🎶😉
それでは次回のnoteもお楽しみに~👋
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私たちは「農産業の変革」を一緒に目指してくれる”仲間”を絶賛募集中です!!!
農業の経験は問いません!
少しでもご興味を持っていただいたり、この思いに共感してくださった方はぜひカジュアルにお話しましょう!!
事業部だけでなく、コーポレートも大募集しています。YouTubeも面白いコンテンツ盛りだくさんですので、ぜひご覧ください👇
📺ニチノウチャンネル
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