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海外でも大人気。世界に誇る日本のサツマイモを、静岡から発信

日本のサツマイモが世界でも美味しいと評判で、今大人気となっていることをご存知でしょうか?

日本農業では今年から、そのサツマイモの生産にも大規模に携わっています。

日本農業、また新規部署であるサツマイモ生産チームの魅力をお伝えするべく、今回は同社の国内農業部 サツマイモ生産チームの立ち上げ責任者である南野真広さんにインタビューしました。

まずはじめに、日本農業に入社した経緯について教えてください。

はじめは、自分でインターネットで日本農業を見つけて応募しました。採用の段階で、担当人事の方や、募集した海外農業部門の責任者の方、代表の内藤含めみんな活きいきと楽しそうに働いてるなという印象を強く受けて、自分も仲間になりたいと思い入社を決意しました。

ーー前職は外資系コンサルティング会社で働いていたとお聞きしました。全く異なる業種・業界へ飛び込むことへの葛藤などはありませんでしたか?

前職は、会社として非常に成熟した組織で、所属するポジションに与えられるチャレンジというのはある程度限られていました。その中で得られたものは非常に大きかったのですが、自分の裁量が試されるような大きなチャレンジを若いうちにしてみたいと思い、その場所として選んだのが日本農業という会社でした。

また、学生時代にさまざまな国へ留学やフィールドワークで訪れた経験があり、やはり海外で働いてみたいという思いと、特に日本の誇れるものを海外に広めていく仕事に興味関心があったので、その両方を叶えられる日本農業という会社に魅力を感じました。

ーーでは、入社当初は海外部門にいらっしゃったのでしょうか?

はい、入社してから2年ほどは、中国やタイなど海外を中心に現地法人の立ち上げを行ったり、現地で実際に農産物を販売する仕事に携わっていました。

現在は静岡県でサツマイモの生産・流通・販売事業の立ち上げ責任者をしています。

日本のサツマイモはすごく美味しいと海外でも大人気で、今特にブームになっているのですが、ちょうどパンデミックが始まったあたりから日本のサツマイモの一大産地である九州でイモの病気が流行ってしまい、サツマイモの取れる量が激減してしまったんです。

せっかく最高の市場があって、外貨を稼ぐチャンスのある産業なのに、非常にもったいないと感じていました。そこで、自分たちが国内の供給量を上げていこう、なったのが、この事業の立ち上げ背景になります。

今南野さんが取り組まれているサツマイモ事業の中で抱えている課題は何ですか?

いかに持続可能な事業をデザインしていくかが大きな課題としてあります。

これまでの農業は、個人の農家さんや選果場など零細企業で成り立っていて、それぞれが「いかに身内がごはんを食べていくか」という考えの枠の中でしかデザインされていませんでした。そこを私たちは、どうやって大規模に、かつ持続可能に農業基盤を築いていくかということを重点に置いて考えています。

※生産に関しては静岡県袋井市で子会社であるジャパンベジタブル株式会社が行っています

ーーりんごをはじめ、現在はサツマイモやキウイなどの農産物にも着手されていますが、今後も作物の範囲は広げていく方針でしょうか?

そうですね、一言に農業といっても、農産物が変わると人の動かし方や、もちろん生産方法、プランニングなどがらりと変わる部分は出てきます。ですが、共通して解かなければいけない課題や、以前の課題解決を他の農産物に応用して事業を進めていける面は多々あるので、今も日本の各産地のチームと上手く連携しながら、それぞれの事業を進めていっています。

そこは弊社の大きな強みでもありますし、たとえ他の企業が新規参入してきても、長いスパンで、またさまざまな面で大規模な投資をしなければならない農業というフィールドにおいては、なかなかすぐに追いつかれるようなことはないだろうと思います。

特にりんごは、生産から販売という川上から川下まで一気通貫でひとつ確立されたモデルケースとして社内にあるので、その存在は非常に大きいと感じています。

ーー農業という業界は参入障壁が高く、新規参入者が少ないと聞きました。

スタートアップであれ大企業であれ、弊社と同じ事業をしようとしている会社ってほとんどないです。それは農業というものに不確実な要素が多いことに加えて、時間やお金もかかることが大きな理由だと思います。

競合という意味でいうと、少子高齢化の一途を辿る日本だけでは、市場規模として小さい。そこで海外を見なければいけないと考えているため、その意味では競合は国内ではなく海外にあると考えています。

ーー南野さんのように、農業に携わった経験がなかったり、全く異なる業界・業種から来た人でも問題ないのでしょうか?

はい、私たちの会社は生産部門だけではなく、流通や販売など、農産物のすべてのバリューチェーンのピースを担っている会社です。そのため、「美味しいフルーツをもっと世界の人に食べてもらいたい」とか「日本の良さを海外に知ってほしい」とか、動機は何でもよくて、入ってみたら自身にとって充実した役割や職種内容に携われる機会が非常にたくさんあると感じてもらえると思います。

人の興味や関心って変わっていくものだと思っていて、私も最初は日本の素晴らしい点や美味しいフルーツを海外に届けたいという想いから、「海外でものを売る」ことに興味があったんです。ですが仕事をしていくうちに、やはり美味しいものを伝えていくには販売機能をもっと組織化して持つことが大事だなとか、もっとものを運ぶ過程を突き詰めなければ美味しいもの届けられないなと考えるようになりました。

自分の原点である想いを達成するために何を解くべきなのかというのは、会社の成長とともに変わってくるし、自分の考えが深まるとともに変わっていくものだと思うんです。

そうなったときに、おそらく生産部門しか持っていない会社であれば、自分が本当に解きたい課題の本質がそこになく、改革できないという事態が起こることもあり得ると思います。一方、日本農業はサプライチェーンのすべてに携わっているので、自分が向き合える課題の量と幅が広く、この点に関しては非常にありがたいなと感じています。

僕自身も農業のことは入社後に学んだことの方が多いですし、本質的な部分は「今社会にない何かを自分の手で生み出したい」と思うようなエネルギーとやる気さえあれば大丈夫だと思います。

ーーどういったところで仕事の難しさを感じますか?

たとえば無形商材であれば、短い期間に100回も200回もプロトタイプを作ってアップデートしていくことができると思います。ですが農業に関しては、育つ季節が決まっていたり、この気候でないと育たないなどさまざまな制限があります。

その限られた制約条件の中で取捨選択と集中する部分を分ける高い問題解決能力が求められます。また、農作物の生産から販売まで一気通貫で行っているため、各領域にいるプロの人たちの話を聞く力、それを実践・応用していく力というのも求められます。

業界の性質上、半年や1年で完璧に上手くいくことはほぼ不可能で、来年も、きっと再来年もその先もチャレンジし続けなければいけないというロングマラソン的な感覚は常にあります。ただ、みんなそれを分かっていて、楽しみながら仕事をしている雰囲気は常にあります。

サツマイモの生産チームにはどういった人が所属していますか?

新卒で来た人もいれば、大手百貨店から転職してきた人、大規模な農業生産法人で生産をリードしていた人もいます。そして、私自身は元々コンサルをやっていて、経歴だけをとっても本当に多種多様です。

会社全体として総合力が非常に試される組織でもあるので、それぞれがこれまでの経験を上手く活かしつつ、足りないところは補い合っている良いチームだなと感じています。興味関心のある領域で働きながら、個人のキャリアの願望も十分に叶えられる環境だと思います。

ーーそう言った意味でいうと、日本農業は年齢や性別、バックグラウンドに関わらず、自分から意見を発信したり、動きやすい環境にあると思いますか?

はい、それは間違いないと思います!

年齢や経歴などに関わらず、誰でも言いたいことは言える環境です。それは裏を返すと非常に高い自発性が求められるということでもありますが、たとえ今の自分の能力に不足があると感じたとしても、恐れずに行動できる人に対しては全体的に非常にウェルカムな雰囲気ですし、尊重される環境です。

ーーどんな人にジョインして欲しいと思いますか?

うちの会社の雰囲気や目指す姿に面白そうだなと感じてくれる人であれば、年齢や性別、国籍、バックグラウンドなど関係なく、ぜひ仲間になってもらえたら嬉しいなと思います。

ジョインしようか悩んでいる人に、押しの一言をお願いします!

話だけでもぜひ聞いてほしいですし、なんなら静岡に来て実際の現場を見てもらうのもいつでもウェルカムです。少しでも興味を持ってもらえたら、遠慮せずにまずはコンタクトしてきてもらえたら嬉しいなと思います。

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