今回は25卒としてネクサスエージェントに入社し、1年目から訪問営業で奮闘する茶圓安里さんへのインタビューをお届けします。
就職活動中に感じた不安や周囲の声、企業選びの軸、さらに大手企業ではなくベンチャー企業を選んだ理由や内定期間の過ごし方についても紐解いていきます。入社後の挑戦と成長エピソードを就職活動の悩み解決やキャリアプランを描くためのヒントにしてみてください。
早期内定で悩んだ企業選び
―総合商社から「挑戦」と「成長」を求めてベンチャーへ
――どのような学生時代を過ごしていましたか?
世界史や海外の政治経済に興味があり、さらに授業が主に英語で行われることに魅力を感じて、早稲田大学 国際教養学部に進学しました。小学校から続けていたソフトテニスのサークルに所属する一方で、国会議員のインターンに参加し、勉強会の運営にも携わりました。その後、2年の夏から1年間アメリカに留学し、政治への関心から留学先の大学で市議会議員選挙に関するレクチャーやディスカッションを行う部活動に参加しました。
留学から帰国後、3年の夏頃に就職活動と並行して海運系のシステム開発会社でインサイドセールスの長期インターンを始めました。海運業は国際的な物流に関わり、志望していた総合商社と共通点が多いこと、さらにITの知見が将来のキャリアに役立つと考えたことが理由です。特に、問題解決などに活かせるプログラミングの論理的思考を学べたことは、大きな収穫でした。
――就職活動はいつ頃から始め、どのような軸を持って進めていましたか?
留学から帰国した直後、3年生の夏頃から就職活動を始めました。当初は、「多くの先輩が就職している」「国際的でかっこいい」といった漠然としたイメージから、総合商社を志望していました。
しかし、就職活動と並行して始めた長期インターン先の社員や総合商社のOB・OGに話を聞く中で、安定的で長期的なキャリア志向に触れ、自分がその社風で働くイメージを持てないことに気づきました。
そこで就職エージェントに相談し自己分析を徹底した結果、3年生の9月には「若いうちから挑戦できること」と、会社のネームバリューよりも「自分が裁量を持って仕事に取り組めること」が就職活動の軸になりました。
――ネクサスエージェントを知ったきっかけと選考を受けた理由を教えてください。
就活マッチングサービス「社長メシ」のイベントで丸岡人事部長にお会いしたことがきっかけで、ネクサスエージェントを知りました。
選考を受けた理由は二つあります。まず、ネクサスエージェントの行動指針の一つである「挑戦と成長」が、私の就職活動の軸と重なると感じたからです。次に、成長性の高い業界を志望する中で、特に不動産投資や資産運用といった成長著しい分野に強い関心を持っていたことです。
――就職活動中に悩みや不安はありましたか?
3年生の11月にネクサスエージェントから早期内定をいただいたものの、他社ベンチャー企業も選考中で、これから大手企業の選考が始まる時期も控えていたため、「このままネクサスエージェントに入社すべきか、他社ベンチャー企業を選ぶべきか、それとも大手企業の選考を待つべきか」と、企業選びに大いに悩みました。
悩みに悩んで答えが見いだせなかったので、思い切ってネクサスエージェントの担当リクルーターに相談したところ、「茶圓さんはネクサスエージェントでなくても、どの道を選んでも成功すると思う。でも、大切なのは正解の道を選ぼうとすることではなく、茶圓さん自身が『どの道を正解にしたいか』を考えて選択することだよ」と親身なアドバイスをいただきました。その言葉をもらい、「自分が正解にしたい道って何だろう?」と改めて考えるきっかけになりました。
――ネクサスエージェントへの入社を決めた理由を教えてください。
担当リクルーターのアドバイスを踏まえて熟考した結果、ネクサスエージェントの理念や社風、そして岩田代表の考え方に深く共感していることに気づきました。「ネクサスエージェントで働くことを自分の正解にしたい」と確信し、入社を決断しました。
――ネクサスエージェントに入社するにあたり、ご家族や友だちなど周りの反応はいかがでしたか?
内定をいただいた当初、母からは「ベンチャー企業だし、不動産投資というのも不安がある」と心配されましたが、私の思いや会社のことを詳しく話したところ、「そこまで言うなら」と最終的には理解し、応援してくれました。
また、「早稲田なのに大手企業を選ばないのはもったいない」という声もありましたが、私をよく知る友人からは「ベンチャーで挑戦する決断は茶圓さんらしいね」と言ってもらえ、最終的に応援してくれる人がほとんどでした。
入社後に活きる内定期間の過ごし方
―資格取得とインターンで「挑戦」を続ける日々
――内定後、入社するまで、どのように過ごしていましたか?
留学後から続けていた学習塾のアルバイトと並行して、ネクサスエージェントでもインターンアルバイトをしていました。それに加え、「社会人になってからは、まとまった勉強時間を確保するのが難しいだろう」と考え、内定後は宅建やFPなどの資格取得に向けて勉学に励みました。
こうした行動の背景には、「できないことに挑戦し、克服したい」という人一倍強い思いがあるからです。他にも、学習塾のアルバイトで担当する教科を得意な英語や社会ではなく、あえて苦手な数学にして、教えるために勉強して克服しました。また、海運業の長期インターンも、プログラミングやテック系への苦手意識を克服するために挑戦しました。
――ネクサスエージェントの内定者インターンではどのような業務を行っていましたか?
主に競合分析や新規施策の立案など、マーケティング業務に携わっていました。基本的な知識は教えていただきましたが、経験がなかったため難しさを感じる場面も多く、社内にある専門書を参考にしながら提案書を作成することもありました。
失敗して落ち込むこともありましたが、ネクサスエージェントの行動指針である「挑戦と成長」を体現でき、結果としてとても充実した日々を過ごせました。
――このような内定者期間の過ごし方を通じて、特に良かったと感じることはありますか?
資格取得については、入社後すぐに専門知識を活かせており、業務に集中できているため、学生時代に励んで良かったと実感しています。実際に入社して業務にあたると、資格勉強と両立するのは難しかっただろうと思います。
内定者インターンでは、会社やサービスを事前に深く理解できていたことで、営業活動に大きく活かせており、他社との差別化やお客様のメリットなどを明確に説明し、納得感のある提案ができています。
また、内定者インターンでいただいたご指導や指示、フィードバックは非常に建設的で、細部までこだわって業務に取り組む重要性を学びました。この経験は現在の業務に活用できています。
社会人になると「自分の人生は自分で責任を持つ」という意識が非常に大切になるのです。内定者の皆さんには、この意識を持ち、将来に活きる過ごし方を心がけることをお勧めします。
入社半年でも現場で急成長
―成長を後押しする社風とサポート体制
――入社後、現在の業務内容を教えてください。
現在は、不動産を所有されているお客様への訪問営業を行っています。訪問後は、電話でのご提案を通じて、成約につなげられるよう努めています。
――入社後すぐ営業をされていますが、大変だったことはありますか?
入社前は要領や効率が悪い方ではないと思っていましたが、実際に仕事を始めると、「自分はこんなにできないのか」と思うほど、予想以上に未熟さを痛感しました。しかし、日々少しずつできることが増え、成長を実感できたことで、そこに楽しさを感じていました。
当初は、インターホンを押すだけでも足が震えるほど強い緊張を感じました。お断りされることも多く、心が折れそうになる時期もあったんです。でも、徐々に慣れるにつれて、お客様が私の話に耳を傾けてくれる機会が増えてきました。
――お客様が耳を傾けてくれるようになるために、どんなことを行ったのですか?
特別なことはしていません。上司からのご指導や自分で意識していることを、日々愚直に実践し続けた結果、自然にお客様と会話ができるようになりました。入社当初は会話に不安を感じていましたが、経験を積み重ねるうちに、たとえお断りから始まる会話でも、お客様の不安を解消しご提案できるまでになり、現在では「お客様と話すことが楽しい」と感じています。
――業務を通じて、どんな時にやりがいや嬉しさを感じますか?
営業に対して苦手意識や不快感を抱いているお客様が、「普段は応対しないが」と耳を傾けてくれる瞬間にやりがいを感じます。私たちは常に顧客起点で、本当にお客様のためになることを考えて提案しているので、その思いが伝わり当社を選んでいただけた時は格別に嬉しいです。
――これまでで一番成長を実感した瞬間はどんなときですか?
上司のサポートなしで、初めて一人で訪問営業を行い、商談まで進められた時に最も成長を実感しました。6月に配属され、インターホンを押す際に足が震えるほど緊張していた状態から、わずか3ヵ月でこのレベルに到達できたことは、非常に嬉しかったです。残念ながら、そのお客様はご成約には至りませんでしたが、この経験を活かし、次は成約できるよう頑張ります。
上司の言動や指導から学ぶ「顧客起点」と「自責の念」への意識改革
――学生の時から比べて、社会人になって大きく変わった点はありますか?
社会人になって大きく変わった点は、「顧客起点」と「自責の念」を持って考えられるようになったことです。これまでは「自分起点」でばかり考えていましたが、それでは物事がうまく進まないと気づきました。
また、上司からの指導を通じて、まだまだ「他責」にしてしまう部分があると感じています。私自身、課題はまだありますが、社会人のあるべき姿として「顧客起点」と「自責の念」を持って行動することが重要だと考えています。
――顧客起点で考えられるようになった理由を教えてください。
これまでの「お客様に断られた理由」を徹底的に分析し、「なぜ自分の提案に価値を感じてもらえないのか」という要因を考えたことで、自分に「顧客起点」の意識が抜けていることに気づいたからです。お客様のことを本気で思って行動できていないと、その気持ちはお客様自身にも伝わってしまうと痛感しています。また、上司の方々の細部にわたる言動から、自分に足りない細やかな配慮が日々見えてくるため、改善すべき点や取り組むべきことが尽きません。
――ネクサスエージェントの社内の雰囲気や社風について、どのように感じますか?
ほとんどの社員がお客様のことや自己成長を第一に考えて全力を尽くしており、「努力が必ず報われる社風」だと感じています。頑張り続ける社員には上司や先輩が惜しみなく手を差し伸べ、手厚くサポートしてくれます。業務を抱えていても部下のために時間を割き、具体的なフィードバックをくださるなど、社員の成長を後押しする文化があります。
――上司からの印象的な言葉はありましたか?
現在の上司の下に配属された際、「一緒にもっと上の景色を見に行きたい」という言葉をいただき、今も強く印象に残っています。上司のサポートで私が成果を上げるのは当然ですが、将来的には私が上司をサポートし、より大きな成果を上げられるような状態を実現したいと、「もっと頑張らなければいけない」と士気が高まりました。
今はまだ、できないことも多くご指導いただく立場ですが、あの時の上司の言葉を胸に、「もっと上の景色を見たい」という思いで日々尽力しています。
――ネクサスエージェントに入社して良かったと感じるのは、どんな点ですか。
最も入社して最も良かったと感じるのは、「私もこういう人になりたい」と思える尊敬すべき方々が多くいることです。特に上司の方々を見ていると、「お客様をこれほどまでに喜ばせることができるのか!」と感動します。
また、質問に対して私が納得するまで丁寧に付き合ってくださり、「腑に落ちていないのなら正直に言ってほしい」と理解度を細かく確認してくださる真摯な姿勢には、本当に尊敬します。
茶圓の働く理由と就職活動に悩んだ時の考え方
――茶圓さんは、今後どのようなキャリアを築いていきたいですか?
学生時代から「ずっと生き生きと働き続けたい」と思っていました。自分の仕事には誇りを持ち、お客様が豊かな暮らしをするために、感動価値を生み出し続けられる存在になりたいです。
その具体的な目標の一つとして、入社1年目しかチャンスがない新人賞の受賞を目指しています。ネクサスエージェントには早期から役職者を目指せる環境があるため、まずは継続的に成果を上げ、次々と昇格を果たす営業マンになることを目指しています。
――どうして、生き生きとした姿でいられるのでしょうか?
家族や親しい方々が、私の生き生きとした姿を見て良い影響を受け、その輪が広がっていくことが嬉しいからです。この姿勢はこれからも貫いていきたいと思っています。特に、弟や妹が私の生き生きとした姿を見て、「将来、お姉ちゃんのようになりたい」と思ってくれることが、私にとって最大の喜びです。
――最後に、就職活動に悩む学生にアドバイスをお願いします。
「どの道が正解か」を探すのではなく、「どの道を正解にしたいか」と主体的に選択することが、自分の人生を考えるうえで最も大切だと思います。どのような選択をしても、壁にぶつかることは必ずあります。その際に、「この道は正解じゃなかった」と言い訳や後悔をするのではなく、「あの時、『この道を正解にしたい』と自分で決断したのだから、この調子で邁進すればいい」と、常に前を向いて進むことができます。
私も同じように内定時には悩みましたが、リクルーターからのアドバイスがあったからこそ、「自分の選んだ道を正解にしよう」と決心することができました。まだ道半ばではありますが、ネクサスエージェントで必ず自分の選んだ道を正解にしていきます。