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ネクストビートは、「人口減少社会において必要とされるインターネット事業を創造し、ニッポンを元気にする」というミッションのもと、ライフイベント・グローバル・地方創生領域の3本柱で国内11事業、海外1事業を展開しております。
その中でもライフイベント領域では、保護者・保育園の抱える課題解決に向けたプラットフォーム事業を、メディア・CtoCマッチングアプリ・ICTシステム・M&A・人材など様々なビジネスモデルで展開しています。今回は、子育て情報メディア「KIDSNA STYLE」と、保育業界向け業務改善ICTシステム「保育士バンク!コネクト」をはじめとしたライフイベント領域の複数の事業で、それぞれ責任者を務める石井と佐藤に、オールインハウス体制での事業創りについて話を聞きました。
【インタビュー対象者 経歴】
石井 知也(いしい ともや)
大学卒業後、新卒で株式会社京王エージェンシーにて広告営業として3年半従事する。その後、株式会社リクルートに入社し不動産ポータルサイトSUUMOにて大手マンションデベロッパー様を担当。社内コンテストでは準グランプリ、特別賞など数々の賞を受賞。2021年10月にネクストビートに入社。現在は子育て情報メディア「KIDSNA STYLE」「KIDSNA 園ナビ」セールス事業責任者として組織を牽引。プライベートでは2児の父。
https://www.wantedly.com/companies/nextbeat2/post_articles/517848
佐藤 裕大(さとう ゆうた)
神戸大学経営学部卒業後、2019年にネクストビート へ新卒入社。
保育業界特化就職・転職支援サービス「保育士バンク!」のキャリアアドバイザーを経て、保育業界向け業務改善ICTシステム「保育士バンク!コネクト」の営業を務める。2021年上期のネクストビートアワードにて、MVP優秀賞を受賞。現在は「保育士バンク!コネクト」、「保育士バンク!パレット」の営業マネージャーを務める。
https://matcher.jp/obogs/58926039c664
※組織・役職は2023年10月末時点
■子育て領域の課題解決と、ビジネスとしての収益化の両方を実現する。
保護者・保育園の抱える課題に応じてITサービスを開発し、多角化を進める。
ーーーお二人が牽引されている事業について、教えてください。
石井:私は、未就学児のお子様を持つ保護者に向けた、子育て情報メディア「KIDSNA STYLE」と、保育園探しをサポートする「KIDSNA 園ナビ」の事業を担っています。
「KIDSNA STYLE」は、特に専門家によるエビデンスを重視して発信しているメディアで、発信テーマは、教育、脳科学、発達心理学、不妊など多岐に渡ります
ビジネスとしての収益化は、子育て層にサービス・商品を提供している企業様へのマーケティング支援を通し、行っています。メディアでのタイアップだけでなく、保育園との繋がりを活かしたサンプリングなど、お客様のマーケティング課題に合わせて、全社の持つアセットを活用し、企画、提案できる点が、他社とは違う提供価値だと思っています。
「KIDSNA 園ナビ」は、立ち上げまもない事業ですが、保護者の保育園探しのサポートはもちろん、保育園の園児集客のサポートを通し、収益化を測っています。
佐藤:私は、保育業界向けの業務効率化SaaS「保育士バンク!コネクト」事業と、保育士のエンゲージメントサーベイSaaS「保育士バンク!パレット」事業の2つを担っています。
「保育士バンク!コネクト」は、シフト・勤怠管理の機能に他にない強みを持つ労務管理システムとして、保育業界の職員管理DXを推進しています。
「保育士バンク!パレット」は、園長や主任が保育士さんの心理状況を把握することので
きるサービスです。適切なタイミングでフォローを入れることで、マネジメントレイヤーの業務効率化、負担軽減を実現します。またマネジメントの質向上を通じ、保育士の定着や離職率の低下をサポートしています。
大手法人様との取り組みも増え、確実に蓄積される事業の信頼と実績。
ーーー事業トピックを教えてください。
石井:「KIDSNA STYLE」ではこの夏、コナミスポーツ様と夏の体験キャンペーン集客に向けた取り組みを実施しました。
(https://kidsna.com/magazine/education-lesson-k_t_-14930)
コナミスポーツ様ならではの、動画で練習の様子が確認できる「運動塾デジタルノート」の魅力について、教育専門家の第三者目線も加え、より説得力のある訴求ができました。また、WEBだけでなく、施設周辺の保育園でのチラシ配布などとも絡めるなど、メディアに閉ざされないマーケティング施策が実行できた好事例だと思っています。
私が責任者になってからは、人材の育成体制の強化に加え、より既存のお客様の満足度向上や、長期的なアプローチフローの構築にも注力してきました。これまでよりも、大型の取り組みが増えてきたのも、その成果だと思っています。
佐藤:2023年10月に「保育士バンク!コネクト」は「BabyTech® Award Japan 2023」保育ICT部門において、優秀賞を受賞いたしました。また、保育施設専門マネジメントツール「保育士バンク!パレット」は最優秀商品に贈られる大賞を受賞いたしました。
またビジネスとしては、「保育士バンク!コネクト」サービス開始から7年で今期が一番、導入園の増加を高めることができました。実績としては長期に渡ってご提案を行ってきた、大手法人様とのご契約が決まったことも大きかったです。
法人様が一番課題に感じられていた、シフト・勤怠管理に関して、「保育士バンク!コネクト」のシステムをご評価いただき、保護者様とのやりとりに強みを持つICTサービスとの併用で導入が決まりました。
また昨年度から、事業部全体として進めていた他のシステムとの併用での活用事例が増加していましたが、小規模施設での導入に留まっていました。今回は大手法人でも併用での期待を頂いたのは大きかったと思います。
■事業フェーズに応じた戦略を立て、泥臭く実行する。
営業のマネジメントや仕組み化だけでなく、他部署と連携した事業開発も大きな役割。
ーーー目標や業務内容を教えてください。
石井:「KIDSNA STYLE」「KIDSNA 園ナビ」の売り上げ目標を中心に、メディアの回遊率の改善や、ユーザーIDの獲得数など、プロダクト周りも見ております。
売り上げ目標達成に向けては、セールス戦略の見直しも行いました。これまでは、お電話での新規アプローチが中心でしたが非効率な面もあったため、より既存のお客様に継続いただくための施策と、新規のお客様ともインバウンドで接点を持つための取り組みに注力していきました。ある程度仕組化は実現でき、現在はメンバーの育成やマネジメントを中心に行っています。
「KIDSNA 園ナビ」はまだ立ち上げ間もない事業なので、営業戦略作りと営業同行、商材開発を同時に行いながら、仮説検証を繰り返しています。
佐藤:「保育士バンク!コネクト」の目標が中心にはなりますが、「保育士バンク!パレット」の目標もそれぞれ追っています。
「保育士バンク!」コネクトでは、若手のメンバーも多いので、セールスイネーブルメント的な動きと、SaaSならではのプロダクト改善、CSのフォローなどの動きを同時に行っています。プロダクト改善に関しては、営業活動を通して得た要望をどうプロダクトに活かすのか、デザイン・開発メンバーと相談し、ロードマップを引き、実行しています。自身が長くお付き合いのあるお客様も多いので、CSへの情報提供や、フォローも積極的に行うようにしています。
「保育士バンク!パレット」は、立ち上げ段階の事業なので、営業戦略からPdM、テックリードと会話し進めている状況です。
社会課題に向き合う事業作りに、手触りを感じながらスピーディーに挑める。
ーーーやりがいを教えてください。
石井:前職との比較になってしまいますが、以前はサービス認知度もとても高い大手企業にいたため、個人の力がどこまで成果に繋がっているのか気になっていました。現在は、立ち上げ間もない事業や、まだまだ認知が目指せるメディアに携わっている分、クライアント様からの期待が私自身にも寄せられていること、個人を信頼されて依頼いただいていることを強く感じ、やりがいを感じます。
また、大きな組織だと、どんなに小さな取り組みでも、リリースに1年以上かかることが多々ありました。現在は組織規模からも役員・社長と直接お話しをし進められるので、人口減少社会の課題解決に向けた事業開発にスピーディーに取り組めている点も、非常にやりがいを感じます。
佐藤:保育業界は、必ずしもITに強い方ばかりではありませんが、ICTシステムの導入や運用をサポートさせていただき、実際に業務効率化に繋げていただけた際にはやりがいを感じます。またそれが保育士の業務負担という、保育業界全体の課題の解決に繋がっている点も、やりがいを感じるポイントです。
営業視点では、最終的には活用してみては分からない、となった場合でも、弊社サービスに寄らず業界トレンドや他社事例の情報提供などで解決策を一緒に考えていくスタンスを信頼いただき、発注いただけた際にやりがいを感じます。また自分だけでなく、多くのメンバーがそこにやりがいを見出し、自身の介在価値を高めようとしてくれている点にも、マネージャーとしてやりがいを感じています。
お客様を第一に、常に自責であり続ける。
ーーー成果を出すために、大切にされていることを教えてください。
石井:クライアント様はもちろん、社内に対しても、思うような結果が出せなかった時に、自分に矢印を向け考えるようにしています。例えば、お客様に発注いただけなかった際や、メンバーが売り上げを上げられなかった時に、他人のせいにするのではなく、自身がどう行動していれば、それを達成できたのかを振り返るようにしています。
佐藤:事業成長のためには、いかに司令塔として、セールス視点だけでなく、複合的な視点で事業開発を進められるか、そしてそれを”やりきれるか”が大事だと感じています。私も「みんなのおかげ、自分のせい」という言葉を大切に、常に自責であると同時に、何かうまくいった時は周囲に感謝する姿勢は大切にしていますし、「基本のき」として、量質転換を意識しており、自分自身の行動量は担保するようにしています。
■事業・機能間でシナジーを生み出し、ミッションを実現する。
保育園・保護者向けプラットフォーム事業の連携強化で、提供価値を高める。
ーーー今後の展望を教えてください。
石井:「KIDSNA STYLE」をお届けしたい層は、子育て世帯の中でも特に、アッパー層や、子育てへのアンテナを張られているリテラシーの高い方々です。その方々に届くよう、プロダクトとしての伸ばしどころはまだまだあると思っています。また、子育て層に対しマーケティングを行いたい企業様に対しても、提供できることはまだまだあると思っているので、メディアを持っているからこそできるお手伝いも含め、新たな商材を日々開発しながら、提供価値を高めていきたいと思います。
佐藤:「保育士バンク!コネクト」を導入いただければ、保育士さんの働き方は必ず変わると確信を持っています。シェア率を考えるとまだまだ拡販の余地があるので、より良いサービス作りと導入園拡大を同時に実現し、保育業界全体の課題とも言える、保育士さんの業務負担を改善していきたいです。また、保育士バンク!プラットフォームでは、採用から定着まで一連の人事課題を解決する事業を複数展開しているので、他事業との連携も強化しながら、保育士さんの働き方を一番わかっている、保育園経営の心強いパートナーへと成長させていきたいです。
保育園・保護者両者へのサービスを展開するネクストビート ならではの、子育て支援システムも生まれつつあるので、より各事業との連携を意識しながら、ミッション実現に突き進んで行きたいと思います。
失敗の回避より意義ある挑戦を。オールインハウス体制ならではの熱量で、一丸となり事業開発を。
ーーーネクストビートに興味を持ってくださっている方に、メッセージをお願いします。
石井:熱い想いを持っており、主体的に動ける人と働きたいですね。熟考して答えを出すよりも、行動して失敗を重ねるほうが、成長すると思っています。そして「熱意であったり強い意志を、どう自分で持つか」というのは、思考力の矯正よりも難しいと考えています。とにかく行動できるといった泥臭さを持ち合わせている人と、私は一緒に働きたいですし、ネクストビートには適していると思います。企業の規模拡大フェーズにありながら、強いベンチャー気質が残っていますし、一緒に働く社員の使命感が強く、日本を元気にするというミッションを本気で考え、行動しています。経営層の意思決定のスピードが早く、失敗の回避より意義のある挑戦を求めるカルチャーだからこそ、若いうちからチャレンジしたい、これまでの自分を変えて死に物狂いで人生のステージを上げたいという人には、最高の環境だと思います。
佐藤:私もミッション実現やお客様のために、面倒なことも厭わず、泥臭くコトに向き合える方と一緒に働きたいですね。失敗しないことよりも、失敗から何を学ぶかが大切だと思っているので、70%見えたら積極的に行動する姿勢で挑んでもらいたいです。
また、お客様の課題、業界の課題の解決に向けて、例えば機能開発であればエンジニアを中心に、ユーザー目線での導線作りはデザイナーが主導し行うなど、各職種がそれぞれオーナーシップを持ち事業開発を行っています。
人材事業からスタートした会社で、営業力はひとつの武器ですが、事業の多角化も進む中で、良いプロダクトを作るために、様々な職種のメンバーが一丸となって取り組む姿勢も、オールインハウスで事業開発を行うネクストビートの強みだと思っています。
■最後に管掌役員の野木より
ーーー今回お話しを伺ったお2人が、事業にもたらした影響を教えてください。
影響や成果という点では、お二人が主導するようになってから、「成果を創出できる組織」になってきたというのが非常に大きいです。
両者が事業長として事業グロースさせるための自組織へのアプローチは異なりますし、強みも異なります。お二人に共通するのは、個人として顧客からの信頼が非常に高いということと、その背景は、常に顧客目線で物ゴトを捉えて行動できる能力が高いということです。その背中を自身の管掌メンバーが見て育ち、チームとして事業全体として顧客やユーザーの信頼が醸成されてきていることが良い影響となっており、結果として成果を創出できる組織に昇華していったのでしょう。
当社の中には「Sales Quality」という ” 顧客にどう価値を届け続けるか ” の指針があります。その指針のひとつひとつを高いレベルで体現してくれていることが、事業全体の成長に繋がっていることと、営業という組織だけでなく、他の機能のチームにも浸透してきているのではないかと感じています。まだまだ二人が目指すところには全然届いていないと思いますし、会社全体としてのミッション実現度もまだまだですが、これからもネクストビートのミッションを高次元で実現していけるよう組織を強くしていっていただきたいです。またそんな2人を始めとした、熱い想いを持つネクストビート社員と、一緒にミッション実現に挑みたいという方は、ぜひご応募お待ちしております。