こんにちは、代表の渡辺です。 前回のストーリーから少し期間が空いたので、今回はNEXAの展示会事情について投稿したいと思います。
私たちの展示会初出展は6月。9月現在で合計4回出展していますが、初出展から現在までの振り返り、そしてこれからの展示会事情について書きたいと思います。
はじめに:泥臭く愚直に、展示会という「現場」へ
「スタートアップの営業支援」「AIによるロールプレイ」——言葉にすると先進的でスタイリッシュに聞こえるかもしれません。
しかし、私たち株式会社NEXAのリアルな現場は、泥臭さと執念、そして泥泥とした検証の繰り返しです。
私たちが提供しているのは、キーエンス出身のメンバーが培った営業ノウハウをAIで再現する営業トレーニングサービス『ジシュトレAI』。プロダクトの価値を一人でも多くの困っている企業に届けるため、私たちは今年4月の創業直後から、展示会という「リアルな戦場」に飛び込みました。
8月までに駆け抜けた展示会は実に4回。 台風による客足のショート、ターゲットのミスマッチ、手作りブースの見劣り、人通りの悪さ……。数々の壁にぶつかりながらも、私たちは現場で改善を重ね、2回目の出展からはわずか1ヶ月以内に2件の受注を獲得するまでに至りました。
今回は、創業期の私たちがこの4回の展示会で何を学び、どう進化してきたのか。そして少人数で圧倒的な成果を叩き出すための「泥臭い思考と爆速オペレーション」の裏側をすべて明かしたいと思います。
【1回目:6月】創業2ヶ月目の初出展。電車が止まる台風と、確信に変わった手応え
最初の出展は、NEXAを立ち上げてわずか2ヶ月目、2026年6月のことでした。
6月当時、立ち上げたばかりの社内には当然ながら潤沢なアポイントなどありません。「とにかくお客様と対面し、商談を生み出さなければいけない」という状況で挑んだのが、最初の展示会でした。
初出展ということもあり、ブースの設営やパネル、機材一式をパッケージで用意してくれるプランを選択。準備自体は非常にスムーズだったものの、スタートアップにとっては決して安くない出展費用を投資しての挑戦です。
しかし、当日を襲ったのはまさかのアクシデントでした。
初日が、電車が止まるほどの猛烈な台風だったんです。
会場に足を踏み入れる来場者の数はまばらで、想定していた来場者数は大きくショート。スタート早々、天候という不可抗力の洗礼を受けることになりました。
ですが、そんな中でもブースに立ち寄り、足を止めてくださったお客様との会話の中に、私は確かな「可能性」を見出しました。
「AIでロープレができる」という市場自体の目新しさはもちろんですが、何よりもお客様の目の色が変わったのは、「元キーエンスのメンバーが培った営業ノウハウをAIで再現している」という点でした。
「営業の育成に課題を感じている」「早期に新人を戦力化したいけれど、上司がロープレにつき合う時間が取れない」——現場の切実な悩みを抱えるお客様と向き合う中で、新人が空いた時間にAIで自習できる『ジシュトレAI』のニーズは確実に存在すると確信。初日の悪天候というアクシデントを跳ね返し、1回目にしてかなりの数の有効商談を生み出すことができたのです。
【2回目:7月上旬】8万円の出展費から1ヶ月で2件受注。「その場でアポを獲り切る」キーエンス流の開眼
手応えを得た一方で、1回目の出展から強烈な反省点も見えてきました。
それは、「ブースでの長話」と「引きの甘さ」です。
1回目は2〜3名体制で対応していましたが、ブースに来てくれたお客様への説明に時間をかけすぎるあまり、前を通る他のお客様へのアプローチ機会を逃していました。さらに、「後で連絡しますね」「資料送っておいてください」というお客様の言葉を真に受けて引き下がってしまい、後日電話をかけると「他社と比較中なので結構です」と断られるケースが多発したのです。
この反省を踏まえ、7月上旬に挑んだ2回目の展示会(スタートアップが集まる小規模な展示会)では、オペレーションをガラリと変えました。
- 説明は短尺化し、要点だけを伝える
- 興味を持ってもらえたら、その場でカレンダーを開かせてアポを確定させる
現場で私たちが使ったのは、こんな切り返しトークです。
「今見ていただいているのは汎用的なロープレなので、イメージしづらいと思います。後日、御社専用にカスタマイズした営業ロープレを組んで持ってくるので、それを見ていただく時間はいただけませんか?」
ちゃめっ気も交えながら「お手数なんですけど、今カレンダー開いて日程調整しちゃいましょう!」と押すと、お客様も嫌な顔をするどころか、「さすが元キーエンスだね(笑)」と笑ってその場で日程を確定させてくれました。
さらにこの2回目の展示会では、キーエンス時代の元顧客と会場でバッタリ再会するという嬉しい出来事も。
結果として、出展費用わずか8万円ほどのこの小規模な展示会から、出展後2ヶ月以内に2件の受注を獲得。初回の反省を愚直に改善したことで、「費用対効果がズバ抜けて高い展示会」へと変貌を遂げたのです。
【3回目:7月下旬】人事エリアへの出展とDIY装飾の失敗。失敗からしか学べないリアル
勝利の方程式が見え始めた7月末、3回目の展示会に挑みました。
ですが、ここで新たな2つの「壁」にぶつかります。
1つ目は、ターゲットエリアのミスマッチ。 「人材育成」という文脈から人事領域のエリアに出展したものの、実際に名刺交換をして深く話してみると、求めていた営業責任者や現場のキーマンとの接点率が下がってしまったのです。「『ジシュトレAI』が最も刺さるのは、やはり営業領域のエリアだ」という学びを得ました。
2つ目は、ブース装飾の見劣り。 コストを抑えるため、初めて自分たちで資材を準備して設営する「DIYスタイル」に挑戦したのですが、小間サイズに対して用意したタペストリーや横断幕が小さすぎました。周りのブースがピカピカに輝く中で、NEXAのブースはどこかスペースを持て余し、見劣りしてしまったのです。
それでも、2回目で磨いた「その場でアポを取り切る」オペレーションだけは徹底し、着実に商談数を確保。
失敗を恐れて何もしないのではなく、自分たちでやってみて失敗し、そこから最短で正解を導き出す。この試行錯誤のスピード感こそが、NEXAの文化そのものです。
【4回目:8月】2小間・4人体制への拡大と「人通り」の壁。そして進化し続ける爆速オペレーション
8月に行われた4回目の展示会では、これまでのノウハウを結集。1〜3回目からスケールアップし、過去最大となる「2小間・4人体制」で営業エリアに出展しました。
装飾もブラッシュアップし、体制としては万全。……だったのですが、現場で待っていたのは「通路の立地」という壁でした。
私たちが割り当てられた通路は人通りが少なく、目と鼻の先にあるメイン通路には人が溢れているのに、こちらの通路には人が入ってこないというもどかしい状況に直面したのです。
ですが、そこで折れる私たちではありません。 通りかかる一人ひとりのお客様に対して、短時間で「元キーエンス×AIロープレ」の独自性を提示。質の高いリードを確実に獲得し、成果へと繋げました。
6月の初出展から8月の4回目まで、わずか3ヶ月。 天候、立地、装飾、ターゲティング——あらゆる壁にぶつかりながらも、私たちは展示会を重ねるごとに強く、賢く、そして圧倒的に手際良くなっていきました。
NEXAの真骨頂:「昼食はゼリー飲料」の執念と、1分で送る内製ツール
NEXAの展示会現場を象徴するエピソードがあります。
基本的に2名体制でブースに立つ現場において、私たちは昼食に時間を使いません。 持参したゼリー飲料を数秒で流し込み、すぐさまブースへと戻る。展示会という限られた時間の中で、1分1秒でも多くのお客様と向き合うためです。一見すると「そこまでやるのか」と言われるかもしれませんが、この愚直な執念こそが私たちの強みです。
※本来昼休憩は取るべきものなので
ですが、単なる「根性論」で終わらせないのがNEXAの面白さでもあります。
通常の展示会であれば、会期が終わった後に会社へ戻り、大量の名刺をスキャナーで読み込み、夜遅くに一斉にお礼メールを送る……という泥臭い作業が発生します。
ですがNEXAでは、名刺交換をしたその場でサンクスメールと確定したアポの案内が自動送信される仕組みを自社で内製しました。
名刺をスマホのカメラで撮影し、「この方と来週火曜15時にアポ」と入力・音声指示するだけで、記憶が新鮮なうちにパーソナライズされたメールがお客様に届く(約1分)。この「泥臭い執念」と「スマートな仕組み化(AI・ツール活用)」の融合こそが、NEXAというチームの真骨頂です。
これからの展示会事情と未来の仲間へ:正解のない創業期を、自分たちの手で正解にしていく楽しさを
9月、10月、11月、12月……。NEXAの展示会出展ラッシュはこれからも毎月続いていきます。
しかし正直に言うと、今の2人体制では圧倒的に人が足りていません。
私たちが今、喉から手が出るほど求めているのは、3人目、4人目としてNEXAに飛び込んで来てくれる「未来の仲間」です。
私が求めている人物像は、いたってシンプルです。
- とにかく圧倒的に成長したい人
- 将来、起業したいという野望がある人
- 圧倒的な営業力を身につけたい人
- バイタリティに溢れ、未経験の領域に飛び込みたい人
今のNEXAは、まさに「創業期」。 用意されたマニュアルもなければ、決まった正解もありません。
だからこそ、「自分たちが選んだ道を、自分たちの手で正解にしていく」というスタンスを楽しめる人にとっては、これ以上ない刺激的な環境が広がっています。
あれもこれも、やるべきことは山ほどあります。新しく入ってきてくれるメンバーには、最初から大きな責任と裁量を持ってお任せしたいですし、いろんなアイデアも欲しいと思っています。
正解のない大海原へ、一緒に漕ぎ出し、最強の事業とチームを創り上げませんか?
興味を持っていただけた方は、ぜひ一度カジュアルにお話ししましょう!