齋藤樹(さいとう たつき)2020年入社。
東京で食品系のセールス職を経験後、NDPマーケティング(札幌本社)に中途入社。当時札幌本社に新設されたばかりのデジタルマーケティング事業の企画職として、クライアント提案や運用を担当。2023年からリーダーとして、後輩育成も担当。
‟NDPマーケティングで仕事がしたい”から札幌にUターン転職。入社から4年経った今も変わらない仕事の面白さ
ーまずは自己紹介をお願いします。
デジタルマーケティング部に所属している齋藤樹です。広告運用コンサルタントとして、クライアントへの運用提案や窓口対応から運用保守まで幅広い業務に従事しています。現在はNDPマーケティングに入社して4年目で、事業部のリーダーとしてマネジメントも担当しています。
また2022年から新卒採用プロジェクトにもアサインされていて、大学訪問や採用イベントへの参加、インターンシップ開催、面接や面談対応など一連の採用活動に携わっています。
ー齋藤さんは中途入社でNDPマーケティングにジョインしているそうですが、これまでのキャリアを教えてください。
NDPマーケティングには2020年に入社して、現在4年目になります。前職は東京なのですが、実は札幌生まれの北海道育ちでNDPマーケティングへの入社はUターン転職になります。
札幌市内の大学を卒業後、東京への憧れもあり、東京に本社がある食品系の企業に就職しました。なぜ食品系の会社に入ったのか、よく聞かれるのですが、祖父母が農家だったこともあり、「農業」を身近に感じていて、仕事にするなら「農業」「食」に関わる業界に行ってみたかったのが理由です。
この会社は官公庁やオフィス、病院などの施設向けにコントラクトフードサービス(委託を受けて食事提供や食堂運営などを行うサービス)を展開していて、現場で半年間の実地研修がありました。研修後、新規取引先を開拓する法人営業の部署に配属され、セールス職のキャリアをスタートさせました。 新規開拓がメインなので、商談対応というよりは、飛び込み営業やテレアポなど自分で商談や案件を獲得していく活動がメインでした。こうした新規営業活動におよそ2年間従事したことで、コミュニケーション能力が各段に向上しました。このスキルは現在のコンサルティング業務でも、採用活動でも、非常に活きていると感じています。
当時やりがいは感じていたんですが、営業活動でさまざまな業界のクライアントと関わるにつれ、さらに幅広い業界に関わりたいと強く思うようになりました。また、歴史ある老舗企業だったこともあり、組織構造がしっかりしていてキャリアアップのスピードにも少し焦りを感じたので、思い切って転職活動をスタートさせました。
ーNDPマーケティングに入社を決めた理由はなんでしょうか?
「地元に帰りたい」という気持ちは当初なく、あくまで『幅広い業界に関わることができる』『裁量を持って年次関係なく実力でキャリアアップできる』という2軸で転職活動をしていました。
当初、NDPマーケティングはWEB広告代理店なので、興味のある企業のひとつとして受けていました。しかし選考を進めていくと、ただのWEB広告代理店ではなく、デジタルマーケティングやメディアなど多角的に事業展開していることがわかり、一気に志望度が上がりました。未経験領域で中途としての強みが活かせるのか多少不安もありましたが、チャレンジすることを積極的に受け入れてくれることも分かって、思い切って入社を決めました。一般的にUターン転職というと、地元で就職したいからというニュアンスが強いと思いますが、私の場合は‟NDPマーケティングで”思いっきり仕事がしたいから、札幌に戻ってきた感じですね。
「クライアントのブレーンになれた!」デジタルマーケティングは難しいけど、その分大きな成果と達成感を得られる
ー次に現在担当している業務について詳しく教えてください。
所属しているデジタルマーケティング事業部では、社内の事業部の中でも特に業務が幅広く多岐にわたります。それぞれの領域で担当が分かれ、各クライアントにソリューションを提供しています。私は広告運用コンサルタントとして、クライアントへの提案や日々の運用に関する問い合わせ対応、運用型広告の運用・保守管理をメインに担当しています。
運用型広告は運用先が多く、YoutubeやTiktokなどの動画プラットフォームやLINE・X・InstagramなどのSNS、GoogleやYahoo!などの検索プラットフォームなど様々です。媒体によって重視すべきポイントはもちろん違います。同じ広告内容でもキャッチコピーやデザインは媒体に合わせて調整する必要がありますし、一度成功した広告がまた成功することはほぼありえないので、毎回データをみながら最適な広告配信を行います。こうした日々の運用の中から見えてきた傾向や課題を、次回の提案に活かしていきます。
こうしたメイン業務と並行して新卒採用プロジェクトにも携わっています。各大学への訪問や採用イベントへの登壇・スタッフ参加、インターンシップ(仕事体験)企画や開催といった選考準備はもちろん、選考開始後の書類選考や面接・面談の対応も行っています。確かにやることが多く重大な役割を担っていますが、会社の組織作りにも関われるのでやりがいを感じています。
昨年度は採用プロジェクトの成果が認められ、社内で賞もいただきました。
ー広告運用コンサルティングに、新卒採用プロジェクトと、日々マルチタスクをこなされている印象ですが、特にやりがいを感じるのはどんな場面でしょうか?
「クライアントのブレーンになれた」と実感するときです。例えば、私がクライアントのために考え抜いて提案した施策で大きな成果が出たり、自分から発信したトレンドや情報でクライアントのリテラシーが大きく向上してより高いレベルディスカッションできたりする、そんなときにやりがいを感じますね。
広告代理店を謳う企業は星の数ほどあって、ソリューションやクライアントへのアプローチも様々です。私自身はクライアントファーストで成果を出せるのであれば、いろんなやり方があっていいと思っていますが、なかにはクライアントの要望だけに対応したり、必要最低限の運用しかないところもあると聞きます。そういうやり方はあまり頭も使わず楽ですし、もしかしたら自社の売上という部分から見たら効率がいいのかもしれない。でも私は今のようにやりがいをもって働けないなと思っています。
NDPマーケティングでの広告運用コンサルティングは、クライアントが感じている課題を丁寧にヒアリングして徹底的に向き合います。もちろんその課題を改善していくのがソリューションですが、実はこの課題に対話を通して、一緒に向き合うような広告運用コンサルを提供している企業って少ないようで、NDPマーケティングで仕事をする上での一番の魅力だと思っています。
ー逆に苦労をされていることはありますか?
スケジュール管理とクライアントとの打ち合わせです。やりがいの裏返しではあるのですが、どちらも言葉以上に大変さがあります。
ここでいう "スケジュール管理”は、広告運用におけるクオリティ担保とスケジュール管理です。広告は出したいときにすぐ出せるわけではありません。広告出稿にあたっての配信設計や運用するためのアカウント開設には相応の時間がかかります。多めに見積もればいいというわけではなく、クライアントの望む成果を出すために無理はせずかといって待たせすぎない、絶妙なスケジュール管理が求められます。もちろん社内だけで完結するものではなく、クライアント・媒体側の予定もすり合わせなくてはならず、慣れればできるというものではありません。 もちろん急なスケジュール変更も起こり、常にアンコントローラブルな領域です。
1つ目とも関連しますが、クライアントとの打ち合わせにも毎回苦労しています。まずクライアントごとに、担当者や決裁者の間でWEBや広告のリテラシーに違いがある場合がほとんどで、議論を円滑に進めていくことはもちろん施策実施にあたってもどの情報を伝えるべきか、どう説明するとスムーズに打ち合わせが進むかなどひたすら考えています。
クライアント側のタイプを見極めて、信頼性も獲得しながら打ち合わせしていきます。コミュニケーション能力はもちろんですが、自分のWEBや広告知識も常にアップデートしてクライアントの信頼を得られるようにしています。
とある日の齋藤さんの1日
ある日のスケジュールですね。でもこれはあくまで一例に過ぎなくて、タスク量も内容も日々変動するので、終業前に翌日以降のタスクを整理しながら業務をしています。
デジタルマーケティングという仕事が好きな理由のひとつでもあるんですが、業務はもちろんタスク整理にもかなり頭を使っています。私は採用活動の業務もあるので、効率性とスケジュール(主に締め切り)を照らし合わせながらタスクに優先度をつけながら整理しています。終業後にメンバーと飲みに行くこともあったりと平日も結構予定を入れているので、いかに終業時間に優先タスクを終わらせるか、常に考えていますね。
業務中は頭を常にフル回転させているので結構体力も使いますが、オンとオフはしっかり分けられているので達成感も感じながら過ごせています。
ー仕事をする上で、特に意識していることについて教えてください。
社内・社外に関わらず「相手の立場になって考える」ことは意識しています。
我々デジタルマーケティングの仕事は、クライアント、そしてメンバーがいて始めて成り立つソリューション。相手のことを考えられないと業務が成り立ちません。
例えば、社内であれば「(メンバーに)どうフィードバックすれば、さらに活躍してくれそうか」「スムーズに進行するためにはどう伝えたらいいか」、クライアントや媒体など社外なら「業界用語やキーワードを使いすぎていないか(シンプルで分かりやすいか)」「クライアントにとってベストな報告ができているのか(タイミングや頻度に間違いがないか)」といった感じです。 特別なスキルを必要とするわけではありませんが、実はここをしっかり考えたほうが成果につながっていると体感しています。
「自分が相手の立場だったら何をしてほしいか」を軸に業務を進めることで、相手のアクションが遅くなったり、余計なコミュニケーションが発生したりせず、お互い気持ちよく仕事ができると思っています。 新入社員や後輩へのフィードバックもこの観点は必ず絡めていますし、自分自身でも常に意識するようにしています。
カルチャーショックかと思うほどの衝撃!社員への向き合い方がクライアントワークに活きていると実感できる環境
ー入社してから特に印象に残っていることを教えてください。
「とにかく発言しやすい環境」であることです。
前職では気軽に話せるのは、自分の所属部署内の先輩や後輩や他部署なら同期くらいで、直属の上司と話すのもビジネスライクな感じでしたし一定の距離がありました。役員クラスの方とはほとんどお会いしませんし、実際に話したのは入社面接の時くらいだと思います。
一方NDPマーケティングでは、代表の中村さんをはじめ役員や各事業部の部長とも距離が近く、仕事からプライベートまでざっくばらんに話すんですよ。もはやカルチャーショックといってもいいくらい、入社当時は衝撃でした(笑)。
業務上の不明点や対応方法などそれぞれの立場からアドバイスやフィードバックがもらえる環境です。自分から相談しやすいので、「こうしてみたい」「こんな挑戦がしてみたい」といった要望も話しやすいです。 もちろん組織なのですべてが希望通りにはいきませんが、否定はせず一意見としてしっかり聞いてくださいますし、場合によっては折衷案を提案してくださったりするので、社員のことを考えながら組織作りをしているんだなと感じています。社員一人一人に向き合ってくれる組織は非常に貴重ですし、NDPマーケティングとしてのクライアントへの向き合い方にも反映されているなと思っています。
ーデジタルマーケティング職に求められるスキルや素養はなんだと思いますか?
広告代理店での仕事というと、「センスやクリエイティビティが必要」というイメージがありそうですが、そこについてはそこまで心配しなくていいかと思います。もちろん、そうしたスキルセットがあれば、提案内容やレポートで大きく差別化を図れたりできるかもしれません。でもそれはあくまで+αであり、そうした能力があるからキャリアアップできるという単純な仕事ではありません。
「これ!」と言い切るのは難しいですが、私自身は『探求心』だと思っています。「知らないこと」「やったことないこと」に直面したときに、どういう行動が取れるのかという部分につながるものだと思っています。
我々がいるWEB・インターネット業界は技術向上のスピードが早く、トレンドの移り変わりも激しいので自分の知識のアップデートをしておかないとすぐに追いつけなくなります。よって経験しているからできるということのほうが少なく、場合によっては新卒1年目のメンバーのほうが詳しい媒体もあります。では知っているメンバーに任せてしまうのがいいかというとそうではありません。そうしたやり方では属人的な業務になってしまいますし、何よりクライアントに対して成果が出しづらくなります。
だからこそ「知らないこと」「やったことないこと」を後回しにせず、むしろ「知りたい」「やってみたい」と常に挑戦し、探求しながら業務に臨めることが大事だと思います。
まだまだ会社も自分も発展途上。働きながら一緒に成長できる企業であり続けてほしい
ーこれからNDPマーケティングに対して期待していることはなんですか?
NDPマーケティングは16年目を迎えました。私が入社したときより会社規模も大きくなりました。でも今後さらに成長していくと思っています。
働きながら自分が成長して、会社もどんどん大きくなっていくー会社の成長過程に携われる環境なんてなかなかありません。こうした環境で働けるのは楽しいですし、まだまだこのまま成長し続けてほしいと思っています。
ただ会社規模が大きくなるということは組織が大きくなるということでもあるので、今のような風通しのいい環境が損なわれないかが心配です。ぜひ現在の風通しのよさは維持したまま、さらに成長してほしいと思っています。
ー最後に、これからNDPマーケティングの入社を考えている方へメッセージをお願いします。
今の環境に満足していない方、働きながらもっと成長したいという方に、NDPマーケティングはぴったりだと思います。
与えられたことをこなしていくのがいいという方には少し厳しい環境があります。ただ業務に臨むだけでは、スキルもキャリアもアップしていきません。やはり「自分で考えなくてならない」場面が、NDPマーケティングでは特に多いと思います。 少し厳しい言葉が続きましたが、実際にクライアントにソリューションを提供していくのは一人ではなくチームであり会社全体です。困っているときや大変なときは必ず誰かが手を差し伸べてくれる環境がしっかりありますので安心してください。
積極的に行動を起こしたい、チャレンジしてみたい方はぜひNDPマーケティングの選考にエントリーしていただきたいです。お待ちしております!