こんにちは! ナレッジコミュニケーションでマネージャーをしている中西です。10月21日に行われた「エンジニアの輪」というイベントのトークセッションでお話する機会を頂きました。この記事では当日お話した内容を発信していきたいと思います!
イベントの概要
エンジニアの輪はライトニングトークや交流会を通して現役エンジニアやこれからエンジニアになりたい人が交流できる勉強会です。今回は渋谷のコワーキングスペース「LULL TECH BEACH」さんで総勢70名弱の申し込みがありました!
お話した内容
当日は席替えを挟みながらの自己紹介や DDD の推進や開発ツール導入などで得た学びが発表される LT が行われ、トークセッションへと進む流れでした。テーマは「テックリードに聞く!強いエンジニアになるキャリアの歩み方」です。ホントに私でいいのかな~と思いつつもナレコムを知ってもらうため正直ベースのお話をさせてもらいました笑
トークセッションは社内規程の作成・編集・管理の SaaS サービスを提供する株式会社KiteRa(キテラ)の CTO 松村さんと slido を使ったパネルディスカッションを行いました!松村さんの note 記事はこちらになります。
ここからは私がトークセッションでお答えした内容を書いていこうと思います!
Q1. エンジニアとしてのキャリア形成で有益だった経験や技術スキルは?
AWS , Azure などパブリッククラウドの技術に早期から携われたこと、データ分析や AI などチャレンジングな技術をお客様と一緒になってビジネスに取り入れていくプロジェクトに携われたことです。
ChatGPT , Azure OpenAI Service などの現在注力している生成 AI の技術も同様ですが挑戦的かつ不確実性が高い取り組みに対して、グロースマインドセットを持って向き合い続けたことがキャリアを作っていったと思っています。
※ナレコムでも重視するグロースマインドセットに関する日本マイクロソフト西脇さんの解説動画
Q2. チームビルディングや作業の割り振りなどで意識していることは?
チームが主体性を持って働くためにもチームの幸福度を優先して考えています。日々チームが成長できているかどうかをベースにしながら、組織全体の目標が進んでいくように働くことを意識しています。
作業の分担はカンバンやタスクリストなど様々な方法を取っていますがチームやプロジェクト毎に決めてもらっていますが、多くはアジャイルの手法を取り入れたものを採用しています。
Q3.開発とマネジメントの両方を意識することで悩むことは?
マネージャーになったときに悩むことはありましたが、開発業務も組織成長も同じエンジニアリングだという考えになり吹っ切ることができました。今でもプロジェクト自体には参画しているので比重の差はあれど、ナレコムとしての成功に集中して働いています。
ナレコムの中には優秀なエンジニアがいて AI / クラウドの技術領域をどんどん切り開いていってもらっているので多くの部分を仲間に任せることができています。また私がマネージャーになって以降はスペシャリストのキャリアパスも用意し、技術的なことに集中することができる働き方も整備しました。
Q4.技術のキャッチアップで効果的な取り組みは?
プロジェクトで利用することになった AWS や Microsoft などのサービスについて公式ドキュメントや Github などを追いかけて、設計思想や開発ロードマップをキャッチアップしサンプルの写経などを行うことです。サービスが提供したい概念やコードの意図を汲み取ることでプロジェクト上で起こりうる設計上の課題に対する知見が身につく気がします。あとは鉄板ですが公式ドキュメントを何度も読むことですね。
Q5.過去のプロジェクトで難しかったことは?
ナレコムのプロジェクトは「データ分析」や「AI活用」など単なる技術導入だけではなく『ビジネス価値を生むか?』という観点での成功を意識なくしてコアバリューである「お客様の期待を超える最高のサービス」を提供できているとは言えず、、常に単なる技術提供ではなくビジネス上での成功も意識したプロジェクト進行が求められます。ここは常に難しいところですが…先駆者としてチャレンジしていく領域だと思い、日々仲間と働いています!
Q6.社内のエンジニアメンバーとの関係作りで効果があった取り組みは?
チームの立ち上げ時にはインセプションデッキを作りなどを通して価値観を共有することを大事にしています。新メンバーが入社したときやチームビルディングの際にはエンゲージメントカードを使って「信頼」「仲間意識」など意味合いは似ているものの表現が違う言葉に対する捉え方を共有し、個人が大事にしたい価値観とチームが大事にしたい価値観を言語化するワークを行っています。
エンゲージメントカードを活用したワークはこちらの合宿レポートでも記載していますので良かったら見てみてください!
Q7.社内で技術選定の基準があれば教えていただきたいです。
技術選定は多くのケースでチームの判断に委ねています。ナレコムのプロジェクトは 3 ヶ月程度の短いスパンのものも多く、プロジェクト終了後にチームで振り返りを行いながら次回プロジェクトで扱う技術を決定していきます。良い技術やアプローチは他のチームにも共有され文化になっていくと考えており、チームメンバーの中で意見交換ができる環境になることを意識しています。
Q8.今注目している技術要素やサービスなどはありますか?
僕らは Azure OpenAI Service を扱っているので、それらを活用する LangChain などのオープンソースや Azure のアーキテクチャや生成 AI を使ってどんなサービスが出てくるかには興味津々です。
最近では三菱商事様との事例を出したこともあり、会社としても引き続き Azure OpenAI Service を通していかに生成 AI をビジネス活用していくか?に今後も注力していくことになりそうです。
Q9.キャリアのスタート地点に戻ってリセットするならどうしますか?
自分が楽しいと思えることをどんどんやっていきたいです!特に今は生成 AI もあるので新しい技術を取り入れながら、もっと大きなチャレンジをしていきたいですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか? ナレコムでの働き方を少しでもイメージしてもらえれば幸いです。今後も技術特化のイベントだけではなくエンジニアの輪のようなカジュアルな交流会にもどんどん参加し、ナレコムの魅力を発信していきたいと思います!
エンジニアの輪を主宰している長岡さんが提供する社内エンジニアとカジュアルトークのできる Musubite というエンジニア同士のカジュアル面談マッチングサービスではナレコムの特集ページも作ってもらっています! 私だけではなく働くメンバーとも直接話ができるので、ナレコム社内の雰囲気に興味がある方はぜひご覧ください!