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nanaのこれからについて、今考えている3つのこと

どうも、nana music代表の"うにー社長"こと文原です。先日ふと思い立ってnanaパーティでnanaのこれからについて少しお話をさせていただきましたが、聴いてくれた方いますかね…?(笑)予告もない配信で、聴けなかった方もたくさんいると思います。なので、文章としても残そうかなと。

今回は改めて、今実装を考えているnanaの大きな3つの機能についてお話します。"いつまでに"という期限の確約はできませんが、今こういうことを考えているよ、ということを共有させてもらえたらなと。ちなみにこの3つの機能についてはぜひみなさんのご意見も聞いてみたいです。

1.サウンドのハイクオリティ化

まずひとつめ。"音声編集加工機能の充実、およびステレオ対応"を考えています。今もリバーブやケロケロボイスなど色々なエフェクトをワンタップでかけることができます。このエフェクトをプリセット化したり、EQなど今までなかった音声編集が簡単なインターフェイスで行える等、「えっ!?スマホでここまでできるの?」という体験を提供していきたい。

これまで正直、音のハイクオリティ化には力を入れてきませんでした。それよりも、カジュアルに、いかに手間なく容量も少なく自分の作品を投稿できるかを重要視してきました。

「90秒でモノラル」という手軽さがnanaのスタンダードだけど、このサウンドは一人ひとりにとってもちろん大切な一つの"作品"だし、作品である以上サウンドにはこだわりたい、という想いはやはり強いな、と。その気持ち、とても良く分かります。みなさんが自分のサウンド作りにもっとこだわれるようにするために、DTMツール、、、とまではいかないかもしれないけど笑、モバイルだけで満足いく音声編集加工ができる、という機能を目指しています。(でも超難しそう、、、すぐに完成形にはできないけど、小さく改善していきます。頑張ります)

加えてもう一つ、ステレオ化について。

ステレオ化も、より自身の作品作りにこだわれるようにするために、がメインではあるのですが、もうひとつ。ビジョンのために実現したい。nanaは「音楽で世界中の人々をつなげる」というビジョンを元に始まっています。これは今も昔も変わりません。これまでも色々な所でお話ししてるので、目にした方も多(かったら嬉しいな)いと思いますが、「“We are the world”を、世界中で人種も国境もすべて超えて一緒に歌い合うことが当たり前にできる状態を作りたい」というのがnanaを作った原点です。



ありがたいことにすでに、“We are the world”含めたくさんの楽曲の合唱コラボが投稿されていたりします。ただ、今のnanaはモノラルなので、コラボすればするほど音が重なりどうしても声が潰れて聴こえてしまいます。そこでステレオ化し、音声編集機能が充実し自由度が増えれば、例えばそれぞれにPan(定位)を振り、奥行きを出し、50人なら50人、100人なら100人の音のパワーをダイレクトに表現することができるようになる。「スマホ一つで世界中の人たちと音楽でつながる」というnanaの元々のコンセプトに近づける事ができます。これは絶対に楽しいものだと信じています。

2.投げ銭の実装

ふたつめは、投げ銭です。投げ銭機能はすでに他社のサービスでもたくさんありますよね。機能として溢れている中、あえて今からnanaが投げ銭をやる意味について正直ずっと悩んできました。自身の創作で稼げることはもちろん素晴らしいことですが、稼ぐことが利用動機ではない場にその仕組みを組み込むことで、純粋に「楽しいから」という理由でサービスを利用できなくなるのでは?ノイズが生まれるのでは?等、正直葛藤がありました。一方で、投げ銭的な機能はどんどん世の中に浸透してきていて、そこでは非常にカジュアルな形で、コミュニケーションの一部として投げ銭が利用されているし、また、「自分の作った作品・表現にきちんと対価をもらえる仕組み」はやっぱりどう考えても素晴らしいとも思うんですよね。正直不安は残ってます。が、ここはぜひチャレンジをしてみたいなと、考えています。

じゃあ実際に投げ銭を実装しよう!nanaらしい投げ銭ってなんだろう?となった時、コラボ元の人たちにもきちんと収益が分配される仕組み、というのがまずひとつ。nanaの特徴の一つがコラボですよね。投げ銭って基本それを貰った人のみに収益が行くモデルが主流だと思いますが、nanaではそのコラボ元、サウンドを作った人達、そのサウンドを構成している人達にもきちんと分配され収益が得られるような仕組みを実現したい。

そしてもうひとつ。こちらもまたビジョンのために、投げ銭において実現したいと考えていることがあります。



この動画は2010年、ハイチ大地震救援チャリティーソングとして発表された「We Are The World 25 Years for Haiti」のYoutuber版で、これこそがnanaを創るキッカケになった動画です。(nanaを創ったキッカケに関してはこちらの記事もどうぞ)


nanaを始めたキッカケ #うにーのつぶやき|nana box|note
幼少期はクラシックピアノを4年ほど習ってたり、中2ぐらいから音楽に興味を持ち始め、缶コーヒーFireのCMがキッカケでStevie Wonderに憧れて独学で歌の勉強を始めたりと、まあ昔から音楽表現が好きという素地はあったのだけど、nanaという「スマホひとつで、世界中の人たちと音楽でつながる」サービスを作るキッカケとなったのは上記のこの動画。nanaが生まれるキッカケとなった動画。 ...
https://note.com/nanamusic/n/n18db1247ab46


「“We are the world”を、世界中で人種も国境もすべて超えて一緒に歌い合うことが当たり前にできる状態を作りたい」。この状態を実現できた先にあるモノはなにか、“We are the world”を観て感じたこのゾクゾク感はなんなのか。それは、音楽が世界中の人々の共感を生み、共感が資本を生み、その資本が社会問題を解決していく。それを証明できたことが、このムーブメントのひとつの大きな価値だと。音楽が人々の根本的な問題の解決に寄与すること、これこそが音楽の大きな力だと僕は思っています。

先ほど書いた、もう一つ実現したいこと。それは、このムーブメントを一人一人が起こせるようにしたい。投げ銭という機能があれば、それを実現できるのではないかと。例えば投げ銭の何%かを自身の指定する団体に寄付できたり、特定の音源に対する投げ銭は全額寄付にまわる、といったスムーズな仕組みが作れる。そんな仕組みを作りたい。これがnanaの考える投げ銭です。

3.コンテンツの動画化

みっつめはコンテンツの動画化。いきなり動画化?と言われて驚いた人もいるかもしれませんが、動画を投稿するのではなく、今まで通り音を投稿してもらうことに変わりはありませんので安心してください。

単純に見え方を動画化(アニメーション化)していこうかなと。例えば静止画1枚に簡単なアニメーションが付くだけで一つのMVのようになり、音のイメージや世界が一気に広がります。音に絵がつくことで、もっとよりたくさんの人に聴いてもらえるようになるし、Twitterでシェアした時も動画ならフィード上で自動再生されるのでより多くの人に見てもらえるようにもなると考えています。この機能はちょっと文章だけではイメージが湧きづらいと思うので、時期がきたら補足していきますね。実はこの先には、絵や動画の「描いてみた」で音とコラボができる…なんてことも考えているのですが、、、これもまたいずれどこかでお話しします。

最後に

今回お話した3つのことが、これからのnanaの大きな改修ポイントと考えています。もちろん、日々のnana本体の改善は続けます。これは大前提。みなさんからの「そもそも使いづらいよね、不具合あるよね」など毎日いただく声は全てちゃんと届いていますし、ここは最重要・最優先事項として日々取り組んでいます。

とはいえ、nanaはまだまだ小さな会社でやらなくちゃいけない事がたくさんあるのですが、なかなかできていません。みなさんにご迷惑をおかけすることも多々ありますが、これからもあたたかい目で見守っていただけると幸いです。

さて、いかがでしたか?この記事はTwitterでもシェアしますので、3つの機能に対して、ぜひみなさんのご意見をTwitterもしくはサポートメールでお送り頂けると嬉しいです。

こんな感じでこれからも、何をやろうとしているか、今どんなことを考えているかなど、定期的に発信していきますね。

世の中はゴールデンウィークに入ります。でも今年は「STAYHOME週間」。もしよければ "おうち時間" の楽しみの一つとして、nanaで遊んでみてください。


nana スマホでつながる音楽コラボアプリ
nanaは、スマートフォンで簡単に歌声や楽器演奏が録音・投稿できるアプリです。ユーザー同士で拍手やコメントをしたり、誰かのサウンドに歌や演奏を重ねることで「コラボ」したりと、音楽を通して世界中の人とコミュニケーションを楽しむことができます。
https://nana-music.com/
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