こんにちは。
ナディアで広報を担当しています遠藤です。
いつもナディアのストーリーをご覧いただき、ありがとうございます。
今年もさらにいろいろな記事を投稿していきたいと思いますので、ご期待ください。
この記事では、昨年に引き続き、2024年で5年目を迎えた社内の最高位アワード「nadia design award 2024」について、個人賞受賞者の声を2回に分けてご紹介したいと思います。
今回は「Account Planning Category」受賞者のインタビューをお届けします。
nadia design awardとは
受賞者インタビューのご紹介に入る前に「nadia design award」について簡単にご紹介したいと思います。
nadia design award 2024は、個人賞とプロジェクト賞の2つの賞が存在し、さらに個人賞では、「Account Planning Category」「Creative Category」の2つのカテゴリーに分かれています。ともにクリエイティビティ、プロジェクトにおける創意工夫を競う「社内の」アワードとなっています。
nadia design award創設の経緯などは、こちらの記事でCCOの小川が語っておりますので、是非こちらもご一読ください。
nadia design award2024
個人賞受賞者のご紹介!
さっそく「nadia design award 2024」の受賞者をご紹介したいと思います。
🌟Brand Experience Produce Unit Producer 佐藤ヒサオさん🌟
アーティストマネジメント、プロジェクトマネジメントなど経験の後、2021年にナディアに入社。体験施設のフルリニューアルや、リブランディングなどの案件を担当。
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受賞者にインタビュー
では、さっそく受賞した佐藤さんのインタビューをご紹介します。
このたびは受賞おめでとうございます!
2連覇となりましたが、発表時はどんなお気持ちでしたか
今年も受賞できるとは本当に思っていませんでした。nadia design award (以下、NDA)は相互審査の形式をとっています。日ごろ一緒に案件を担当するメンバーからフィードバックをもらうことはあっても、案件で関わっていないメンバーから私の取り組みがどのように見えているのかは未知数でした。
また、NDAは案件ベースでのエントリーにはなるものの、その案件における創意工夫を評価するアワードなので、ほかのメンバーがどのようなエントリーをしてくるか、ドキドキしつつ、私も毎回楽しみにしています。
その他にも、今年は毎月朝礼で表彰されるMAP(Monthly Admired Person)の年間投票数のランキングでも1位となり、表彰してもらいました。
実は、毎月の集計で2024年は表彰されておらず、累積すると1位だったという驚きの結果でした。どこかの月で突出して票が入ったことはなかったのだと思いますが、じわじわと評価いただいたことは嬉しかったです。
受賞した案件について教えてください
大規模な施設のシステム開発案件であり、ナディアが取り組んでいる領域の中で、少し新しい領域の取り組みでした。今回、エントリーした案件は、デジタルサイネージやタッチパネル、プロジェクションマッピングを制御するシステムの制作だったのですが、私がこれまで前職で携わってきた映像創出のプログラムと、フロントエンドとバックエンドを全て掛け合わせたようなプロジェクトで、大規模案件でありながらその3つの領域の掛け合わせをできたことが、私としても嬉しかったですし、社内のメンバーにも新鮮に捉えてもらえたのかもしれません。
また、今回のプロジェクトも非常に長期にわたるプロジェクトで、どのように運用すべきかという視点での仕様検討がなされていました。私はプロデューサーとしてクライアントの立場に立ちながら、PMOという位置づけで1からエクスペリエンス設計を行い、外部のテクニカルディレクターと共に、どのようなチームビルディングをすべきか、時間をかけて丁寧に検討しました。
私としてはできるだけナディアのメンバーで地盤が固められるようなチームにしたいという想いがありました。それは、フロントエンド、バックエンドの実装もそうですし、UXデザインなどの分野においても、ナディアのメンバーに自分の案件で活躍してほしいと思っていたからです。
実際にナディアのメンバーが実働したのは、最後の半年くらいになります。その頃には現地の施工が始まっており、私自身、現場マネジメントやコンテンツマネジメントなど、多岐にわたるセクションをマネジメントしなくてはならない状態でしたが、参加したメンバーの皆さんが自律的に動いてくれるとても優秀なチームで、どんどん自発的に仕事を進めてくれるので、クライアント様からも安心できる安定したチームだったと評価してもらえました。
素晴らしいチームをつくれた秘訣は何だったのでしょうか
まずは、今回のような案件に参加したい!と思ってくれるメンバーが手を挙げてくれたことだと思います。また、スケジュール的にも余裕をもって進めていたので、忙しいメンバーでも手を挙げやすかったという点も大きい要因ではないかと思っています。
また、このプロジェクトでは、他社のプログラマーも参画しており、定例の打ち合わせなどでは、課題に対して全員が解決方法をディスカッションできるような空気が自然とできていました。その結果、お互いの技術を高め合うようなやりとりを目にすることが多々ありました。社内のメンバーだけでは味わえない刺激みたいなものを感じてもらえる現場だったのかもしれません。普段だともらえない賛辞をもらえることもあり、仕様書の精巧さやデザインのレベルの高さなど、素晴らしいと思ったことに感謝を伝えあえるチームになっていました。
ナディアは自社ですべて完結できるリソースを持っていますが、他社との交わりによって生まれた化学反応がとても大きかったと思います。
私個人としては、クライアント様から言われた内容をこなすというよりも、「もっとこうしたほうがいいと思う」「これをやるにはもう少し予算が必要」など忖度なく言えるタイプなのかもしれません。そのおかげで、クライアント様ともワンチームになれたと思っているので、私はそういうスタイルなのだと改めて感じました。
仕事を進めるうえで大切にしていること
自分だけが得をしようと思うのではなく、まっすぐな気持ちで話をすれば、大体の話は聞いてもらえると思っています。これは、後輩にも伝えていることですが、正しいことをきちんと素直に伝えれば、たとえ相手と意見が違っても、一度は聞いてもらえます。ただ、同じことを言うにしても、そのタイミングはとても重要です。そのタイミングを見計らうようにしています。
また、何かを伝える時には、その人になりきって考えるようにしています。この話はクライアント様だったらどのように感じるだろうか、またクライアント様といっても、その人が組織の中でどういった立場なのかを想像します。どういった人を相手に社内決裁を取らなくてはいけないのか、その人の上司はこういった人柄だったからこういった話し方が響くのではないかなどを考えます。まるで、その人に憑依するかのように考えるのが得意なのかもしれません。憑依して考えてみると、求められるものも見えてきます。
何度かミーティングに参加させてもらうと、その人がどのような視点で動いているのか、なんとなくわかるようになるので、この場では伝えるのはやめよう、明日電話で改めようなどと対応を変えるようにしています。
毎回、素晴らしいメンバーに恵まれているように見えますが、
メンバーのアサインで気を付けていることはありますか
プロジェクトがスタートするときにメンバーのアサイン依頼をするのですが、スタート前にある程度の技術はもちろん、起こりうるシーンや必要な対応力を洗い出しておきます。そうすることで、おのずと必要なメンバーが見えてくるようになります。
また、プロジェクトの外殻をしっかりとメンバーにインプットし、ナディアとして目指すゴールを設定してメンバーに伝えることを大事にしています。ここでもアサインされる人に憑依してみて、できるだけその人が楽しいと思えることに参画してもらいたいと思っています。その時々の事情に応じて、同じ人でもプロジェクトへの重心のかけ方は変わってきます。
過去のさまざまな経験を経て、今では仕事でも何をやるかだけでなく、誰とやるかも大切になってきていると感じています。
これから受賞を目指す方にコメントをお願いします
今回の案件はシステム開発だったため、NDAへのエントリーが非常に難しかったです。そこで、写真・カメラ部の2名に現場に来てもらい、写真を撮ってもらい、取り組みの内容がわかるようなエントリーシートを作りました。結果的に、写真部の2名にもこのプロジェクトに興味を持ってもらうことができました。今後も多くの方を巻き込んで、新たなプロジェクトを進めていければと思います。