こんにちは、マイネット採用担当です!弊社の社員や仕事内容を知って頂くため、若手社員インタビューを行いました!連載企画で5名のインタビューを行なっていきます!!今回は第二弾!データサイエンティストの紺野さん。新卒で入社し、1年目になる紺野さんが考えるマイネットで働く魅力について語ってもらいました。是非、ご覧ください!
◆どんな学生時代を過ごしてきましたか?
大学院で経済学部の統計学について学びました。具体的には、「計量経済学」や「産業組織論」という分野で、統計を使って市場の分析です。修士論文は、「PCゲーム市場のゲームソフトの需要の推定」をテーマにし、「ゲームを配信している企業が“戦略”を変えた時に、どういった結果になるか?」を統計をもとに研究しました。
—PCゲーム市場を選んだのは、なぜですか?
PCゲーム市場はデータを取得しやすく、販売数などの重要な情報が公開されており、統計が取りやすいからです。また、PCゲームは比較的参入しやすい業界だという点も選んだ理由です。他の業界と比較すると、世の中に認知されていないゲームでも簡単に市場に出せます。
私が統計を取っていたのは、「世の中に認知されていないゲームは、市場にあるほうがいいのか?」それとも、「プラットフォームが審査をして、質のいいゲームだけを市場に集めた方がいいのか?」というものでした。研究の結果、「ゲームの質に関係なく、多くのゲームが市場に出ていた方がいい」という結論に至りました。
理由は、「多くのゲームが市場に存在した方が、ユーザーの選択肢が増えて、
個々人のニッチな好みに合うようなゲームを選ぶことができる。」からです。
◆就職活動はどのようにされていましたか?
これまで学んできた統計や分析を活かせる仕事に関心を持っていたので、データ分析ができる職種に絞って就職活動をしました。その中でも、データが大量にあると想定される有名なWeb系企業を中心に受けていました。
実は学部生の時にも就職活動をしましたが、学部生時代は、やりたい仕事に出会えませんでした。“やりたくない仕事”に対して、「やります!」とは言えなかったので、当時は就職することをやめました。
それまで学んでいた統計が好きだったので、より高い専門性を身につけるために大学院に進み、その後に改めて就職活動を行いました。
◆数ある企業の中で、マイネットに決めた理由を教えてください
社員の方との面談の中で、私のやりたいと思ってきた分析系の仕事がマイネットで実現できることがわかりました。多くのタイトルを運営しており、すでに粒度の高いデータを扱え、自分自身が出した答えがビジネス接続される仕事は、とてもやりがいがあると思えました。学びを直接活かせる、かつ働いているイメージが湧いたのが決め手でした。
◆現在のチーム構成や、職務内容を教えてください
私現在、プロジェクト(タイトル)毎の運営や施策を立てるチームに所属しています。
具体的な業務としては、“デッキ分析”を行なっています。
“デッキ分析”とは、「ユーザーがゲーム内で使うカードを分析」することです。各プロジェクトメンバーが作った施策や商材(※注1)の効果は出ているのか?を検証する業務です。
私たちがデッキ分析をすることで、”新しい商材”を開発するために必要な情報が提供できます。デッキ分析のゴールは、その分析自体を自動化して、プロジェクトの人たちが欲しいタイミングでデータを出力できる状態にすることです。そこまで自動化する過程で、「デッキデータの何が見たくて、どういう点を検証したいのか?」を精査する必要があります。
プロジェクトチームと打ち合わせを重ねて、分析内容を固めていきます。
1タイトルを約3ヶ月程かけてプロジェクトを進め、複数タイトルを同時進行で担当しています。こうしたノウハウを活かして、分析結果を他のタイトルにも展開できるように検証しています。
※注1 商材・・・ユーザーが課金をして手に入れるゲーム内の商品
◆仮説通りの検証結果が出ることと、その統計データによって誰かに感謝されこと、どちらがデータサイエンティストとして嬉しいですか?
データを使ってもらった時にお礼を言われることが嬉しいです。
結果的に思っていた数字にならない時もあるのですが、データ分析は役立ててもらわないと、それ自体には意味がありません。
大学院生時代であれば、仮説が正しかったと分かれば「”真理”が見つかった!」という喜びで自己満足に終わっていました。
ですが、現在仕事で行なっている「誰かのための分析」というのは、分析を求めている人を助けることができ、自分が出した真理に対して人から感謝されるので、嬉しさは非常に大きいです。ですので、統計データによって誰かに感謝されることの方が嬉しいです。
◆マイネットならではの、データサイエンティストとしての面白さを聞かせてください
大きく2つあります。
1つ目は、変化スピードです。
マイネットは東証一部上場企業でありながら、ベンチャー企業の風土が残っており、組織内の変化スピードが早いです。毎月やることが変わっていくのでそれが面白いと思っています。
2つ目は、データ量が多いことです。
マイネットはタイトル数が多いので、1つのタイトルから得たノウハウを、他のタイトルへ展開して検証できる点が面白いと思います。
一つのタイトルで起きている事が、そのゲーム特有のことなのか、それとも普遍的なことなのか?を検証できます。多くのタイトルがあるからこそデータが多く集まり、検証できる点はマイネットの強みです。
ータイトルが多い、ジャンルが変わる、などで調べるデータの質は変化するものですか?
はい、変化します。
例えば、対戦型のゲームでは、カードに記載されるスキルの強さなど、パラメーター(※注2)を分析する必要があります。一方で、乙女ゲームはそれぞれのキャラクターの人気がどうなっているのかを分析する必要があります。
※注2:ゲームでの色々な変数(変わる数値)のこと。
例えば、キャラクターのスペックや能力値(攻撃力、防御力など)がある。
このように、タイトルの特性によって分析する項目が異なってきます。
分析するタイトルが決まった際には、そのタイトルを事前にプレイします。ユーザーとしてどこにポイントがあるのか?を調べたりもしています。
ーどういうジャンルの分析が難しいですか?
私の場合は、乙女ゲームの分析が実は難しいです。
対戦型のゲームに関しては、マイネットとしても分析の実績が多く、ノウハウの蓄積があります。一方で、乙女ゲームは面白さの切り口がまだ明確に分からないので、そういったポイントを見つけるのが難しいです。
◆マイネットに興味をもってくれている就職活動中の学生の皆さんへ、メッセージをお願いします!
「とにかく分析が好き!」という方は是非、マイネットのデータサイエンティストとしてご入社頂ければと思っています。更にいうと、「ゲームが好きで、分析も好きな方」にとっては最高の環境です。
実は私自身、ゲームはあまりやってこなかったのですが、最近は担当のゲームをよくプレイしています。ゲームをやることでより高いレベルの分析ができるので、分析に興味があるので、ゲームにも関心もてています。
自分の分析によって、ゲームの中に新たな商材が生まれることは貴重な経験です。ゲームタイトル数が多いので、新卒で入社した若手にもチャンスがあり、
社員の成長機会を提供する環境を、マイネットは整えてくれていると感じています。
日本で一番ゲームタイトルを運営しているマイネットでしか経験できないことがあります!皆さんにお会いできる時を楽しみにしています。
◆これまでの新卒インタビュー
新卒採用で募集しているポジションごとに、先輩インタビューを掲載しています!就職活動から入社後に実際にやってきた業務の中身に迫っています!興味のある職種をぜひご覧くださいませ。