美容のためにも、毎日の食事にプラスオン。タンパク質を多く、おいしく摂れるパン、「YOUR BREAD (ユアブレッド) 」が誕生!
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こんにちは!YOUR MEAL採用チームです。
今回は、YOUR MEALの商品開発に携わる大田さんにインタビュー。マッスルデリやYOUR MEALなどさまざまな食製品の開発について、日々の業務やこだわりのポイントなどを聞いてみました!
大田 和香奈|2017年、DM三井製糖入社。2023年よりYOUR MEALに出向。「マッスルデリ」や「YOUR MEAL」のメニューをはじめ、新商品「ユアブレッド」などの開発にもかかわる。中級食品表示診断士、食品衛生管理者、AIPE認定知的財産アナリスト。
製品の管理・開発をするプロダクトグループの中で、商品開発と品質管理を担当しています。新メニューやブランドコンセプトに沿った新商品の開発、外部企業との共同開発など、幅広く携わっています。
具体的には「マッスルデリ」や「YOUR MEAL」のメニューを考え、工場と連携するところから始まります。最近だと新しいコンセプトとして、ビーフストロガノフなどのプレミアムメニューを販売しました。
他にも、ブランドチームと連携してYOUR MEALらしい新商品を形にすることや、他社と共同で商品開発することもあります。そうなると、どんな商品にするのかアイデアを練るところから、実際に製造できるかつユーザーさんにとって安全な工場を選定し、価格設定やパッケージデザインまでトータルでプロデュースしていきます。
出向する前は、主に食物繊維や砂糖の研究開発をしていました。それぞれの素材にどういう機能性があるのか、健康面への効果などの研究にも関わっていたんですが、私は特に「おいしさ」のアプリケーション研究に注力していました。
例えば食物繊維をどういう食品に加えたらおいしくなるのか、味だけではなく食感をより良くできるかなど、多様な角度からおいしさをつくるための研究です。
ワクワク6割、不安4割でした(笑)ベンチャーってどんな環境だろうと思いながらも、冷凍弁当領域にはニーズの高まりも感じていたので、新たな環境での挑戦は楽しみでした。
研究の仕事では、自分の手掛けた素材が実際にどう活用され、どんな商品になって利用者のもとへ届いているのかまでは実感しづらかったんです。もっと直接的にお客様とつながりたいと感じていたこともあり、YOUR MEALの「一人一人に寄り添ったパーソナライズ食品を提供する」というコンセプトにも共感して、ユーザーさんとの距離が近い環境に期待を膨らませていました。
栄養バランスなどの機能面は大前提で、それをいかにおいしく作るかを重視しています。おいしいことって当たり前かもしれませんが、私たちが大切にしているのは、見た目の彩りや食感なども含めたトータルの「おいしさ」。PFCバランスが整った食事を継続的に提供し、ユーザーさんの目標達成をサポートするというコンセプトを成立させるためにも、必要なものだと考えています。
一方で、おいしさは人によって感じ方が違うため、社内で味の評価軸を設けて約60種類のお弁当メニューを分類し、バランスを考えながらメニュー開発を進めています。食のパーソナライズとおいしさを両立させるため、多様な好みに応えるラインナップを実現できるよう心がけています。
今までの職場とは、スピード感が全然違います。体感、五倍速くらい。アイデアを出してから決断するまでのプロセスが圧倒的に早いです。部署間の垣根が低く、毎週の全体会議で他部署の動きもタイムリーに把握できたり、日頃からコミュニケーションも取りやすいので、無駄のない開発が可能になっています。
また、「YOUR MEALらしさ」の感覚がするどい方が多いと感じています。特に上長たちはユーザーファーストを軸に判断されていて、「これがあったらユーザーさんは嬉しいよね」「これは求められていないよね」といった視点で意思決定されている。ユーザーさんとの距離が近いからこそ対話を大切に、どんなニーズがあるのかを常に考えているんだと思います。それがユーザーさんに価値を届けることにつながっていると実感しています。
ユーザーさんからのお問い合わせや感想は、社内でもすぐに共有されるんです。情報がタイムリーに行き交うのでユーザーさんの感覚を肌で感じることができますし、積極的に声を取りに行くためインタビューや出店イベントで直接対話する機会もつくっています。
ユーザーさん目線で商品をブラッシュアップしていくのもYOUR MEALならではの醍醐味で、「塩辛い」「味が濃い」などの声をもとに味の改良を重ねています。そういった声があってこそ改善する目線が生まれるため、非常に貴重なフィードバックだと捉えています。
もちろんポジティブな声をいただくことも多く、今年10月に発売したちゃんぽんは、販売開始直後に「すごく美味しいからもっと食べたい」というリクエストをいただいたんです。社内で報告を受けて「あ、ちゃんぽんが喜ばれてる!」とチームでワイワイしたり。とても嬉しかったですね。
「具だくさんトムヤムセット」!(即答)トムヤムクンはもともとクセのある味なので、万人受けすることやクセ自体の再現が難しいと思っていましたが、工場と細かくやり取りしながら、こういう味に仕上げたいのでもうちょっと辛く、もうちょっと薄くしてくださいなど、微調整を重ねて開発を進めました。見た目もよく仕上がったと思うので、ぜひ試してみてください!
メニュー開発で一つ一つのステップを経てできあがった商品をユーザーさんに召し上がっていただける。そのプロセス自体がやりがいになっています。プロセスも社内の声を反映しながらブラッシュアップして改善・改良していくなど、工夫しながら進めています。
また、一緒に働くメンバーからの刺激も多いです。自分たちの業務に専門的に携わってきたメンバーだからこそスピード感と判断が早く、どんどん話が進んでいく。上司からも「会議に参加したなら何かしら発言しないと意味がない」と鼓舞されます。そうした文化があるからこそ、全員で知恵を出し合いながら、いいものを作り上げていけるんだと思います。
この1年で圧倒的に変わったのは、責任感の持ち方です。大きな組織では、最終的な意思決定は上司に委ねる機会が多くあります。でもここでは、一人一人が責任を持って提案し、議論を重ねて判断していく。そうしないとYOUR MEALとして最良の答えが出せないと思うようになったし、自分の言動が会社の方向性や貢献に直結することは、やりがいにもつながっています。
その中で、「学び続ける」という意識は今でも大切にしています。利用者のニーズは移り変わりますし、それを形にするための技術も進化しています。自ら率先して新しいことにチャレンジし、吸収していく。探究心を持ち続けることが、より良い商品開発につながると信じています。
同時に、スピード感をもって進めながらも「お客様起点で考え抜く」姿勢も重視しています。ユーザーさんが安心して、安全に喜んでいただける品質。そこを追求し続けるのがYOUR MEALが届ける商品のクオリティにもなると思っています。
「ユアブレッド」など新商品を出している中、プロトタイプで出した商品などもあるので、フィードバックをうまく拾いながらより魅力的な派生商品を作ってみたいなと思っています。それと関連しますが、ユーザーさんの声を集める仕組みづくりにも取り組んでいきたいです。フィードバックがあってこそ、商品をどう改善・改良していくか、どんな新商品を展開するかを判断していけると思うので、ニーズや反応を集める仕組みを拡充させて、ユーザーさんの声第一の開発サイクルを実現していきたいです。