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ヨルダンへ行く予定だった青年海外協力隊の候補生が福島の岳温泉で働くワケ

こんにちは!mt.inn(マウントイン )メディアチームです。最近ありがたいことにWantedly経由で多くの方から応募を頂いております。こちらのストーリーでは弊社の雰囲気が少しでも伝わるようにどんな人が働いているかインタビューを実施します。今回は昨年からアクティビティ事業の立ち上げに関わっている高池さんからお話を聞きました!

高池遼

1996年生まれ、長野市出身。大学時代にインドネシアでの交換留学やベトナムでのJICAのインターンシップを経験し開発途上国への関心が芽生える。2020年から青年海外協力隊の観光隊員としてヨルダンの世界遺産ペトラ遺跡への派遣が決まっていたもののCOVID-19の影響により派遣が延期となる。派遣前訓練が行われる予定だった福島県二本松市岳温泉へ拠点を移し着地型観光の企画やマーケティング全般を担当している。

ー高池さんは長野県がご出身だと聞きましたがなぜ岳温泉に来て働こうと思ったのですか?

高池:端的に言うとマーケティングの実務経験を積んで観光ビジネスのノウハウを身に付けたかったからです。私は元々去年からJICA(国際協力機構)が実施している青年海外協力隊というボランティア制度を使って2年間中東のヨルダンという国で観光開発の仕事をする予定でした。それがコロナで延期になってしまって...

JICA海外協力隊
私たちは、日本と開発途上国の人々をむすぶ架け橋として、互いの知識や経験を活かした協力をすすめ、平和で豊かな世界の実現をめざします。
https://www.jica.go.jp/volunteer/index.html

派遣されるまでの間日本で観光分野の修行を積んで海外でも通用する実力を付けたいと思いWantedlyで応募しました。JICA海外協力隊の派遣前訓練所が岳温泉のすぐ近くにあるのでこの地域に縁があったというのも興味を持った理由の1つですが、地方で尖ったマーケティング戦略を持っていたり様々な企画やプロジェクトを推進している環境がとても魅力的だったので思い切ってこちらの世界に飛び込みました。

ー普段はどんな仕事をしているのでしょうか?


高池:アクティビティ事業に関わる企画や日々のオペレーション改善、販促、ガイディング、マニュアル作成など事業立ち上げに必要な様々なプロセスに関わっています。私はアクティビティの本格販売の直前に岳温泉に来たので事業立ち上げ直後のベンチャー感とワクワク感を日々感じながら仕事をしていました。

中でも去年は奥岳自然遊歩道の沢の中をガイドと歩くシャワーウォークというアクティビティを夏季の短期間で500名以上集客し大ヒットさせることが出来ました。印象的だったのは福島県内の人気番組にシャワーウォークの様子を取材して頂く機会があり、放送終了直後に大量の予約が入り電話が鳴り止まず吐きそうになったという事がありました(笑)。このようなベンチャー企業の勢いとスピード感を感じながら仕事をする事ができます。

夏の安達太良といえばコレ!爽快、シャワーウォーク体験 | あだたらアクティビティ
ACTIVITY INTRODUCTION 夏の安達太良といえばコレ!爽快、シャワーウォーク体験 催行日 7月~9月末日 フィールド 奥岳清流遊歩道 所要時間 4時間 定員 10名 最小催行人数 4名 申込締切 催行日3日前 料金(税込) 大人:8,000円 子ども:4,000円 子ども条件 4歳以上(小学生以下は保護者同伴) 料金に含む物 ガイド代、保険、沢靴、ライフジャケット、ヘルメット、ウェットスーツ 用意する物 水着、(ウェットスーツの上から履く)短パン、飲料 ※500mlのペットボトルのみガイド
https://mt-inn.jp/adatara-activity/tour/80

ーそれは大変でしたね(笑)。そういった仕事の中での学びや新しい発見はありましたか?

高池:0から仕組みを作ったりするのはすごく楽しい事ですし今まで無かったものを創り出す作業になるので勉強になります。来た当初はひたすら業務の効率化仕組み作りに奮闘しました。例えばスプレッドシートで予約の受付を効率化させたりツアー後にガイドが撮った写真をお客さんへQRコードで共有する仕組みを作りました。

始まったばかりの事業なので日々何らかの問題が発生します。そのため課題を発見し分析して解決する能力もとても重要です。去年の夏は毎日予約が満杯で自身もシャワーウォークのサブガイドやファットバイクのメインガイドを担当するなどとても忙しかったですがその分現場で多くの事を学ばせて貰いました。今年は販路を拡大して売上を伸ばすと同時にCSアップにも取り組んでいきたいです。

ー仕事をしていて感じたやりがいはありましたか?

高池:お客さんが笑顔になった瞬間や口コミ、直接良いフィードバックを頂けた時は純粋にとても嬉しいですね。子連れのファミリーが多く来てくれて子供も楽しんでくれていたのですが大人も我を忘れて夢中になって遊んでいる姿が多く見られたのが印象的でした。

ーそれは観光業ならではのやりがいですね。マウントインで働くことのメリットは何だと思いますか?

高池:マウントインはお客さんや働く人にHUB × GATE × STARTLINEを提供してくれます。

アスリートや上場企業の社長、芸能人の方など東京でもなかなか会うことのできない人と気軽にバーで話す事ができるのは稀有な環境です。このような世界中から面白い人たちを沢山引き寄せるHUBの機能がマウントインにはあります。この空間にいるだけで色々な人の生き方を知るきっかけになります。

私は今まで殆ど観光地のアクティビティやオプショナルツアー等に参加した事がありませんでしたが、ここへ来て自分が販売する立場になったため自社商品を理解するためにもシャワーウォークをはじめファットバイクやSUP等様々なアクティビティを体験してきました。このような新しいことを始めるGATE(きっかけ)とSTART LINEを作ってくれたおかげで未知の領域にも果敢に挑戦して視野が広がり私の人生は豊かになったと思っています。

ー最後に応募を考えている方へのメッセージをお願いします!

高池:大学生はオンライン授業、企業はリモートワークが日常化しつつある今地方で働くことのハードルはかなり下がってきています。地方には様々な課題が山積みですが、やる気のある人がちょっと改善するだけで大きな変革を起こす事ができます。

地域には価値観やポジションの異なる人が沢山いるのでそういった考え方の違う人と折衝する経験というのもなかなか東京ではできない価値のある事だと思います。東京とはまた少し環境の違った地方でビジネスに挑戦してみたい方、将来的に地域おこし協力隊や青年海外協力隊の観光・コミュニティ開発などの職種を希望している方にとっても価値のある勉強ができるのではないかと思います。

これから外部の人が多く入って来て貰えると良い意味でローカルとの価値観の衝突が起きるのではないかと思います。地方へいきなり飛び込む決断をするには勇気がいると思いますので少しでも興味のある方はご遠慮なく相談して下さい。

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