はじめまして。モレーンコーポレーション(以下、モレーン) 東海支社で新規開拓営業を中心に北陸エリアの基幹病院や重点医療機関を担当している平村です。日々の活動でユーザーの皆さまにご提案しているのは、コロナ禍で全国の様々な施設で活躍した感染対策に特化した製品です。
今回お伝えするのは、「転職による自己都合退職でモレーンを離れた私が、復帰するまでのストーリー」です。
現在モレーンは、一度退職した方を迎え入れる『カムバック制度』を制定しております。今回、私が初の復帰したメンバーとして当事者のリアルな思いをお届けしたいと思います。
大好きだった会社を退職しようと思った理由
私がモレーンへの転職を考え始めたのは2020年の3月頃でした。新型コロナウィルス感染症(COVID-19)が日本で猛威を振るい始めていた時期で、感染症対策に特化した製品を扱う事業内容に心を惹かれました。
学生時代から医療関連の仕事に関心はあったものの、就職活動ではご縁に恵まれず、新卒で入った一社目は鉄鋼関係の会社でした。悔やむ時間ももったいないと割り切り、新規開拓の営業経験を積み、誇れる実績を増やしていこうと日々努力を重ねていました。
そんなある日、仕事にも慣れ営業職にやりがいを感じ始めたことをきっかけに、転職エージェントに相談。「転職活動をすれば医療関連の仕事に就けるかもしれない」と考えるようになりました。
その中で希望だった医療業界のモレーンと出会い、無事に内定をいただき、入社を果たすことができました。
私の配属先は東海支社で、北陸エリア(富山県・石川県・福井県)に岐阜県と愛知県を含めた計5県の担当でした。感染対策認定看護師や医療機器ディーラーへの営業活動が私の役割になります。
モノを売るのではなく、コトを売る。そうした心がけのもと、病院に対してのヒアリングを大切にしながら状況や課題に合った提案をしていました。北陸エリアの方言に馴染みがあったことも、私にとってはコミュニケーション上のプラスに働きました。
その後モレーンで約2年半ほど勤めましたが、2022年11月末で退職することを決めました。コロナ禍で感染対策製品を取り扱っていたため激務が続いていたこと、社内の雰囲気も殺伐としていたことなどがきっかけです。
モレーンの扱う製品やサービスは本当に素晴らしく、営業として充実した日々を送っていたため、私にとって本当に大好きな会社でした。
ただ、なかなか拭えない疲労感と社内制度に対する不安が大きくなっていき、転職を決意することとなりました。
自分からは言い出せなかった「戻りたい」の一言
ここからは、私がモレーンに復帰するまでのストーリーになります。
「転職先の話はしないの?」と思う方もいるかもしれませんが、実は転職から4ヶ月ほどが経った後、元上司からふいに連絡が来ました。他愛のない話をする中で、もう一度東海支社で働きたいと思うようになり、すぐにモレーンに戻ることを決心したため、それほど多くのエピソードがないというのが実際のところです。
私にもプライドがあるので、転職したからにはノルマを達成するまで次の転職を考えないつもりでしたが、やはり気になるのはモレーンのことでした。もし戻れるものなら戻りたい。でも相当な覚悟を持って退職届を出したことも事実です。
大きなモヤモヤを抱えたまま、4ヶ月が経ちました。
そんな時、モレーンの東海支社でマネージャーを勤めていた当時の上司だった江頭さんから連絡があったんです。「元気にしてるか?」という労わりの言葉があり、コロナ禍を経て、会社のビジョン・ミッション・バリューが大きく変わり、評価制度も変わったことを聞きました。私も近況を報告するうちに「実は…」と本音がこぼれました。
これが2023年4月のお話です。その会話を通して私は「もう一度モレーンに戻ろう」と決心をしました。出戻りで入社することは正直、とても勇気がいることです。それでも前に踏み出せたのには、大きく2つの理由がありました。
「もう1度戻っても大丈夫なんだ」と思えた、東海支社メンバーの存在
写真(右上):上司の江頭マネージャー
復帰に踏み切れた1つ目の理由は、江頭さんに対するリスペクトです。一度目の入社でも「この上司についていきたい」という想いが強く、自分とは異なる営業スタイルからの学びが本当に多かったことを覚えています。
私自身は「まずやってみよう」と飛び込んでいってしまうことが多いのですが、江頭さんは計画性があり、お客様の課題に対してどのような順番でアプローチすれば適切かをロジカルに考えるタイプです。
ちょっと強面なところもありますが、心は優しく、物事の良し悪しをハッキリと伝えてくれる存在でもあるため、やっぱりもう一度この人と一緒に仕事がしたいと思ったんです。
そして2つ目の理由が、東海支社のアットホームな環境です。メンバー全員の年齢が30代前半と若く、コミュニケーション量も豊富なため、関係性も非常に濃いものでした。
モレーンでは組織のエンゲージメントを測るシステムを導入しているのですが、その指標が東海支社は全社の中でもトップクラスを誇る数字だったんです。客観的にもチームの結束力は高かったのだと思います。
もちろん、ただ仲が良いというわけではありません。チームで連携することで、お客様とのコミュニケーションをより円滑に進められるよう協力し合うことも多々ありました。
転職をするため、自己都合退職で会社を辞めた立場としては「いつでも戻っておいで」「何かあったら声をかけてくれ」と言われたとしても、なかなか戻りにくいものです。
それでも私がモレーンに復帰できたのは、上司の江頭さんと東海支社のメンバーの存在があったから。そう考えると、私はとても恵まれていたんだなと改めて思い知らされます。
「戻ってきてくれてありがとう」の言葉に応えるために
現在私は、以前と同じく北陸エリアを中心に営業活動をしています。モレーンを離れていたのは4ヶ月ほどですが、復帰してみると当時は気づけなかったことが多く見えるようになりました。
特に実感しているのが、感染対策の仕事は病院や社会から強く求められている領域だということです。「本当に必要とされているんだ」と思えることは、何よりも日々のモチベーションになります。
それだけでなく、5年、10年と先を見据えた経営戦略の打ち立て方と実行力、お客様の期待の半歩先を行く確かな商品力、業界内で広まるモレーンブランドの認知度の高さなど、本当に魅力にあふれています。
私は新卒で入社した鉄鋼会社から数えると、10年近く営業畑で試行錯誤をしてきました。これまでは自分の営業力をどう伸ばすかを考えることが多かったのですが、モレーンに復帰後は「個人のスキルにこだわるのは卒業かな」と思うようになりました。
その代わりに考えるのは、愛を持てる商品を扱えているかどうかです。私にとってモレーンの製品やコンサルティングは、心の底からお客様にご提案したい商品ですし、少しでも早く多くの病院やクリニックにお届けしたいと考えています。
再びモレーンの営業として働くチャンスをもらえたからには、目指すは全支社の中でトップの営業成績であり、会社としては感染対策市場でのトップシェアです。
そのためには個人でできることはもちろん、チームだからこそ達成が見込めるようなことにもチャレンジしていきたいと思っています。
東海支社のメンバーだけでなく、人事やそのほかの部署からも「おかえり。戻ってきてくれてありがとう」と温かく迎え入れていただきました。その想いに応えていけるよう、頑張っていきたいです。
<プロフィール>
平村基生
モレーンコーポレーション東海支社で、新規開拓営業を中心に北陸エリアの基幹病院や重点医療機関を担当。
コロナ禍で全国の様々な施設で活躍した感染対策に特化した製品をユーザー様にご提案。
モノを売るのではなく、コトを売る。そうした心がけのもと、病院に対してのヒアリングを大切にしながら状況や課題に合った提案をしています。
<商品・サービス情報>
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