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真の情報はネットになく

今が一番おもしろいここ最近、SNSではスタートアップがオワコンであるというポストが目立つ。 「スタートアップはもうブームは終わったよね」 「ChatGPTとかAIが出てきて、SaaSモデルじゃ戦えない時代でしょ」ニュースを見ればそう感じるかもしれない。 ただ、実際に現場で仕事をしていると、景色が違う。熱狂が去ったあとのほうが、顧客と向き合う仕事の密度が上がる。外野の声が減る分、チームが本質的な問題に集中できる。「オワコン」と言われ始めた頃が、現場レベルでは一番手応えがある時期だと、強く感じている。「スタートアップはオワコン」というブーム皮肉にも、スタートアップがオワコンという言説自体が冷...

研究開発スタートアップが売上を求める重要性

研究開発スタートアップにとって、売上はさらなる研究を続けるための原資になる。どれほど優れた技術も、持続的な価値を社会に提供し続けなければ、持続的な研究開発を企業として実現することはできない。それは企業活動の使命。持続的でないものは、どこかに終わりがある。Googleはその好例といえる。検索技術をビジネスに育て、そこで得た収益をLLM研究へ大規模に投資し続けている。さらにその利益はアカデミアへの研究助成や寄付にも還元されている。研究がビジネスになり、ビジネスの利益が次の研究を生み、その研究がさらに広い世界へ還流する。この循環こそが、研究開発企業の理想的な姿だ。LLMの開発競争が加速する今、...

人とAIで壁を越える

人間は思ったより話が聞けない人間の会話って、実はかなり省エネで回っています。相手の話をすべて正確に記憶している人はほぼいません。それでも会話が成立するのは、トーンや表情から「なんとなくこう言いたいんだろうな」と直感的に補完しているからです。本質を外さない程度に聞いて、あとは空気で埋めている。これは人間のすごい能力ですが、裏を返せば、長い会話の正確な文脈保持は人間も苦手ということです。AIは長い文章が得意(になった)一方でAIは、テキストのロングコンテクスト処理が急速に進化しました。数万〜数十万トークンのドキュメントを一括で読み込み、正確に情報を引き出せるようになっています。正確な記録、パ...

Claude Codeの待ち時間は人のために

AIに任せている間、うちのエンジニアは何をしているのか最近、社内のエンジニアチームでClaude Codeの導入が進んでいます。Claude Codeはターミナルで動くAIエージェントで、「この機能を実装して」と指示を出すと、自分でファイルを読み、コードを書き、テストを走らせ、エラーがあれば修正までしてくれます。便利です。ものすごく便利です。その結果、Claude Codeに設計を書かせて待つ。その結果、Claude Codeにプログラムを書かせて待つ。コードをデプロイして待つ(これは以前もありましたが)とにかく短いスパンの待ち時間が増えました。タスクを投げたら、数分間やることがないCl...

聞くこと。書くこと。

人間は、文字を読んで書くことで思考を外部化できる。積分のような複雑な処理も、紙に書けば解ける。一方で、聞いて喋るだけで積分を解くのは難しい。これは、人間の認知が文章と会話では文脈と逐次処理の制約が異なるから。一方でAIは、長い会話をそのまま一つの問題として扱える。文脈を保持し続け、意味を再構成できる。人間は神とペンですらすらどこにでも記憶を書き記せるが、AIはまだ「紙とペン」を完全には扱えない。つまり、人間にしかできないことは、人間がやる。人間にできないことを、AIにやらせる。そうすることで、人間は人間の能力を最大限に効率化できる。例えば、抽象化や責任ある意思決定は人間長大な文脈の保持や...

Chat UIという単純化、トークン化という抽象化

現在のAIプロダクト開発には、画面の真ん中にチャットの履歴を置き、一番下にテキストボックスを配置する。いわゆる「Chat UI」が多い。一方で、LLMがもたらした技術のポテンシャルと、それを包み込むChatインターフェースの間には、歪みが生じている。文字で全てを指示しなければならない状態は、「言葉を尽くさないと何も伝わらない距離感」の証左でもある。実際、画面越しに顔の見えない初めましてのAIであるのは、そうだろう。僕が好きなゲームHorizonとDeath Strandingは、同じゲームエンジン、Decimaエンジンから生まれた。それはDecimaエンジンが技術的に優れていた、という以...

音声AIこそが、「ラスト・ワンマイル」を埋める。

どんなに優れたプロダクトでも、最終ステップは人間が力業でカバーするしかない。 この「ラスト・ワンマイル」は、プロダクトを普及させる上で残された最大のボトルネックです。AIプロダクトにおいても、ここがハードルだと言われます。しかし僕はむしろ、AIにこそ、この溝を埋めるのが容易いと考えています。理由はシンプルに3つです。1. 顧客を「迷わせない」 AIは顧客の文脈を読み切り、「今のあなたに最適な一手」をピンポイントで提示します。最近話題の「生成UI」がまさにそれです。「まずは使い方を学習して」「うまくいかなかったらマニュアルを読んで」と突き放すUIはもう終わります。 リッチなUIが常に正解と...

ポストClaude Code時代のAI、【モコボイス】

「データ化できるものはAIに代替される」ポストClaude Code時代に、私たちが『音声×オフライン』で勝負する理由弊社のサービス「mocoVoice(モコボイス)」は、ポストClaude Codeの時代を見据えたサービスです。 今回は、そんなプロダクトを共に創り、広めてくれる熱いメンバーを大募集します!■ ポストClaude Code時代私は高専の頃からAIのプログラミングに触れてきました。大学時代にGPT-3が登場し、プロンプトエンジニアリングでWEBアプリを作るスタートアップが現れた時の衝撃を今でも覚えています。今となっては、あれが昨今のClaude Codeの原型だったのだと思...

目指すは「企業価値20兆円」。オフラインAIハードウェアで世界へ。CEOインタビュー#3

「人類史を変える、新たな道具を世界に。」 mocomoco株式会社が掲げる壮大なビジョンです。私たちは今、単なるAIソフトウェアに留まらない未来構想を描いています。なぜ、その実現のために今、「法人営業経験を持つ若手人材」が不可欠なのか。CEOの田中さんに、会社の未来と採用の背景を伺いました。――前回までに、CEOの起業経緯と「mocoVoice」の強みについて伺いました。今回は、mocomocoが描く「未来」についてお聞かせください。田中さん: 私たちが目指すのは、音声認識AIの提供だけではありません。「企業価値10兆円超」を目指しています 。これは、世界市場、特に「オフラインの音声AI...

なぜ、医療や建設の「オフライン現場」で選ばれるのか? 「mocoVoice」の真価と、私たちが築く「最短経路」CEOインタビュー#2

「売ってくれてありがとう」顧客に感謝され、法人解約率ゼロ。私たちは、AI研究者と顧客の「最短経路」を築く仲間を求めている。 mocomocoのミッションは「思考と現実の最短経路を築く」。それは、AIを「賢いだけの技術」から「現場の仕事を本当に楽にする道具」へと変える戦いです。なぜmocomocoは、AI激戦区で「法人解約率ゼロ」という圧倒的な信頼を勝ち得ているのか。その事業の核心と、私たちの揺るぎない想いに迫ります。――前回は田中さんの原点を伺いました。今回は、mocomocoの事業の核心である「思考と現実の最短経路を築く」というミッションについて、詳しくお聞かせください。田中さん: は...

創業ストーリー|AI研究者が“本当に役立つ道具”を追求する理由。 CEOインタビュー#1

法人解約率ゼロ。AIのトップ研究者集団が作る「現場で本当に使える道具」を、日本全国へ。 私たちは、NAIST(奈良先端科学技術大学院大学)のAI研究者が集う、技術ドリブンのチームです。しかし、私たちの強みは技術だけではありません。「研究成果が翌週には顧客への提案資料になる」ほどのスピード感と、職種を超えて「全員でお客様に当たる」徹底的な現場主義です。 なぜAI研究の最前線にいた私たちが、これほどまでに「現場」と「スピード」にこだわるのか。CEO田中康紀の原点と、今まさに私たちが求める「仲間」についてお話しします。――本日はよろしくお願いいたします。田中さんはAI研究の博士課程在学中にmo...