研究開発スタートアップにとって、売上はさらなる研究を続けるための原資になる。
どれほど優れた技術も、持続的な価値を社会に提供し続けなければ、持続的な研究開発を企業として実現することはできない。
それは企業活動の使命。
持続的でないものは、どこかに終わりがある。
Googleはその好例といえる。検索技術をビジネスに育て、そこで得た収益をLLM研究へ大規模に投資し続けている。
さらにその利益はアカデミアへの研究助成や寄付にも還元されている。
研究がビジネスになり、ビジネスの利益が次の研究を生み、その研究がさらに広い世界へ還流する。
この循環こそが、研究開発企業の理想的な姿だ。
LLMの開発競争が加速する今、この循環を自前で回せるか、あるいは回せる見込みがあるかが、企業が研究を長期的に継続できるかどうかの分岐点になる。
企業活動において、ビジネスと研究は相反するものではなく、本来、研究が事業のエンジンであるからこそ、互いに互いの規模を大きくしていく関係であるはずだ。
深く、より自由に、より長く研究できる。
利益活動と研究がwin-winな条件を作ること。
それが、研究開発スタートアップの使命であり、遅かれ早かれ、常に売上を経営目標にもつ理由である。