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【商品企画対談】何度聞いても、どれだけ考えても、もっともっと深~いところにある。それが「ニーズ」(全3回)

この記事は、株式会社未来で商品企画を担当している植木さん、竹内さんと採用担当:三城の対談です。

私(三城)は採用担当をしていて、自己PR欄などでよく目にするのが「ニーズ」って言葉なんです。
「ニーズに合わせた提案ができます」
「私の強みはニーズを把握するためのヒアリング力です」
「顧客ニーズの特定をしてきました」
など、よく目にします。
その方の仕事内容などで、ニーズというものが異なるなぁと感じることがあって…でも、どれが正しくて、どれが間違っているではなく、お客様が喜んでいるのなら、(厳密にそれがニーズであろうとなかろうと)すべて正解だと思うんですね。未来でもよく口にするワードですし、未来の商品企画担当として、「ニーズ」ってどのようなものなのか、どう捉えているものかを、ぜひこの未来の商品企画に興味を持ってくださったみなさまに教えてほしいです。

植木・竹内
未来でいう「ニーズ」って、お客様の心の底にあるものを指していて、深くて重い悩みや強い想いを「ニーズ」って捉えています。表層の悩みではなく(よく「顕在ニーズ」と言いますよね☝)、もっと深いもの。本人も意識できてないものだったりもします。「潜在ニーズ」のことで、これをとっても大切にしています。

三城
未来の商品企画で大切にしているものは、「本人も気づいてない悩み」などを指すんですね。

植木・竹内
(にやり)

三城
え?(あの二人、笑ってる)

植木・竹内
(にやり。ふふっ。)


「ニーズ」って「発掘するもの」なんです。


三城
発掘? 本人がわかってない悩みなのに!聞き出すってことですか?怖くないですか、心の奥底を暴き出すなんて…(刑事ドラマの取り調べの様子を妄想して、汗)


植木
未来はある理論に基づいた手法でニーズを発掘するのですが、本人もわかってない、言語化できていないものって、行動や持ち物にあらわれるんですよ。

三城
やだ、全部見透かされてるんですか?もしや、めっちゃ見られてる?持ってるものを見てるんですね…汗

植木・竹内
例があるとわかりやすいですね。
例えば…

「オーガニック野菜が欲しい・食べたい・食べている」という人って、「健康に良い食事がしたい」という思いがあって、さらに「死ぬまで健康な体でいたい」「病気知らずで長生きしたい」とか、最終的に「元気な人生を送りたい」とかにたどり着くのかなって。

あとは、ドリルの穴理論の「ドリルを買いに来た人が欲しいのは、ドリルではなく”穴”である」は有名ですよね。ドリルを買いに来た人は店員に「ドリルが欲しい」というかもしれません。
でも実際のニーズは「壁に穴をあける」ことなのです。
穴をあける1つの手段がドリルの購入であるだけで、他の手段で目的を達成することもできます。

なので、未来の商品企画って、対象となる方が単に口で言ったことを商品にしているわけではないんですよ。アイデアを商品にしているわけでもないんです。人の言っていることは建前であることがほとんどで、インタビューしたって、他人の目を気にしていて、本心ではないんです。

本人もわかっていないことなので、もっともっと奥にあって、ドロドロしているかもしれないし、本当の気持ちって、気づきたくないようなものなのかもしれないんですよ。

でも、そこを発掘しにいくのが、私たちの仕事だし、それが未来でいう「ニーズ」なんです。


三城
いいですね。自分でも気づいてないような、ドロドロしている部分にフォーカスするって…
ぞくぞくします(変態にやり)

植木・竹内
そうなんですよ!!だから、私たち、道行く人々の行動をみたりして、妄想してます(変態にやり)

ターゲットを見つけて、持ち物とか行動から「あの人、おうちに帰って、こんな気持ちになってるんじゃない?」「こんな気持ちになって、きっとこんなことしちゃってると思う…」「あー、その後、こんな感じですかね」「いや、こうかもしれないよ」「その線ですかー」みたいなことを30分平気でしています(笑)


三城
混ぜてください!その妄想トーク!!
商品を企画するのに、本人も気づいてないことに挑戦するんですね。


(3人できゃっきゃ♡)


三城
でもでも(仕切り直し)
そのニーズを見つけて、それが終わりじゃないですもんね。
それを見つけたところから、次のステップがありますよね。


植木・竹内
そうです。(こくり)
ただ、ニーズが発掘できない限り、先に進むことができないので、人の行動や心理を知るのが好きな方、知らなかったことを学んでいくのが好きな方、何かを分析したり考察するのが好きな方にはぴったりの仕事だと思います!


三城
ありがとうございます!
分析思考ではない私ですが、人に興味があるので、とっても興味深いお話でした。


■まとめ

・株式会社未来の「ニーズ」とは、潜在ニーズを指している。
・イメージは「化石発掘」。表層の見えている悩みではなく、何層にも折り重なった地層(悩みなど)を丁寧に丁寧に掘り進めて、やっとあらわれたアンモナイトの化石が、株式会社未来の商品企画が大切にしている「ニーズ」。
・それは心の奥底でドロドロしているかもしれないし、キラキラなのかもしれない…

一緒に掘り当てたい人、待ってます!

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