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<プロフィール>
赤木 宏志(あかぎ ひろし)
ギークス株式会社にて法人営業としてキャリアをスタート。株式会社RelicでWebエンジニアとして開発に従事した後、フリーランスエンジニアとしても活動。2022年に株式会社mijicaを創業し、ITフリーランスと企業をつなぐエージェントサービスを展開している。
「身近な人を大切にする」──心から信じられる価値観を、仕事に乗せて
── これまでの人生やキャリアの中で、大切にしてきた価値観やモットーはなんですか?
私が人生を通じて大切にしている価値観は、「身近な人を大切にすること」、そして「その“身近”と感じられる範囲を広げていくこと」です。
多くの人にとって、家族や友人、同僚などが“身近”な存在だと思います。でも、その輪を少し広げられたら、人生はもっと豊かになるんじゃないかと感じています。たとえば海外旅行で、全く知らなかった文化や暮らしに触れると、それまで遠い国の出来事だったことが急に“自分ごと”になる瞬間があります。そんな経験から、「身近な世界は、自分の行動次第で広げられるんだ」と実感しました。
だからこれからも、できるだけ多くのことを経験して、「身近」と思える範囲をやさしく、大きくしていきたい。それは仕事やチームづくりにもつながっていて、目の前の人ときちんと向き合い、心を通わせながら一緒に何かをつくる——そんな生き方を大切にしたいし、そういう仲間と働きたい。それが私の原点になっています。
ミスマッチをなくしたい──“両方の現場を知っている自分だからこそ”の挑戦
── mijicaを立ち上げたきっかけについて教えてください。
mijicaを始めるにあたって、まず前提として感じていたのは、世の中にはフリーランス向けのエージェント会社が数多く存在しているということでした。もちろん、その中には素晴らしい取り組みをされている会社もあります。ただ一方で、エンジニアリングの現場を深く理解しないまま、表面的な情報だけで案件を紹介しているケースも少なくないと感じていました。
特に気になっていたのは、現場への理解がない方が担当している営業やマッチングの場面で、スキルや志向、価値観が十分にすり合わされないまま、フリーランスの方と案件が結びつけられてしまうこと。結果として、現場に入ったフリーランスの方が「思っていたのと違う」と感じることもあります。
私自身、かつてはフリーランスエンジニアとして働いていた時期があり、また営業職としてフリーランスの方に案件をご紹介する立場も経験してきました。だからこそ、その両方の立場を深く理解している自分であれば、このミスマッチをなくし、もっと本質的で納得感のある出会いを生み出せるのではないか——そう思ったんです。
“誰かの人生の選択”に関わる以上、自分が納得していないやり方では向き合えない。だったら、自分でつくろうと決めて、mijicaを立ち上げました。
「誰かのために」という軸がぶれない仕事を
── mijicaではどのような事業を展開されていますか?
現在mijicaでは、ITフリーランスの方と企業をつなぐエージェント事業を行っています。具体的には、即戦力として活躍できるスキルや経験を持ったITフリーランスの方と、慢性的な人手不足に悩む企業とのマッチングを行っています。
日本のIT業界は今、開発や運用に必要な人材が足りておらず、優秀なフリーランス人材へのニーズは年々高まっています。一方で、フリーランス側にも「自分の力を活かせる現場に出会いたい」「もっと自分に合った働き方ができる環境に行きたい」といった思いがあります。
mijicaは、そうした双方の声に丁寧に耳を傾けながら、本質的なマッチングを目指しています。単に人手を埋めるのではなく、フリーランスの方一人ひとりが納得感を持って働ける環境を、企業とともにつくっていく。そんな橋渡しの役割を担っています。
── お仕事をするうえで、大切にしていることがあれば教えてください。
私が仕事をするうえで大切にしているのは、「目の前の人に誠実であること」、そして「“その人にとって本当に意味のあることか”を問い続ける姿勢」です。自分が紹介した案件の先に、ちゃんとその人の幸せがあるのか。その人の大切なものを損なわないか。そういうことを、いつも考えるようにしています。
仕事は、数字や成果だけでは割り切れないものだと思っています。その人のこれまでや、これからの人生に向き合うこと。それが、エージェントとしての本質だと思っています。
“今ここにいる人”を、何より大切にしたい
── 組織づくりにおいて、大切にしていることはなんですか?
mijicaは、まだまだ成長の途中にある組織です。だからこそ、まずは「今ここにいる仲間が、心地よく働ける環境を整えること」を第一に考えています。一番近くにいる“mijicaで働く人たち”が、安心して、自分らしく働けること。何よりもまずそれを大切にしたいと、いつも考えています。そうした土壌があるからこそ、信頼や、良いサービスは育まれていくと思っています。
そのために、業務の効率化にも力を入れています。日々進化するITツールやAI技術にはしっかり投資しながら、学びや成長の機会を提供しています。たとえば、IT系のサービスや書籍などにかかる学習費用は、毎月会社で負担しています。ひとりひとりが、継続的に市場価値を高めていける環境をつくりたいと思っています。
さらに今後は、社員本人だけでなく、そのご家族やパートナーなど社員の“身近な人”も大切にできるような支援制度も整えていく予定です。「ここで働いてよかった」と思ってもらえるように、制度や仕組みをつくっていきたいと思います。
“誰かのため”を問い続ける日々。その楽しさを、仲間とともに
── mijicaで働く魅力は?
mijicaでは、日々の業務の中で「それって本当に、その人のためになっているのか?」と問い直す場面が自然と生まれます。「身近な人を大切にする」という理念に共感してくれる方なら、ただ業務をこなすのではなく、想いを持ってサービスを形にしていく楽しさをきっと感じられるはずです。
さらに、今はまさに立ち上げのフェーズにあるからこそ、自分のアイデアや想いをスピード感を持って反映できる環境があります。「どんな組織にしていきたいか」という根っこの部分から関わる面白さもあり、仲間とともにゼロからつくっていく醍醐味を感じられるタイミングです。
── これからmijicaで一緒に働く仲間に期待することはありますか?
まずは、サービスづくりや組織づくりに対して、自分ごととして向き合ってくれる人であってほしいと思っています。まだまだ発展途上のmijicaにとって、一人ひとりの主体性が何よりの原動力です。
そして将来的には、「身近な人を大切にする」という理念を軸に、新たなサービスや事業を自ら立ち上げていけるような存在になっていただけると、とても嬉しいです。自分の想いを、誰かの役に立つかたちにできる。そんな挑戦を、mijicaで一緒にしていけたらと思っています。
「mijicaは、目指すべき生き方そのもの」![]()
── 最後に、赤木さんにとってmijicaとは?
私にとってmijicaは、「目指すべき生き方そのもの」です。
経営者である以前に、私も一人の人間です。時に、自分の利益ばかりを優先してしまいそうになることもあります。でも、そんなときこそ、mijicaの理念や存在そのものが、私にとっての指針となり、軸を思い出させてくれます。
「身近な人を大切にする」という、シンプルだけれど奥深い想いを忘れずにいられること。mijicaは、私の心を豊かにしてくれる、大切な存在です。だからこそ、これからもこの理念を胸に、一人ひとりの人生にちゃんと寄り添えるサービスとチームを育てていきたいと思っています。