【谷角 カストルヂ カリネさん プロフィール】
大学では英語・スペイン語などの外国語と異文化について学び、卒業後は地元の製造業の会社に就職。入社後は海外営業の部署で、東南アジアの顧客を中心に「既存顧客のサポート」「新規開拓営業」などを担当する。その後、キャリアチェンジのため職業訓練校でWebデザインやプログラミングを学び、2020年にMeRISE株式会社に入社。現在はマーケティングティングユニットに所属し、広告のデザインやSNSの運用を担当している。
仕事で様々な国を渡り歩く中で知った「自分が武器としているものが当たり前の世界」
―本日はよろしくお願いします! まず、前職ではどのような仕事をされていましたか?
地元の製造業の会社で海外営業として働いていました。担当していた地域は、タイ、シンガポール、インドネシアなど、東南アジア全般です。主な業務としては、営業なので「新規顧客の獲得」や「既存顧客のフォロー」などですね。
顧客とは基本的にzoomやメールを介してやり取りをしていました。自分がその会社に勤めていた当時はコロナ前で、普通に海外出張に行けたんですけど、頻繁に行けるわけではなかったので。ただ、メーカーということで物を扱うため、「現地・現物(現場に行って実物を見るのが重要という価値観)」を大切にしていて、2-3か月に1回くらいは出張で現地を回ったりしていました。
―なぜ転職をしようと思ったのでしょうか?
大学時代は「海外」や英語などの「言語」が好きで、そういったことを活かしたグローバルな環境で働きたいとずっと思っていました。ただ、その時の目標は入社してから3年間で達成できたと感じたんですよね。
ありがたいことに、入社して1年目から海外営業の部署に配属して頂いて。英語を用いた海外顧客とのやり取りや、海外出張など、様々な「海外」に関わることをやらせてもらいました。そして、海外営業の仕事の中で色々な国に行き、色々な人と出会い、色々な働き方を見て、気付いたことがあって。当時の私が「武器」と言えるものは「英語」しかなかったんですけど、海外に出てみたら「英語ができる」ことは当たり前だったんですよ。そこで、英語以外に武器がないと気付き、少しでも武器を増やすためにキャリアチェンジしたいと思ったのが転職のきっかけでした。
―前職を退職後、Webデザインを学んでいたとお聞きしました。その経緯についても教えてください。
前職を辞めた後は約9か月職業訓練校に行き、Webデザインを中心にプログラミングなども学んでいました。職業訓練校というのは、求職者が新たな仕事に就けるよう、様々な職業訓練を通じて就職をサポートする場ですね。
まず、なぜ「デザイン」に興味を持ったかというと、意外かもしれませんが、それは前職での経験に基づきます。実は海外営業をやっていた際、営業の普通の仕事以外にも、その会社の「英語に関するもの」は全て海外営業に降ってくるという状況があったんですよ(笑)仕事って担当があるじゃないですか。営業、宣伝、広報とか。でも、日本語だったら各部門の担当者がやるような仕事も、それが英語に切り替わった途端、「とりあえず海外営業に」という形で仕事が降ってきていました。
例えば、会社HPの担当者は社内で別にいたんですけど、HPの英訳や海外向けのレイアウト設計などは海外営業がやっていました。日本語版はあるので、それと同じように作るんですけど、海外は国によって色に対して受ける印象が違ったり、宗教によって「この色は~」などがあるので、それらに合わせて自分でデザインを変えたりしていました。そういった経験から、レイアウトや色を考えたりするのが好きということに気付きまして。それがデザインを学ぼうと思ったきっかけですね。
デザインに興味をもった時期と、キャリアチェンジを考えていた時期がちょうど同じ頃で。ただ、どうキャリアチェンジしたいのかがその当時分かっていなかったので、とりあえずデザインを勉強することに決めました。
未経験にもかかわらず、様々なことに挑戦させてもらえる環境に魅力を感じた
―職業訓練校で学び終えた後は、どのような転職先を考えていましたか?
自分の新しいキャリアが築けるところを探していたので、Webデザインができる会社を中心に見ていました。具体的には、HP制作とかを専門にしているようなWeb系の会社や、ミライズのような事業会社のWebデザイナーとかです。今はマーケティングをやっているんですけど、転職活動をしていた当時は、Webデザイナーとしての仕事を探していました。
ー最初は「マーケティング」で探していなかったんですね!Webデザインをやるのであれば、Web系の会社などに行った方がよりデザインを専門に仕事ができたと思うのですが、なぜ事業会社を選んだのでしょうか?
自分のやりたいことが、デザインだけではなかったからですね。
Webデザインを学んでいた当時、Instagramを自分で運用し始めて、SNSマーケティングもやっていたんですよ。別に職業訓練校でそれを学んでいたからではなく、何か思い立ったように始めて(笑)その頃から、自分で数値を見ながらSNSを運用していくのが楽しいなと思いつつありました。
Webデザイナーとなると、デザイン以外のことはあまりできないと考えていて。それに対して、恐らく事業会社はそれ以外にも色々なことをやらせてもらえるのかなと。特にミライズみたいなベンチャー企業だと、その傾向は強いんだろうと思っていました。
―数ある事業会社の中でも、なぜミライズへの入社を決めたのでしょうか?
理由はいくつかあります。まず、自分の好きなことである「英語」や「海外」に関わることを事業としているからです。自分の興味があることの方が意欲的に仕事ができるし、ユーザーのインサイトも理解しやすいかなと思っていました。
次に、理念(「世界への挑戦をもっと身近に」)に惹かれたからです。大学時代からグローバル志向を持ってずっと活動してきたことに加え、キャリアチェンジという「挑戦」をしようとしていたことからも、会社の方向性にはマッチしていると考えていました。
最後は「担当させてもらえる業務の幅」と「裁量の大きさ」に魅力を感じたからです。
私が仕事を探していた際、ミライズからは「マーケティング」の求人が出ていました。そのため、自分が興味を持ち始めていたSNSなどもできるのではないかと思い、とりあえず応募してみました。
その後、面接の中で「広告のデザインから広告内の文言まで、自分で考え、動かすことができる」「SNSの運用も担当できる」など、幅広い業務を大きな裁量で担当できることを伝えて頂きました。未経験の私にとって、そのようなチャンスをもらえるのは非常に魅力的だったので、これは一番大きな決め手の一つでした。
「課題発見」から「改善策の実行」までのスピード感に驚きを隠せなかった
―現在はどのような業務を担当していますか?
主に担当しているのは広告とSNS(Instagram、YouTube、TikTok)の運用です。
広告の業務は、FacebookやInstagramで流れてくるようなクリエイティブの作成です。業務には、デザインだけでなく、広告内に入れる文言を考えることも含まれます。そのように広告を作り、上手く行った広告をまた改善して次に活かしています。普通のWebデザインというよりは、数値も見つつ、クリエイティブを改善するような感じですね。
SNSの運用に関しては「発信するコンテンツを考える → 実際に作成 → 数値を基に次の投稿を考える」という流れでやっています。
―1日の流れを教えてください!
日によって結構動きが違うので、月曜日を例に説明します。
まず午前中は、1週間でやるタスクの整理、予定作成から始まります。ある程度1週間の予定が決まると、次に行うのは数値確認です。問い合わせ数などの数値を見て、目標としていた成果が達成できているかをチェックします。それから、その数値に関してマーケティングユニットのメンバーでミーティングをし、良かった場合はどこに成功要因があったのか、足りなかった場合はそれをどう挽回するのかを議論します。これが午前のだいたいの動きです。午後からは、そのミーティングで決まったことを基に広告を作ったり、SNSのネタを考えたり、作業の部分をやっていく感じですね。
―仕事をする上で、どんなことを大切にしていますか?
一つ一つの作業の意味を考えることを意識しています。
例えば、Instagramの投稿一つとっても、何となく作業しても意味はないと思っていて。あるコンテンツを発信する際には「なぜこれは写真ではなく動画なのか」「なぜフィードではなくストーリーなのか」など、一つ一つの作業の意味を明確にします。これをするのは、ユーザーに求められていることは何かをベースに、最適なツールでより多くの人にミライズの良さを届けたいという考えがあるからです。
―ミライズの仕事の進め方については、どう感じていますか?
「スピード感がすごく求められる」と感じています。入社してからもう少しで1年経つんですけど、やっとそのスピード感に慣れてきたところです。これは前職と大きく違うところですね。
例えば、前職では「売上が伸びない」という課題が見つかった際、「次の施策を提案 → 上司が提案を承認 → 施策の開始」というプロセスに約1-2週間かかるんですよ。色々な人が絡むので、実行までのスピードは結構ゆったりしているというか。一方でミライズは、組織の規模が小さい故に、課題発見から実行までのスピードがすごく速いんですよね。PDCAを回す回数を増やして改善していく方向性なので、上司に提案したら、よほど変なことを言わない限りは「とりあえずやってみよう」という感じですぐに実行まで移ります。そのスピード感に最初は慣れなくて、ついていくのが大変でした(笑)
―どんな人がミライズに向いていると思いますか?
向いている人は「自分で考えて行動したい人」ですね。逆に言うと、指示されるのを待っているような人はあまり向いていないかと思います。
ミライズでは、周りの人から「ああして、こうして」と指示を沢山もらうことはあまりないんですよ。例えば、広告を作るにあたっては「このプランの広告作って」と言われるだけのこともあって。「Aプランの広告」という大枠は決まっているんですけど、「こういう文章を、この位置で、こう入れて」みたいな細かい指示はないんです。そうなると、広告内に入れる文章から、それに適したデザインまで、全て自分で考えて作ることになります。良い意味で言えば信頼して任されているとも言えますが、自分で考えて行動できない人はあまりフィットしないかと思います。
マーケティングの幅広い知識を身につけ、よりスピード感をもって仕事をしていきたい
ー今後、改善していきたい課題は何ですか?
チームとしては、マーケティングの様々な分野に関する知識を増やしていくことです。マーケティングユニットの社員は私と柳沢の2人なんですけど、2人ともマーケティング全体という意味での経験は浅く、知識不足を感じる場面があります。そこが課題というか、難しいなと思っているところですね。
事業会社のマーケティングは、広告、アフィリエイト、SNSなど、多岐にわたる知識を求められます。私はSNSとデザインに関する知識は結構あるんですけど、広告の運用などにはあまり詳しくありません。それは柳沢も同じなので、マーケティングと一括りにした時のチームとしての知識不足は否めなくて。
それを、アドバイザーの方を招き入れて補ってはいますが、我々の知識が乏しいので、そうした方々とのやり取りにやり取りに結構時間がかかったりするんですよね。スピード感を求められている中で、自分の知識不足故に時間がかかってしまうので、ここは改善していきたい課題です。
個人としては、自分が立てた目標を達成することですね。入社してから今まで、やるべきことはこなしていたんですけど、こなすことで精一杯だったところはあって。なので、業務に慣れてきた今は「結果を残す」ことをより強く意識していきたいです。
こんにちは!採用広報担当の小川です!
今回インタビューをさせて頂いた、谷角 カストルヂ カリネさん。
キャリアチェンジをしてマーケターになったことから、沢山の苦労がある中、
それでもマーケティングの仕事が好きで、楽しんでいるということが伝わってきました!
ミライズでは、学習意欲の高い方であれば未経験の職種にも挑戦可能です。
ご興味がある方はぜひ一緒に働いてみませんか? いつでもご連絡お待ちしております!
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