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「『○○と言えばミライズ!』という武器を手に入れた」 新サービス『ハツオン』制作の裏側

先月9月16日、ミライズは発音に特化した英語学習プログラム『ハツオン』をリリースしました。

発音専門のオンライン英語コーチング ハツオン
「たった2ヶ月」 でどの程度発音が変化したのか、実際の受講生の事例をご参照ください。英語学習の"あたりまえ"をハツオンが変えていきます。 ハツオンは、英語学習を行う日本人が直面する 3つの問題「日本語っぽい英語しか話せない」「よく聞き返される」「ネイティブの英語が聞き取れない」などの課題 ...
https://hatsuon.merise.asia/

「自分がもともと探し求めていた英語学習サービスを形にすることができた」と語る『ハツオン』開発責任者であり、カスタマーサクセスユニット・マネージャーの岩本大輝さん。

今回は新サービスのリリースに伴い、開発責任者である岩本さんにインタビューを実施し、サービスの開発背景やプロジェクトの過程についてお聞きしました!

英語学習サービスのどこでNo.1を取るか。考えた末にたどり着いた「発音」


―本日はよろしくお願いします!早速ですが、最初に今回のサービスの概要を教えてください

『ハツオン』は名前の通りですが、「発音」に特化した英語学習プログラムです。
「日本人の英会話を最短でネイティブに」というコンセプトのもと、本サービスを提供しています。

具体的に何をやっているかというと、「成果」にこだわったうえで発音のコーチングをしています。
他社でももちろん発音の授業はあると思いますが、『ハツオン』と他社の発音学習プログラムの違いは「自己学習」のサポートにあります。

通常の語学学校や英会話スクールでは、発音のレッスンのみを提供していますよね。
それに対し『ハツオン』では、講師が発音のレッスンを提供することに加えて、日本人の発音コーチが生徒の自己学習サポートも行います。レッスンと自己学習を合わせることで「成果を出す」ことを可能にしたプログラムです。


―そもそも、どういった背景でこのサービスを作ることになったのでしょうか?

元々、このサービス開発の発端はCOOの渡辺なんです。

「ミライズは英語学習サービスの何らかの分野で1位になる必要がある」という課題のもと、では「どこの分野で1位をめざすべきか」と考えました。その結果、創業当初から続けている留学事業の中でも、顧客からの満足度が最も高い授業が「発音」だったため、強みとニーズの観点から、「発音」にこだわろうということになりました。

コロナで主力事業を失ったぼくらが、突破口を見つけられた話|渡辺 和喜/グローバル起業家・英会話事業・英語業界ライター|note
2020年3月13日。フィリピンの国境封鎖。全事業者に休校命令の発出。 今でも夢であってくれと思う時があるけど、新型コロナウイルスにより、ぼくらの主力事業である「 フィリピン留学 」の時間は完全に止まりました。 このnoteでは、コロナによって会社の主力事業である「 留学 」を停止せざる負えなくなったぼくらが、生き残る道を探し、新たなサービスに辿り着くまでの話をまとめました。 「 ...
https://note.com/kazu_johnny/n/nf71fbc906872

(渡辺による『ハツオン』開発の背景)

発音に特化したサービスを作る上で選択肢は2つありました。
1つは「レッスンだけを提供する」、もう1つは「レッスンに加えてコーチングも提供する」形でした。
話し合いの結果、「成果」にコミットしたいという理由から後者となり、コーチングも提供する形に決まりました。

そして、私が以前「ミライズコーチング」というコーチングサービスを立ち上げた背景から、私が開発責任者として任命を受け、プロジェクトを開始しました。


―サービスを開発する上で、どんなことを大切にしていましたか?

大切にしていたことは2つあります。

1つは「成果」です。「発音を上達したい」という生徒のニーズに応えるため、しっかり成果を出すことにコミットしています。成果を出せる理由は、先ほどご説明した通り「レッスン×自己学習サポート」という仕組みにあります。

もう1つは「オペレーションの再現性」です。どの講師・コーチであっても、同等のクオリティでサービスを提供できるよう、プログラムの内容を考え抜きました。サービス開発者である私一人がそのサービスを提供できても、会社として担当できる生徒の数は少数に限られ、サービスとしては成り立ちません。
ですから、私が作ったものをトレーナー全員が実際に提供できるかという「再現性」の部分は非常に大切にしていましたね。

このスピード感こそミライズらしさ!?わずか1か月でのベータ版リリース


―今回のプロジェクトはどういった体制で行ったのでしょうか?

プロジェクトスタート時のメンバーは5人ですね。

・COOの渡辺が全体的な決断をしていく役割
・マーケティングチームがHPのコンテンツ作成や集客に向けての準備
・岩本とアカデミックマネージャーがサービスのコンテンツ作り

加えて、「プロジェクトを円滑に進める」「外部の視点を取り入れる」という目的から、コンサルタントの方を外部より招き1人チームに加え、プロジェクトのディレクションを担当していただきました。
意思決定のスピード感を重視し、プロジェクトのメンバーは極力少数で進めていきました。


―プロジェクトが始まったのはいつ頃でしょうか?

4月中旬から「どういうことをやっていくか」という構想の部分について、社内で議論を始めました。
実際に外部のコンサルタントの方も入れてプロジェクトを開始したのは5月中旬ですね。その後、私とアカデミックマネージャーで協議してサービスを形にし、1番最初のモニター生徒にサービスを提供したのが6月初旬。それから、2ヶ月間モニター生徒にサービスをご受講いただき、改善も含め9月から本格的にサービスを開始しました。


-プロジェクトの開始から3週間ほどでサービスを形にしたんですね!

そうですね、この「初速の速さ」はミライズの強みの一つだと思います。

「英語学習の何らかの分野でNo.1になる」という課題発見

それが「発音」だという結論が出る

ベータ版のサービスリリース

この一連の行動は驚くほど速かったです。
以前、私が開発を担当した『ミライズコーチング』についても、サービス開発にかかった期間は約1ヶ月半と短いものでした。今回は、そのサービス開発の経験があったこともあり、よりスピーディにプロジェクトを進めることができました。

決断してから実際に形にするまでのこのスピード感は、ミライズらしさであり強みですね。


―他に今回のプロジェクトを振り返って、思い浮かぶことはありますか?

私とアカデミックマネージャーで連携してサービスを作っていく際、私も彼女もサービスの質に一切妥協しなかったことですね。

ミライズは通常のレッスンでも発音のカリキュラムは提供しています。それ自体生徒からの評価は元々良かったので『ハツオン』開発の際には、そのレッスンにそのままコーチングをつけて提供するという方法もありました。
しかし、結論としてはその方法を取らず、既存の発音レッスンを改良して新しいものを創り上げることになりました。やろうと思えば少ない労力で「それなりのもの」は完成させることが出来たのは事実です。けれども、そこは妥協せず、難しくともより生徒に対して確実な成果が出せる方を二人とも自然に選んだのは、「何よりも良いサービスを提供する」という意識が共通していたからだと思います。


―サービスの中身について議論する際の雰囲気はどのように感じましたか?

ぶつかり合うというより、建設的に意見を伝え合うという感じですね。
今回のプロジェクトでも改めて感じたんですけど、お互いがお互いの意見をすごく熱心に聞くんですよ。しっかりと聞き、意見を尊重した上で「いや、こっちの方がより良くなるんじゃないか」と相手に伝え、より良いアクションを取れるよう議論を建設的に進めていく。

私とアカデミックマネージャーの間だけでなく、全体的にこういう雰囲気で議論が行われているので、総じてミライズは一人ひとりが意見を言いやすい環境だと思います。

各々の強みを最大限に活かし、プロジェクトの形が多様化していくことが今後の理想


―今回のプロジェクトを通して感じた課題や改善点は何かありましたか?

サービス面で感じた課題は、全トレーナーの発音に対する知識の更なる向上ですね。
生徒が正しく「発音」できるようにサポートしていくことは可能になりましたが、より生徒に変化を感じてもらうために、「発声の仕方」に対する知識などはトレーナー全体で知識を蓄え、生徒に還元していく必要があると感じています。

また、今回のプロジェクトを終えた上で感じたことですが、今後このようなプロダクト開発をやる上で、他のメンバーにも挑戦の機会を広げていくこと、そして「この人はこれが得意」という強みを見つけ、より洗練させていくことが課題だと思っています。

『ミライズコーチング』や『ハツオン』の開発を経験し、私自身も大きく成長できたと実感しており、またそれを通じて自分の強みの再定義ができたと思います。こうした経験を、他のメンバーにも経験して欲しい。チームの中で私がそれを一人でやり続けていても会社としての成長の幅が小さくなってしまいますから。また、それぞれの強みを活かすことで、よりサービスの品質にも幅が広がることが期待できます。こうした機会を積極的に作っていきたいと思っています。


―今後、「この分野では誰にも負けない」という強みを持ったメンバーが出てきたら、こういったプロジェクトの進め方はどうしていきたいですか?

その人の持つ強みを活かしてぜひプロダクト責任者として挑戦してほしいですね。そして、私がサポートとしてプロジェクトチームに入るみたいな、そういう新しい形が生まれるのが理想だと思っています。


―最後に、プロジェクトを振り返ってみての感想をお願いします!

今回のサービス開発のプロジェクトを通して、ミライズは「○○といえばミライズ!」という「武器」を手に入れることができたと感じています。実際にサービスを体験していただいた生徒にはしっかりと「成果」が出ていて、それが自分たちの自信になってきています。
しかし、現状に満足することなくサービスの改善を続け、私たちの新たな武器である『ハツオン』をより多くの英語学習者に提供していきたいです。

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