三尾 響|note
ブランディングデザイン会社の取締役。顧客との対話を通した言語化を元にして本質的なデザインを提供。VMVの言語化からロゴ*WEB*映像*空間のアウトプットまで | 武蔵野美術大学卒 | マクドナルドが大好き。
https://note.com/mela_mitsuo
こんにちは!
melaのブランディングディレクターの三尾(みつお)です!❤️🔥
良いデザインのためには、良い言語化が必要、っていうのはよく言われてますよね。今回は言葉の強度が必要であるというお話しをします!
言葉が弱いと、デザインも弱くなる
強い言葉は「ビジュアル」と紐づいている
melaのロゴは強い言葉でできている
まとめ
例えば「幸せの追求」とか「人を愛する」といった言葉。
もちろん間違ってはいませんが、どこにでもある表現で、心に残る強さはありません。そういう“どこにでもある言葉”を軸にデザインを考えても、結果として“どこにでもあるデザイン”にしかなりません。
言葉の強さは「ビジュアルが浮かぶかどうか」で決まります。
例えば、
「燃える」という言葉なら、炎や赤いイメージ。
「輝く」なら、キラキラと光るダイヤのようなイメージ。
一方で「朗らか」や「優しい」といった言葉はどうでしょう。
悪くはないけれど、人によって浮かぶイメージがバラバラで、同じ絵を共有することが難しい。
つまり、同じビジュアルを浮かべられる言葉が、強いデザインを生む言葉だと考えています。例外もありますが、直球で表現できるものの方がわかりやすく強いデザインに繋げられます。
※抽象的な言葉から、ロゴ・キービジュアル・広告・動画・ウェブなどあらゆる表現を用いて強いデザインを作っている例もあります。展開の仕方によって変わることもあります。
melaの理念は「命を燃やす、人生を。」
この言葉には「燃やす」という強い動詞が入っています。だからこそ、“メラメラと燃える色”が自然に浮かびます。色選びに迷うこともなく、全員が同じイメージを共有できる。
そして、ロゴは燃えるハートです。
「ハート」という形も「命」という言葉と直結しています。ハートは命を刻むシンボルであり、同時に情熱を象徴する形です。「燃やす」と「ハート」が結びついた時、僕らのロゴである“燃えるハート”は何の違和感もなく、伝わるデザインとなります。
言葉とビジュアルが一貫して結びついているからこそ、ロゴもブランド全体もブレない力を持ちます。
裏側にある言葉の強さがすべてを決める、と言っても過言ではありません。デザインを作る前に言葉を作る、というのは共通認識だと思いますが、その言葉にこだわらないとデザインの精度は下がってしまいます。
言葉が強ければ、デザインも自然と強さを持つ。
だからこそ、デザインに取り組む前に「企業を貫く言葉」「サービスを貫く言葉」を見つけることが、重要です!❤️🔥
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