学校法人明星学園 浦和学院中学校(仮称)
URAGAKUの教育理念「吾道一貫」に基づき、一人ひとりの未知なる可能性を引き出す中高一貫校
https://ugj.jp/
いつもメディクルードのWantedly記事をご覧いただき、ありがとうございます!
今回はGenki Groupに誕生する最新の施設をご紹介します。
それは、、、2026年4月に開校予定の✨浦和学院中学校✨です!
皆さんは浦和学院高等学校(以下、浦学)のことをご存じでしょうか?浦学は埼玉県最大級のマンモス校で、文武両道を掲げさまざまな取り組みに挑戦し続けている、Genki Groupの高校です。その浦学に中高一貫校として新たに設立されるのが、この浦和学院中学校です。
今回は、浦和学院中学校の林校長にインタビューをさせていただきました。中学校の魅力をたっぷりとお話しいただいたので、前編と後編の2記事に分けてお届けします♪
1)浦和学院中学校の概要
2)中学校設立の経緯と目的
3)“未来力”を育てる学びの実践
4)生徒も教員も挑戦し続けられる環境
☝今回お話しいただいた、浦和学院中学校の林校長です✴️
浦和学院中学校について教えてください!
中学校の理念は、浦学と同じ教育理念である“吾道一貫”に基づき、一人ひとりの未知なる可能性を引き出すことです。教育の3つの柱である、①国際教養力の育成、②ライフスキルの育成、③デジタルテクノロジー活用力の育成を通して“未来力”を育てたいと考えています!
これら3つの柱を軸に、中高6年間をかけて、自ら明るい未来を切り拓ける子どもたちを育てていきます!
他にも、IB(国際バカロレア)型授業やSDGs探究プログラムを実施します。学習面以外の部分でいうと、食育や部活動にも力を入れています。女子フラッグフットボール部やスケートボード部などは珍しい部活動かもしれませんね。
☝詳細が気になる方はHPをご覧ください!中学校のInstagramも是非チェックしてください👀
なぜこのタイミングで中学校を設立することになったのですか?
まず、浦学がある浦和美園地区(さいたま市緑区)の地域特性として、再開発によって若い世帯の数が急激に伸びています。10年前は約5,000人だった人口が、現在は約18,000人と4倍近く増加しました。10年前からこの地域に移り住んできた家庭の子どもたちは、現在ちょうど小中学生世代です。こうした状況から教育ニーズも多様化しており、既存の中学校も何とか工夫してたくさんの生徒を受け入れられるようにしています。
私たちとしては、こうした地域の要望に応えるために、浦学の中高一貫校として中学校を新設することにしました。高校として培ってきた知見を活かして、地域に根ざした学校運営を実現したいと考えています。
中高一貫校として設立するにあたっては、どんなことを大事にしてきたのですか?
世の中がどう変わっていくかがますます不透明になっている中で、しっかりとどんな時代にも対応できるような“未来力”を育てることを中学校のテーマに掲げました。
高校では“吾道一貫”という教育理念のもとで、約50年にわたって子どもたちを育成してきました。この理念のもと私たちは“他者のために、社会のために、主体的に行動する力”を育むことを大切にしています。高校3年間だけではこうした力を十分に身に付けるには少し短いと感じています。そのため、より発達段階の早い中学生の時期から中高6年間をかけて育んでほしいと考えています。
☝中学校校舎内の大階段の完成イメージ図です♪
“未来力”を育てるために何を行なうのでしょうか?
“未来力”を育てるために重視していることは、非認知能力を高める探究的な学びです。正しい答えを探すのではなく、どんな答えになったとしてもそこにたどり着くまでの思考プロセスを重視していくことが非認知能力の向上に繋がります。
もう一つは、協働学習で他者との関わりを深めていきます。自己認識をすることで自分がどういう人間かが分かり、そこで初めて他者のことが分かります。自分の良さ・相手の良さ・自分との違いに気づくことで、お互いを尊重することや協力して取り組んでいこうとする力の育成に繋がります。
高校での取り組みを経て、中学校ではどのような挑戦を目指されていますか?
中学校校長に就任する前は浦和学院高校で教頭をしており、その頃はライフスキル教育※1と国際教養力※2の育成に力を入れていました。人が成長するためには知識や情報だけでは不十分であり、感情を揺さぶられる体験や行動こそが、人を動かし、成長を促すと考えています。これまでの教員経験で培ったノウハウを、次は中学校段階から実践したいと思っています。
すべては未来力の獲得と、それに必要な非認知能力の向上を目指してやっていきます。探究的な学び、協働学習、感情を揺さぶられるような体験を学校内外問わず行なっていきたいです。社会に出たときに自分自身がどう進んでいきたいかを、いろんな視点で考えられるようになってほしいと思っています。
そのためには、興味関心を可能な限り広げることが大切です。学習面だけでなく、食育による健康や食事への関心、部活動による成功体験・チャレンジ精神なども、“未来力”を培う重要な要素となります。
※1ライフスキル教育…自己理解、コミュニケーション、問題解決など、人生を豊かにする力を育む教育
※2国際教養力…異文化理解、語学力、グローバルな視点を持つ力
さまざまな取り組みを行なうにあたって、生徒側だけではなく教員の育成面でも考えていることはありますか?
教員の大切な社会的役割のひとつは、教員自身が学び続けることだと思います。教える立場にある人が学びを止めてしまうと、子どもたちの学びの意欲にも影響してしまうからです。日本の教員については課題が指摘されることもありますが、その背景には「自分自身を高め続けよう」という意識を持ちづらい環境や状況もあるのではないかと感じています。
その一方で、例えばIB(国際バカロレア)教育の特徴は、教員が答えを持っているわけではなく生徒と一緒に学んでいくことです。日本の教員はやらなければならないことが多いので、必然的に自己学習に割ける時間は少ないですが、その中でも時間を見つけて教員研修に積極的に取り組んでいきたいです。生徒一人ひとりの成長とともに、教員自身も成長・挑戦し続けられる環境を目指していきます。
以上、浦和学院中学校の林校長インタビュー前編でした!中学校設立の目的や教育方針などが皆さんにも伝わっていたら嬉しいです😊
後編では、学校内の取り組みにとどまらず、地域との連携やGenki Groupとの関わり、そして今後の展望についてもお話しいただきます。
来週公開となりますのでお楽しみに♪
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