多くの人に感動を伝えたい~Genki Group Award開催への想い~ | ★GenkiGroup法人紹介★
こんにちは。フラワーコミュニティ放送の山中絵理奈です。今回の記事は「多くの人に感動を伝えたい~Genki Group Award開催への想い~」です。Genki Group Award (以下G...
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先月、Genki Group介護領域において「Genki Group Award 2023」が行われました✨
今回の記事では、その模様をレポートしていきます!📝
(ちなみに、私はこの記事を書くためイベントの模様を拝見しましたが、涙が出るほど感動しました。)
🏆Genki Group Award とは🏆
Genki Groupの介護領域法人に勤める全員が対象となり、仕事の中で素敵なパフォーマンスを出したチームや個人を表彰するイベントです。長く勤続して会社に貢献した仲間や感動的な介護を実践した仲間を称賛し、1年間の振り返りを行ないます。
日本全国・海外でも参加できるよう、オンライン形式の表彰式を実施しています!
👆Genki Group Award開催への想いを紹介した記事はこちらです。
最初は、神成裕介社長のメッセージから始まりました。
今年もGenki Group Awardを開催することができ、嬉しく思います。
Genki Group Awardの意義や目的について最初にお話しします。
ここにいる多くの皆さんが、目の前のご利用者さまのために頑張っています。その行動は、地域や社会に影響を与えている素晴らしいことだと賞賛して伝えたいという想いがあります。
そして、皆さんを褒めたたえ、素晴らしいと思うだけではなく、皆さんが日々行っている介護というお仕事が本当に素晴らしいものだと皆さん自身が再認識して誇りを持ってほしいと思います。その上で、その誇りを多くの人に伝えていく起点となってほしいという想いがあります。
私たちはチームであることは間違いありませんが、皆さん一人ひとりが主役です。皆さん自身が主役だと再認識していただき、いい組織、いいチームを作りたいと思います。
最初の表彰項目は『Genki Group式(以下GG式)ケアマニュアル』表彰です。Genki Group式の介護の技術とその実践方法が記されている独自のケアマニュアル全8種の中で、今回は『GG式認知症ケアプログラム』『GG式ノーリフティングケアプログラム』『GG式口腔ケアプログラム』にて高い実践度合いが認められた施設が表彰されました。こうした表彰を通して、浸透施策の仕方やより良いケアをGenki Group全体へ波及させています。
今回は以下の施設が表彰されました。
〇GG式認知症ケアプログラム Gold認定施設表彰
株式会社サンガジャパン東日本支社 ふなばし翔裕館
株式会社サンガジャパン東日本支社 ところざわ翔裕館Ⅰ号館
〇GG式ノーリフティングケアプログラム Gold認定施設表彰
社会福祉法人杜の村 かむりの里翔裕園
〇GG式口腔ケアプログラム Gold認定施設表彰
株式会社サンガジャパン東日本支社 おおみや公園翔裕館Ⅱ号館
この度はおめでとうございます!🎉
以下、ふなばし翔裕館の表彰文をご紹介します。
初めてのGold受賞おめでとうございます。
ふなばし翔裕館の皆さんは、認知症ケアプログラムが始まった初期から、プレ導入施設として、試行錯誤を繰り返しながらこれまで続けてこられました。
長年チャレンジされているだけあって、今回の調査でロールプレイをしてくださった職員の皆さんは本当にレベルの高いものでした。
施設内での浸透を引き続き頑張っていただくと同時に、そのクオリティをGenki Groupの他の施設にも伝えていく存在にぜひなってください。
発表された瞬間は皆さんとても喜んでいて、ハイタッチをしていました👏
長く試行錯誤してこられた努力が実を結び、表彰につながったことはとても素晴らしいですね🌟
続いてはGenki Group of the Yearの表彰です。Genki Groupの海外拠点を含む約130の施設を対象に、この1年で最も優れた取り組みを行った1施設に贈られる賞です!以下の選考基準をもとに選出されます。
①2022年11月~2023年10月までの対予算実績
②職員満足度調査でのポイント
③グループとして強化を推し進めている取り組みやコンテストの結果、GG式ケアの浸透度
受賞者の素晴らしい取り組みを紹介することで、良いことを学び・真似て今後の取り組みに活かしてもらいたいという目的もあります💡
今年は社会福祉法人長寿の里の行徳翔裕園が選ばれました!🎊
行徳翔裕園の皆さんは、「筋肉カフェ」「アス飯ランチ」「ヨット筋トレ体操」などの様々なイベント、アクティビティなどの取り組みを行なってきました。その企画・プロデュース力は非常に多彩(多才)であり、他の施設でも大変参考になる取り組みとして、サービス向上・開発プロジェクトでの発信を通じてグループ内に大きく貢献しました。
さらに、学校や地域との交流・地域への貢献のあり方は今期も健在であり、幸せのプラットホームとして他の施設の模範となる取り組みも多いことを評価し、ここに栄誉あるGenki Group of the year 2023の賞を贈ります。
受賞のスピーチでは、「これからも『幸せのプラットホーム』として地域貢献にも力を入れて頑張っていきたい」とお話をくださいました。受賞に満足するだけでなく、未来にも目線が向いており熱意が素敵だなと思いました💖
ちなみに、表彰文にある「ヨット筋トレ体操」は、NLP3期生の小西さんが考え、自ら行徳翔裕園で行った活動なんですよ⛵👇
永年勤続表彰は、長きにわたりグループに貢献してくださった皆さんを称える賞です。表彰者には、神成社長からの感謝の言葉が贈られます。その後、表彰された代表者の方から、今までの気持ちやこれからに向けてのお話をいただきました。今回は勤続30年で表彰された、株式会社サンガジャパン 山口西日本支社長のスピーチを抜粋して紹介します。
以前、会長に「いちばんの失敗談は何ですか」と聞いたことがあります。その時に、会長から「できない仕事をできるようにするための指導をしたけれど、できない人にはできなかった。本人が得意だと思うことを伸ばすべきだった」とおっしゃっていました。つまり、-1の能力を0に持っていくのは大変で、+1の能力を伸ばすことで+3、+5を目指すのがよいということです。
私は去年からサンガジャパンの仕事をさせていただくようになり、多くの施設長と一緒に仕事をしてきました。その中で、それぞれの得意・不得意を見つけてきました。不得意な部分の能力を引き出すのは難しいですが、それを周りがフォローしながら、個の力を組織に昇華するということをこの30年間してきました。ですので、これから10数年かけてそのように組織を強くして、チームとして、サンガジャパンとして発展していきたいと思います。
勤続年数30年の山口支社長の、「苦手なことは周りがフォローしていくことで組織が強くなる」というお話にはとても説得力があり、助け合いの大切さを強く感じました。Genki Groupの人を大切にする思いはずっと変わらずに受け継がれていると思います。
続いては元気村グループケアマイスター認定表彰です!
「ケアマイスター」とは、介護現場の専門職の方で、「現場のスペシャリスト」として認められた方に贈られる称号です。ケアマイスターに認定されるには、専門性を活かしたミニ講義の発表の審査に通過する必要があります。講義の内容や伝え方が一定の水準に達していると認められれば、「ケアマイスター認定証」が贈られます!発表の場を設けている理由は、当該等級の方は単に自分ひとりが専門性の高い仕事をすればいいというわけではなく、部署を超えて周りへ伝え、チーム全体で質を高めていくことが必要だからです。
今回認定された方からは、「私一人ではいただけなかったので、施設の賞としてみんなで共有したいです」というお話がありました!皆さんで支えあっていることが伺えて心が温まりました😌
ついにメインイベントである感動介護賞の表彰です!Genki Groupの介護の現場にはご利用者さまの生きがいを叶える感動の瞬間があり、それを支える沢山の職員がいます。感動介護賞はご利用者さまに感動を与えてくれたスーパーヒーロー達に尊敬の意を込めて表彰するものです!選考基準は下記の3つです。
①ご利用者さまの思いを一番に考えた行動になっている
②他の職員の模範となっている
③クレドを体現している
今年度も下記3部門での表彰となりました!
その中で最も心に響いた、素晴らしいエピソードに対して、感動介護大賞が贈られました。そんな栄えある感動介護大賞を受賞したエピソードはこちらです✨
Tさんは、今年の4月に入職した特定技能(一定の専門性・技能を有する外国人)の職員です。介護の経験はありませんでしたが、日々経験を積んで、今ではTさんに任せる業務も増えています。日本語も勉強を続け、しっかりと上達しています。
ショートステイ(短期入所生活介護)をロングでご利用のHさんは、お部屋で過ごされることが多い方で、気になることがあると食事を召し上がらなかったり、薬を服用することも拒否されたりします。ある日、Hさんのお部屋に伺うと、床頭台に紙で作ったお花が置いてありました。そのことに触れると、「ある職員とだいぶ前に、なんてことない話をしたんだよ。この前誕生日を迎えたとき、俺の誕生日を覚えていてくれて、この花をもらった。決してお金がかかった高いものじゃないけど、とても心がこもっていて、涙が出るほど嬉しかったよ。俺は気難しい性格だけど、彼女は毎日俺の名前を呼んでくれて、一生懸命日本語で気持ちを伝えてくれるんだ。」と、涙ぐみながら教えていただけました。生活の中でHさんがご立腹されてしまったとき、声をおかけするのも遠慮してしまいがちですが、そんな時でもTさんとHさんは談笑していたり、ハイタッチして挨拶していたりする場面を見かけます。HさんもTさんのことを信用しているんだな、と感じました。
Hさんだけでなく、他の入居者の方もTさんの名前を呼んで、楽しそうに話をしていることもあります。長い文章でのコミュニケーションよりも、毎日の短い挨拶、明るい笑顔で接することで、入居者の方にも喜んでいただけると再確認できました。優しく声をかけながら、ご利用者の気持ちを理解し寄り添った介護を実践しているTさんに、今後も期待しています。
このエピソードより、Tさんの心のこもった言葉や思いやりの気持ちの積み重ねが、ご利用者さまとの深い信頼関係を築いているのだと感じられますね✨
最後は神成裕介社長からのメッセージで締めくくられました。その一部を抜粋させていただきます。
表彰をされた方はおめでとうございます。地域活動など様々な取り組みの質を上げていこうと積極的に動いてくださっている姿を見て嬉しく思います。
どうしたらGenki Group of the Yearをとれるか、コツを聞かれることがありますが、コツはありません。収益を出していたり、ご利用者さまを考えてケアの質を高めたり、地域のための活動をしたり、そしてなによりも理念やクレドに寄り添ったことをチーム・個人として行なったりしている施設を評価したいと思っています。私たちが目指す介護施設とは、介護をするだけの施設だけではなく、地域に根差して、地域の方々が幸せになるためのお手伝いをする施設です。
今回の表彰にあたっては「離職率」にも焦点を当てて考えました。今回表彰されたかむりの里翔裕園は、離職率が1.3%と非常に低いです。介護施設の離職率の平均は15~16%と言われており、「離職するのがあたりまえの業界」という風潮があります。しかしその風潮は、自分たちの頭の中で制限をかけてしまっているものだと思います。離職率10%を切っている施設は多くあります。この違いは、「もっといい職場を作ろう」という活動を皆でやっているか否かだと思います。一般的に言われていることが正しいと制限をかけてしまうのは、他の誰でもない自分自身です。
今回初めて外国籍職員のTさんが感動介護大賞を受賞されました。それを受けて改めて感じたのは、介護は言葉や行動や国籍ではなく「心」だということです。もちろん、外国籍の方がGenki Groupで活躍してくださっているのは嬉しいですが、「心」が評価されて大賞を受賞されたことを嬉しく思います。「心」は国境を超えます。これは本当に素晴らしいことです。今いる200名の外国籍の仲間を、300名、400名とどんどん増やし、国境を超えることが当たり前という環境にしていきたいです。
私たちの原点は、人・地域を幸せにするために努力するグループであるということ、そして、介護の原点は質であることを改めて理解しましょう。そして、その質を上げるための活動は今まで通りではいけません。これからの時代は、どんどんチャレンジし、様々なことを取り入れて吸収することが求められます。変わるためには学び続けることが大事です。ここにいる皆さんは、そのベースとなる人間力をもっていると思います。その気持ちを進化させて、皆さんの周りにハッピーウイルスが蔓延するようなチーム作りを心掛けてもらいたいと思います。
以上、Genki Group Award 2023のレポートでした!
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