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mediba横断プロジェクト 新卒入社2年目の奮闘

2022年4月、mediba本社で開催された「新卒歓迎企画・NFTアート贈呈式」。その際に22年度新卒社員に贈ったNFTアート制作をメインで担当した2人に、秘話を教えてもらいました。

■デザイナー紹介

木村 佳名(きむら かな)

フロントエンドエンジニア。学生時代に、プログラミングとデザインを学ぶ。今回は職能を越えてプロジェクトに参加。新卒入社2年目。

小林 音々(こばやし ねね)

UIデザイナー。mediba本社の新オフィスに飾られている看板デザインも彼女の作品。新卒入社2年目。

先輩たちの支えもあって参加できたプロジェクト

――有志のメンバーで行う横断プロジェクトに、2人は初参加ですよね。不安はなかったですか?

木村:私はNFTにすごい興味があったので、不安を感じる前にすぐ立候補しました。

小林:私もNFTは面白そうだなと思ったんですが、プロジェクトがどんなふうに進んでいくのかまったく想像できなくて不安でした。当時入社1年目でプロジェクトに入り、ちゃんと役に立てるのかなっていうのも大きかった。でも、同じ立場の木村さんがいるなら大丈夫かなって。

――プロジェクトが進むにつれて、困ったことはありましたか?

木村:「プロジェクトに参加します」と報告したときに、「いいね!やってみなよ!」と先輩が言ってくれたんです。でも、NFTアートの作業が大詰めのときと通常業務の忙しくなる時期が重なったことがあって。

小林:私もプロジェクトに時間を割くことが多くなったときは、先輩たちに、NFTアート制作の時間を多めにとらせてもらえないかと相談して業務量を調整させてもらいました。

木村:快く作業量を調整してもらえたんですが……。

小林:申し訳ない気持ちになりましたね。でも、周りに協力してもらえてより頑張ろうと思いました。

木村:あと、キックオフが2022年1月にあって、実際、デザイン作業を始めたのが3月に入ってからだったので、結構スケジュールがきつきつだなと思いました。

小林:私も思ってたより作業時間が短いなと感じましたね。UIデザイナーとしては、業務では要件が決まった段階でプロジェクトに参加することがほとんどで。今回のように、コンセプト作りや何を贈るかというような詳細が決まっていない段階から入るのは初めてでした。だから余計に、「こんなにデザイン作業時間って短いんだな」って感じたのかもしれません。要件を決めるのは、かなり時間がかかるんだなと気づかされました。

アイデアをみんなで出し合ったコンセプトワーク

▲コンセプトワークの様子

――木村さんはエンジニアですけど、コンセプトワークに参加してみてどうでしたか?

木村:私はコンセプトをしっかりと固めてからやりたいタイプなので、ありがたかったです。みんなでアイデアを出しあって決めるっていうのが楽しくて、すごく好きでした。

小林:私はとりあえず手を動かすタイプなので、正反対かも。

――小林さんは、コンセプトをしっかり決めてからデザイン作業に取りかかるのはやりにくかった?

小林:やりづらさはなかったです。コンセプトワークは、NFTアートを贈って「新卒にどう思ってもらいたいのか」、「どうなってもらいたいのか」。プラス、「何を気を付けないといけないのか」って話だったので、デザインの自由度にも特に影響はなくて。「これだけは守らなきゃいけない」っていう重要なことが決まっていたので、作り手としてはやりやすかったです。

――決まったコンセプトは「新卒に先輩とのコミュニケーションのきっかけにしてほしい」でしたよね。
コンセプトワークのあと、ビジュアルコンセプト決めをデザインチームはやっていましたが、どんな感じでしたか?

木村:コンセプトワークで、デザインの構成要素として「7人の一体感を出す」と決まっていたので、7つあるものとか22にまつわるものを集めて理由付けをしていきました。

小林:ビジュアルコンセプト決めになったとき、「コンセプトワークの工程はここで生かされるんだ」って認識しました。

――コンセプトを決めてから取り組んだことについてどう思いますか?

木村:メリットは、デザインの説明がしやすかったことです。「どうしてこのデザインにしたの?」って聞かれたときに、「こういう意図があります」と言える。あとは、今回は4人の共同作業だったのですが、コンセプトに沿って作っていたので最後に合体させやすいなと思いました。

小林:私はこれまで、「コンセプトを言葉にする」ということをやってこなかったんです。文字にすると立ち止まって考えられるので、「この単語ってこういう雰囲気で捉えていいのかな」ってメンバーの認識合わせのきっかけになりました。可視化するって大事だなと感じました。

個性を宇宙飛行士と惑星で表現したデザイン

――デザインする際に工夫したのは、どんなところですか?

小林:色使いとかですかね。歓迎の気持ちも表したかったので、テーマがコーヒーでも彩度高めにしたり。



木村:新卒一人ひとり、それぞれの個性をいかに表現するかを考えました。
宇宙飛行士なら見た目ではなくアイテム等で差別化が図れるな、とか。

小林:惑星モチーフにそれぞれの個性を表現したのですが、「この人にはこれがいいかな」とか、プロフィールを見ながら何を盛り込むか考えていくのも楽しかったです。



――大変だったことはありますか?

小林:宇宙飛行士は分担作業していて、最後にクオリティやテイストの統一を木村さんと私が担当したんです。人体のイラストを普段描かないので、「腕の方向はこれで骨折してないかな」とか不安で。でも、木村さんがうまい具合にアドバイスをくれました。

木村:学生時代から、私は、どっちかというとイラスト系をメインにやってきているので。慣れている作業でした。

――2人はサポートし合っていて、いいコンビだったんですね。

気づきと学びを得られた NFTアートプロジェクト

――では最後に。今回、参加してみてどうでしたか?

小林:良かったと思えることがたくさんありました。たとえば、実際に体験を通してNFTに触れられたこと。これからもいろいろなことに挑戦したいと思えたこと。自分から手を挙げて参加できたこと。プロジェクトに最初から携わって、他職種の方々がどのようなタスクで動いているかがわかったこと。学んだことも多かったですね。

木村:私も、NFTっていう今までやったことなかった知見を得られたってことが1つ。あとは、エンジニアをやっていると、コンセプトワークとか上流工程に触れることがあまりないので、企画して、コンセプト決めて、実際に作ってという一連の流れを勉強できたのが、今後の業務にとても役に立つなって思いました。

――今回は、初めて新卒を「迎える立場」になったわけですが。

小林:私自身が新卒のときに、VR内定式をやってもらってうれしかったんです。その気持ちを、後輩にも届けられたんじゃないかなと思います。

木村:私たちがそうだったように、22卒のメンバーも、テレワークだと自分の職能じゃない先輩と話す機会があまりないと思うんです。彼らが、先輩たちの中に自分から入っていけるような、入り口が作れたらいいなって考えていました。22卒への事後アンケートで「先輩方と交流することができて緊張がほぐれました」とあって、役に立てたみたいだなと達成感につながりました。

初めて参加した有志の横断プロジェクト。慣れないコンセプトワークやあまり接する機会のなかった先輩たちとの仕事は気苦労も絶えなかったはず。そんななか、絶妙なコンビネーションで見事な作品を作ってくれました。
新卒入社2年目になった2人の活躍がますます楽しみです!

次回は、デザインの全体進行を担当した社員に話を聞きます。どうぞご期待ください。

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