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Vue.js v-tokyo Meetup #22 に参加してきました!

こんにちは。メイツの内藤です。

2025/03/28 に開催された v-tokyo #22 にオフライン参加しました!

Vue.js のリアクティビティや Signals についての理解を深めたく参加を決めました。

v-tokyo とは

Vue.js 日本ユーザーグループが主催する meetup イベントです。主に Vue.js に関する情報の共有やディスカッションが行われ、懇親会もあります。connpass から簡単に参加申し込みすることができ、誰でも参加できるイベントとなっています。

Vue.js v-tokyo Meetup #22

今回のテーマは 「alien-signals v1 リリース記念!リアクティビィティ特集!」でした。

Vue Fes Japan 2024 でも感じましたが、最近の Vue.js コミュニティは Vue.js だけでなく JavaScript エコシステム周りも巻き込んでいこう、その他フロントエンドフレームワークコミュニティとも連携していこうという意志がある気がしています。

まさに今回はそのような思いが強く伝わるイベントでした。

アーカイブが Youtube にて公開 されています。

当日参加できなかった方や、もう一度セッションを見直したい方はぜひご覧ください。

豪華セッションメンバー

Vue.js だけでなく Angular, Preact, Svelte におけるリアクティビティシステムについて、豪華メンバーによるセッションでした。

参加者も豪華!?

Vue Vapor 作者である Kevin Deng 三咲智子 さんや、Vue, Vite, Nuxt コアチームの Anthony Fu さんらが一般参加されるというとんでもないイベントになっていました。

v-tokyo は本当に誰でも参加できるイベントだということがわかりました (?)

会場スポンサーセッション 

「コンポーネントテストの最適化: Chromatic からの移行とコスト削減の実践」

ユニークビジョン株式会社の Yappii さんによる発表でした。

Chromatic から Storybook test addon へ一部移行することで、テストを減らさず(品質を落とさず)、コストを削減した方法についてを教えていただきました。

素敵な会場でリラックスしてイベントに参加することできました。ありがとうございました!!

スポットスポンサーセッション

「MGRe における Vue.js」

メグリ株式会社の蔵下さんによる発表では、メグリさんでどのように Vue.js が活用されているかを教えていただきました。

CMS を Vue.js で実装されており、

  • スタンプカード機能
  • 階層構造の表現
  • カセットレイアウト

を、 Vue.js の強みを活かして実現していることがわかりました。

メインセッション

「リアクティブシステムの変遷から理解する alien-signals」(大山奥人さん)

大山奥人さんによる発表です。

  • リアクティビティシステムって何?
  • alien-signals って?
  • 次のセッションを理解するための助け

という 3 つのゴールが掲げられたセッションでした。

同じテーマの記事を執筆されています!

Webフロントエンドでのリアクティビティからalien-signalsを知ろう
近年のWebフロントエンド開発において「リアクティビティ」という概念が非常に重要になっています。今回は、このリアクティビティにまつわる歴史を辿りつつ、2025年の1月にv1.0となったリアクティビティライブラリである「alien-signals」についてを解説していきます。 そもそも「リアクティビティ」とは何かについてを説明します。 リアクティビティを日本語にすると「 反応性 ...
https://zenn.dev/comm_vue_nuxt/articles/about-alien-signals

alien-signals とは Vue 3.6 から Vue.js のリアクティビティシステムの基盤として取り入れられるライブラリです。

GitHub - stackblitz/alien-signals: 👾 The lightest signal library
👾 The lightest signal library. Contribute to stackblitz/alien-signals development by creating an account on GitHub.
https://github.com/stackblitz/alien-signals
👾 The lightest signal library

と謳っているように非常に軽量であることが特徴です。

記事と今回のセッションのおかげで、alien-signals を知るだけでなく、リアクティビティについての理解も深まり、とても良い機会になりました。

alien-signals のロゴが可愛い。

「Vue Reactivity 0:present」(ubugeeei さん)

Vue Reactivity 0:present
This is the presentation material at v-tokyo #22. In a short talk, I'll cover Vue's Reactivity, from the source code when Vue was a Seed to the latest optimizations. Please watch the video and the archived video.
https://ubugeeei.github.io/v-tokyo-22/

弊社のテックリード、西村 (ubugeeei) さんによる発表です。

人生で初めて同僚の方の登壇を見る機会でした。

現在の Vue.js に食らいつくのが精一杯で、Vue.js の歴史なんて考えたこともありませんでした。

まさか "Seed" という名前だったなんて...

とても密度の高いセッションで、 10 分をとても短く感じました。

chibivue を復習したくなりました。

時間がないので Vue Vapor については作者である Kevin Deng 三咲智子 さんに懇親会で聞いてください、という締めくくりには思わず笑ってしまいました。

Angular セッション

「Angular Signalsのいま」(lacolaco さん)

lacolaco さんによる Angular についての発表です。

Angular における Signals について学ぶことができました。

`signal()`, `computed()`, `effect()`, ... などプリミティブな API については Vue.js と似ているなと感じました。

YouTube shorts で Angular の Signals が活用されていることを知り驚きました。

YouTube shorts の体験の良さを思うと Angular の Signals の素晴らしさがよくわかります。

Preactセッション

「Preact、HooksとSignalsの両立」(ssssota さん)


ssssota さんによる Preact の発表です。

(公式ドキュメントにありますが、「プリアクト」だそうです。)

Preact について全く知識がなかったので、 Hooks と Signals との両立は非常に興味深かったです。

ssssota さんは業務では React を使っていて、Svelte が一番お好きとのことでした (?)

懇親会では Svelte や Preact への思いをお聞かせいただきました。

ぼくも Vue.js への愛を語れるようになりたいなと憧れを抱きました。

Svelte セッション

「Svelte5 リアクティビティ概説」(baseballyama さん)


baseballyama さんによる Svelte についての発表です。

最後のセッションですが、改めて「リアクティビティとは何か?」ということを再確認することができました。 

同じ概念や仕組みでも、異なる技術や人の視点から学ぶことでいろんな方から聞くとさらに学びが深まる気がしました。

Svelte における Signals API である Runes の使い方を解説していただきました。

また、コンパイル後の JavaScript でどのようなデータ構造で、 Svelte でのリアクティブが実現されているのかを知ることができました。

クロージング、懇親会

あっという間のセッションパートでした。

理解が足りていない部分も多いので学習を続けたいです。

特に Writable Derived という概念について今関心があります。

スタッフの皆様、登壇者の皆様ありがとうございました。

chibivue Discord サーバーの方をはじめ、Vue.js コミュニティの皆さんには本当にお世話になっています。

自分の転職を喜んでくれる方がいたり、実は「〇〇さんと同僚になりました!」と聞けたり、Vue Fes Japan 2024 でお会いした方と再会できたり、とても幸せな時間を過ごすことができました。

次回開催と Vue Fes Japan 2025 情報について楽しみに待ちたいと思います!


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