先週の金曜日、MASSIVE SAPPOROのサマーパーティーを開催しました。笑顔があふれ、あちこちで会話が弾む、本当に楽しい時間でした。
MASSIVEらしい、オープンで自由闊達な空気。
「本当にいい会社になったな。」
そんな幸せな気持ちで会場を眺めていました。
その一方で、ふと不思議な感覚にもなりました。
「なんで自分が、こんな会社の社長になれたんだろう。」ということです。
若い頃の私は、決して自信に満ちた人間ではありませんでした。
何か誇れる武勇伝があったわけでもない。
むしろ、人からいじられたり、揶揄われたり、少し舐められたり。
そんなことが本当に嫌でした。
家に帰っては悔しくなったり、腹が立ったり。
「なんで自分はこうなんだろう。」
そう思い続けていました。
そんな私の人生が変わった瞬間があります。
ちょうどテレビで出川哲郎さんが「いじられキャラ」として国民的人気者になっていった頃です。
それまで「いじられる人」は、どちらかというとマイナスの存在でした。
ところが、いつしか「いじられキャラ」という言葉が世の中に浸透し、それ自体が魅力として語られるようになっていきました。
その頃からでしょうか。
「健治さんのキャラ、羨ましいですよ。」
そんなことを言ってくれる人が少しずつ現れ始めたのです。
その瞬間、頭の中で何かが繋がりました。
「ああ、そうか。俺は出川哲郎なんだ。」
もちろん、出川さんと自分を比較しているわけではありません。
でも、自分がずっと嫌いだった性格が、見方を変えれば武器になる。
そう思えた瞬間でした。
それ以来、自分の性格が少しずつ好きになりました。
そして、「これは自分だけの武器なんだ」と思えるようになりました。
振り返ってみると、それは仕事の成績が一気に伸び始めた時期とも重なります。
つまり私は、20年以上もの間、この「武器」を使い続けてきたことになります。
最近、こんなことを思います。
人生は、自分の弱みをなくすゲームではない。
弱みを強みに転換できるかを問われるゲームなのではないでしょうか。
人見知りだからこそ、人の気持ちがわかる人もいます。
慎重だからこそ、大きな失敗を避けられる人もいます。
おしゃべりだから、人を巻き込める人もいます。
頑固だから、最後まで信念を貫ける人もいます。
短所と長所は、実は表裏一体です。
どちらに見えるかは、環境や役割、そして何より自分自身の解釈次第なのかもしれません。
もし今、自分の嫌いな部分がある人がいたら。
それは、まだ使い方を知らないだけの才能なのかもしれません。
私自身、そうでした。
だからこれからも社員一人ひとりの「弱み」の中に眠っている才能を見つけ、それを活かせる会社でありたい。
サマーパーティーの笑顔を見ながら、そんなことを考えた夜でした。