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データで語れるクリエイティブ組織にしたい。Salesforceを利用した業務改革を語る。

数多のスタートアップが急成長期に直面する課題には共通項も多く、中でも、会社として「『攻め』ながら『守り』を固めていく」というのは、普遍のテーマではないでしょうか。業務体制の適正化、管理機能強化、人事制度運用…。創業当初から攻めを維持するMaclogicにとっては、いかに効率的にこういった守りを進めながら、リソースを攻めに投じられるが重要でした。そこで出した答えが、最大限のIT活用です。導入したのは、クラウド型の営業支援ツールであるSalesforce(セールスフォース。以下SF)。活用の推進を担う、ビューティー事業部長 兼 コンサルタントの知識に話を聞きました。



知識 拓馬(ビューティー事業部長 兼 コンサルタント)
新卒でリクルートライフスタイルに入社。ビューティー領域のホットペッパー事業に従事後、楽天ビューティーへ転ずる。2019年9月にMaclogicへ入社。

Salesforceの活用で業務の可視化を目指す。国内外のメンバーの動きが常にわかる状態に。

知識:MaclogicはSFを導入しています。社内での私の役割として、ビューティー事業の推進と共に、SFを活用した業務管理もミッションになっています。SFといえば、大手IT企業が導入しているイメージ。前職のころもプロジェクトで日々使っていました。何故ベンチャーのMaclogicが導入しているかというと、本社は35名前後とはいえミャンマーチームを含めると全体で60名規模、国境を越えて業務をシェアしているので、タスク状況をリアルで見れないことが多く、仕組上の不便さを感じていたからです。実は私が2019年9月に入社する前から導入してはいましたが、十分には使いこなせていなかったため、経験者の私が音頭をとることでSFの機能を最大限に生かしながら業務効率化を図ろうとしています。

これまでは、デイリーでどこに何が仕事溜まっているのかを確認するうえでは、担当者に直接聞くほかありませんでした。社内でタスクが滞っているのか、ミャンマーで止まっているのか、前者であればオフィス内で直接聞けますが、後者の場合はSkypeやテキストで確認したりして。コミュニケーションの活性という点では時に必要な動きですが、各自が限られた時間内で生産性を高める上では、毎回だと正直、聞く時間がもったいない。SFで管理できていればオンタイムで画面上から状況を確認できますし、データとして抜き出すことも可能です。コンサルタントを中心に弊社は出張も多いので、出張中の人も遠隔で状況を把握することができます。リアルタイムでの業務の可視化、これこそが実現したい姿です。

目標設定にも応用することで、各自が目指すものを明確にしたい。



知識:SFで得られるデータを、目標設定にも応用しています。言わば、クリエイティブも含めた業務を数値化・データ化する作業なのですが、アナログで漠然と設定する目標よりも、数値として示された目標の方が説得力もあります。そういった具体的な目標がない状況では、何に向けてどんな行動をとって頑張ればいいのか、やる方も指導する方もわからなくなると思います。

ありとあらゆることが数値的に出せるようになるので、これまで鬼門とも言えた、デザイナーに対する人事評価も変革していけるかと思います。もちろんクリエイティブに関しては、データで表せない側面、データを超えたものがあることも事実です。全てを数値に落とし込むことは不可能ですが、各メンバーが役割に関わらず、データや数値目標を意識した行動を取れるか取れないかによって、会社の成長も大きく変わると思っています。

また、数値化させることで、メンバー1人ひとりが、自分が目標に近づいているのかどうか、成長できているのかどうかを、より分かりやすく確認できます。例えば3か月前の自分と現在の自分を戦わせることもできますしね。

目指すのは、業務上のありとあらゆること全てを、データベース化すること。創業当初はフローティング型のオペレーションだったので、言ったことややったことが時に流れがちで、巻き戻して確認することもありました。そういったストレスを無くし、それにかかる無駄な時間を省くため、発信された情報を常にストックさせていき、引継ぎの質を上げていく。ひいてはすべての質の向上を目指します。

生きた情報にすぐに手が届く状態に。データで語れる組織にする。

知識:しっかりとした目標ができると、各々の仕事の質は上がると思っています。それに向けて、社内のすべての情報を生きているものにしたい。データとして、見たいものにすぐに手が届くようにしたい。近い将来メンバー全員が、データで会話できる状態になることが理想です。

聞き手・執筆:相島 寿彌
撮影:久保田 圭祐、株式会社aMi
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