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Ruby, Scala, Java, JavaScript etc… 遊ぶように技術を学ぶ!クラウド電子カルテエンジニア

今回はクラウド電子カルテ「エムスリーデジカル」の開発を担当している、SIerから転職してきた山口さんと新卒入社の青木さんにお話しをお伺いしました。新しい技術をどうやってキャッチアップしたのか、またエムスリーの選考プロセスについてもお話しいただきました!

ー今日はよろしくお願いします!いつもの通り簡単に自己紹介をお願いします。

ー山口:山口 卓也です。エムスリーのエンジニアリンググループでソフトウェアエンジニアをしています。幼少期にコンピュータに触れる機会があって、プログラミングも趣味で始めたのがきっかけでした。趣味の一環で「P2P地震情報」というサービスをかれこれ14年続けています。仕事はというと、新卒で6年ほどSIerに勤めた後に、2018年9月にエムスリーに中途入社しました。入社後は、電子カルテチームで「エムスリーデジカル」の開発をしています。

ー青木:青木 大樹です。同じくソフトウェアエンジニアしてます。2018年の4月に新卒としてエムスリーに入社して、デジカルの開発に携わってます。学生時代はUnityでAR/VRのアプリを作ってたんですが、いまは完全にWeb開発者になってますね笑。ここ最近はEmacsの拡張にハマっていて、自分でGitHubにpackageを公開したりQiitaで記事書いたりして遊んでます。

ーありがとうございます。2人ともクラウド電子カルテ・デジカルの開発・運用を行っているのですね。デジカルのプロダクトについても紹介いただけますか。

ー山口:「エムスリーデジカル」は、クラウド電子カルテのサービスです。ごく簡単に言えば、病院や診療所が行う「受付」「診察」「会計」を全て記録し、管理しているサービスです。医療業界のシステムって結構レガシーなものが多いんですが、エムスリーデジカルはクラウド型のWebサービスでそうしたしがらみはありません。技術やデザインの力を活かして、少しでも医師や医療事務の方の負担を減らすようにというコンセプトで作っています。

ー青木:使用している言語はJSやRails、Scala、Javaなど多岐に渡ります。これは、用途に適した言語やフレームワークを選定していったら自然とそうなった結果ですね。例えば、最適なUXのためにReactやRxを採用していたり、会計などの複雑なロジック部分の堅牢性を担保するためにScalaを用いています。iPadアプリもあるのでSwiftもありますね笑。

ーすごい、デジカルは技術スタックが多岐に渡りますね。山口さんは中途で入社して約半年、青木さんは新卒で入社してからちょうど1年ですね。青木さんは内定者インターン期間も長かったので個人的にも感慨深いです。それぞれ入社してからの業務を教えてください!

ー山口:エムスリーデジカルというクラウド電子カルテのサービス開発を行っています。領域はフロントかバックエンド、インフラに近いところまでわりと何でもやってます。言語はRuby、Scala、Java、JavaScriptなど幅広くやっているのですが、実は前職で経験のある技術領域はほとんどなくJavaくらいで、あとRubyは趣味でやっていたという具合です。趣味でやってきたスキルを生かしながら、入社後に新しく技術をキャッチアップしながらサービスを作っている感じです。

ー青木:山口さんと似たような感じですが、私の場合、どちらかというとフロント側の対応が多いです。RubyやJavaScriptをメインで使って開発しており、いずれも入社前はほぼ経験のない言語でしたが、勉強したり周りの人達から学びながらキャッチアップしていきました。これも山口さんと同じような感じですね笑

ー山口:私が入社した時、青木さんは新卒で入社して半年ぐらいたったその頃でしたが、その時には既に青木さんは新卒とは思えなくて。例えばいち機能開発を青木さんの力でやりきっていましたね。フロントやサーバサイドを組み合わせて、どう作るかは難しい面がありますが、青木さんなりに答えをだしてアウトプットしている点はベテラン感がありました笑。安心してチームのエンジニアとしてプロダクトの開発をしている感じがしました。

ー青木:めっちゃ褒められますね。恥ずかしい笑

ー山口:これが褒め文化ですね。

ーテックブログに書いてくれたコードレビューを支える『褒め文化』、この内容個人的にすごい好きです!次に山口さんは前職でどういったことを担当されていたか教えてください。

ー山口:前職は富士通グループのSIerに新卒で入社をしました。6年くらい在籍していました。最初の5年はSIの事業に関わっていて、通信系の顧客管理システムの開発に携わっていました。自分でプログラミングはほとんどしておらず、コードや設計書などの成果物をチェックしたり、進捗管理が中心の業務でした。プログラミングして良いサービスを作りたい思いはずっとあったのでその中で改善できる点があれば、自分で切り込んでいくこともしていました。例えばCIを混ぜ込んでみたり、最後の1年くらいは、部署を異動して、会社全体の開発プロセスを標準化するような取り組みを行っていました。ただ、同時に会社の中で改善していくことに限界も感じ始めており、自分ひとりで「技術力で良いものを作っていこうぜ」という考え方を会社全体に広めていくのは難しいなと感じていました。なので、自分が別の会社に移って、先ほど述べたことができる環境で自分のスキルを生かしていきたいなと思い、転職活動を行いました。

ー青木さんは学生時代にどういったことをしていましたか。

ー青木:学生時代は学部から修士までARやVRの研究を行っており、具体的には、デジタルミュージアムというプロジェクトに携わっていました。博物館の中にある展示物にARやVRの技術を使って、お客さんが展示物の理解を深めるような感じです。そこではアプリケーションの開発が多く、その時の初めてプログラミングに触れて、モノ作りを行いました。学部3年くらいの時です。Unityで作ったものを博物館のお客さんなどに利用してもらい、フィードバックをもらうことが楽しくて、モノを作って喜んでもらうのはいいなと感じてました。なので就職活動ではこのようなスタイルで開発ができる企業を探していました。

ー山口さんがプログラミングを始めたのはいつ頃ですか。

ー山口:初めてプログラミングをしたのが小学校5年生の時で、パソコンには幼稚園の頃から触っていましたね。

ー青木:おお、すごい、早いですね!

ー山口:パソコンを使っていく上で、フリーで公開されているソフトには使いやすいものとそうでないものがあるなと。使いにくいものにあたると、もっと使いやすくなるといいなと思っていたところ、父親がプログラミングを勧めてくれて、気がついたら本屋さんにいました笑。それでプログラミングの本を買い、プログラミングを始めたところ、とてもおもしろかったですね。プログラミングすることで、パソコンを自分が思うように操ることができて、ある種の全能感を小学生ながら感じていましたね。

ー青木:私の場合、大学3年の終わり頃に自主制作発表会というのがあって、自分で何かモノを作って成果を出す必要がありました。私はOpenGLとARToolKitというライブラリを使って、簡単なゲームを作ったのですが、やっていくうちに「お!自分でゲーム作れるんだ」と思って徐々に面白さが分かってきましたね。なので、研究室に所属しアプリケーションの開発を行うようになりました。

ー山口:でも就職先はゲーム業界にしなかったんですね。

ー青木:そうですね。ゲーム業界もいいなと思う一方で、せっかくなので人の役に立つものを作りたいと思っていて、医療は人に喜ばれるかなと感じました。

ーなるほど、山口さんはどんな軸で転職先を探していましたか。

ー山口:軸は2つあって。技術力を生かし、高められること。その技術を使って世の中の役に立ちたいと思っていました。1点目は純粋に自分の知的好奇心を満たしたいと思うとことろ、プログラミングが小さい時から楽しかったのでそれを仕事にしたかったです。2点目は「自分はいいものを作っているぞ!」ということちゃんと言いたいなと思っていました。

ー青木:わかる・・・

ー山口:せっかくだったら、自分の名前が残るような、世の中の役に立つような仕事をしたいなと。デジカルで業務をしていると、ユーザーのお医者さんや医療事務の方からの声をメールで見ることができるので、「この機能が実装されて嬉しい」とかもちろん改善要望もありますし、自分が作ったものがユーザーに届いて反応がある、距離の近さがありますね。

また、クリニックと直接やりとりをしているビジネス側の社員とのやりとりも多く、「この機能は多くのクリニックから要望があるので絶対に役に立つよ」とか、「この機能があるからデジカルの利用を決めてくれた」ということを聞くことができるので、エンジニア冥利に尽きますね。

ー青木:私も学生時代からユーザーにフィードバックをもらって開発をする楽しさを感じていたので、エムスリーでも同じようにフィードバックをもらったり、デジカルの導入件数が増えていくのを見ると、嬉しいですね。

ー役に立っている実感があるのは楽しいですよね。2人ともデジカルで活躍中ですが、エムスリーってどうやって知りましたか。

ー山口:知り合いからエムスリーについて話を聞いたことがきっかけでしたが、それまでは全く知らなかったです笑。

ー青木:分かる笑。私、分かるばっかり言ってますね笑。私も逆求人という就職活動イベントで話を聞くまではエムスリーについて全く知らなかったです。その後、採用の面接に進むことになり、順当に選考が進んで最終面接を通過して、内定をもらうことができました。他にも内定をいただきましたが、私の場合は内定後にデジカルでインターンを経験した上でエムスリーの入社を決めました。私の場合会社選びの軸が3つあって、1つめは「エンジニアとして力をつけられること」2つめは「チャレンジできる土台があること」最後に「条件面」ですね。エムスリーはこの3点を満たしていたので、入社することを決めました。

ー山口:他の企業もインターンなどで実際に中を見てみたんですか。

ー青木:そうですね。内定をいただいた4社全てインターンを経験した上で比較して決定しました。インターンを通じて、会社の規模が大きすぎてもユーザーとの距離感があるなと感じましたし、逆に規模が小さすぎるとエンジニアとして適切なチャレンジがしにくい面もあるなと私は思いました。

ーちなみに、エムスリーの選考はどうでした?

ー青木:面接で聞かれることはプログラミングに関係することが中心ですが、雰囲気としては雑談に近い形式でしたね笑。自分が作ったアプリに対して面接官と話しが弾んだり、エムスリーのエンジニアはプログラミングが好きな人達なんだなという感想を持ちました。選考スピードも速くて、就活時期に早く進めることができたのは個人的にも有難かったです。

ー山口:私は2次面接官でVPoEの山崎さんに会ったのですが、面接の際に山崎さん自身が作ったサービスを見せてくれて、めっちゃおもしろいなと感じましたね。私自身もプライベートでP2P地震情報というサービスを作っているので、そのAndroidアプリを見せて盛り上がったので、エンジニアの気持ちや感覚が近いなと感じることができました。この人がエンジニアのトップなのであれば、エンジニア全体でも似たような感覚の人がいるんだろうなと想像しました。1次面接でも技術的な質問をかなりされましたし、それ自体が楽しかったです。自分がどこまで知っていて、逆にどこを知らないかもわかりましたし、サービスを作る際にエンジニアとしてどういった点を考えているのかを理解することもできました。

ー面接で波長やトーンが合うかは大事ですよね!

ー青木:その感覚大事です!よくわかります!!

ー山口:実際話さないとわからないところって多くて、面接してみて、おもしろいなと感じました。

ー青木:私の場合、自分が作ったアプリに対してアドバイスをもらったのですが、それを実装して見せたところ「すげーー!」とう反応を貰えましたし、ちゃんとやると褒めてくれるぞと感じました笑。

ー褒め文化笑。面接を楽しんでくれた一方で、エムスリーに入社を決めるにあたって心配事もあったかなと記憶していますが、山口さんどうでした?

ー山口:選考を通じて、技術力が高いイメージを持っていたので、そこに自分が入っていけるかは不安はありました。あとは働き方についてもイメージできていないところがあり、漠然としたモヤモヤがありましたが、これらの点はオファー後にエンジニアとざっくばらんに話す機会があり、何でも聞くことができたので解消することができました。

ーちゃんと不安も解消できてよかったです。我々もできるだけ不安点は解消したいので、気にあることがあれば遠慮せずに言っていただけると嬉しいなと思っています。ちなみに、最終的な入社の決め手は何でしょうか。

ー山口:まずは技術力高くサービス作りをしている点。あとは正直お金もありますよね。私も最終的に3、4社程オファーもらったのですが、その中で一番条件がよかったです。自分の技術力が伸ばせて、そこでサービスを作ることができたら楽しいだろうなと。また、他の企業だと少ないプロダクトに人員を割いている印象を受けましたが、エムスリーの場合、多くのプロダクトを少数精鋭で作っていて、技術スタックもバラバラであらゆる分野に詳しいエンジニアがいるのは面白いし、刺激が絶えないかなと。Slackでもいろんな技術のチャネルがあって、自分が業務で触れていない技術の情報も入ってくる点もいいところかなと思います。

ー青木:そうですね、私もサービスが多岐に渡る点やそれに付随して、技術スタックも幅広いのでエンジニア力をつけられると感じられたこと。また、働き方も柔軟でしたし、条件面もよかったかなと。

ーエムスリーに合う方はどのようなエンジニアだと感じますか。

ー山口:一つ誤解があるといけないので補足したいのですが、技術力が高いと、もしかしたら尻込みしてしまう方がいるかもしれないですが、エムスリーのエンジニアも全部の技術に詳しい人は恐らくいなくて、どこかの技術に詳しい人達の集まりなのかなと思います。なので、SI出身者であれ、趣味でモノ作りしている人でも何か強みがあればエムスリーに合うかなと思います。キラリと光る点が何かあれば、いいのかなと。

ー青木:モノ作りが好きな人にはお勧めできると思います。エムスリーは技術スタックが幅広いので、継続的に自分で学んでいく必要があります。その時、プログラミングが好きであれば自主的に遊びながら学ぶことができるかなと。技術で遊ぶような感覚ですかね。

ー山口:良い事いいますね~笑。楽しみなから自分でこんなことやってます、と言える人だと、入社後もチャレンジしてけますよね。

ー「技術で遊ぶ」名言ですね!ちなみに、お二人が担当しているデジカルに合う方はどんなエンジニアですか。

ー青木:何でもやりたい人がいいですね。SREは専門部隊がいますが、フロントからバックエンド、インフラに近いところまで関わることができます。

ー山口:自分の力でサービスをまるっと良くしていく事が好きな人は合ってそうですね。自分で作りあげることができるので、そこに興味がある人がいいですね。

ー青木:ただし、先にも述べた通りですが、全て自分一人でできる必要はなく、自分の強みが一つでもあること。後は楽しみながら学んでいける方であれば問題ないです。私や山口さんも入社後にキャッチアップしたことは多いので心配ありません!意欲が大事ですね!!

ー山口:そうです。技術を楽しみながら学んでいけることが大事です!

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