こんにちは、ラワンセ 遠藤(ネットワークエンジニア)です。
今回は実践編として、「nslookup」コマンドを使い、DNSの名前解決を実際に確認してみます。
これまでの回では、DNS、ドメイン名、IPアドレスについて学んできました。
今回は、「google.com を開く時に、実際どんなことが起きているのか」をコマンドで確認してみましょう。
目次
■今回やること
Windowsのコマンドプロンプトで nslookup を実行し、ドメイン名からIPアドレスを調べます。
■nslookupとは?
nslookup は、「DNSサーバへ問い合わせを行う」コマンドです。
つまり、「このドメイン名のIPアドレスを教えてください」という問い合わせを実際に行っています。
■実際にやってみよう
まず、コマンドプロンプトを開きます。
Windowsキー
→検索文字に「cmd」と入力しエンター
→コマンドプロンプト起動
次に、以下のコマンドを入力します。
nslookup google.com■どんな結果が表示される?
例えば、以下のような結果が表示されます。
名前: google.com
Address: 142.250.xxx.xxx
これは、google.com → 142.250.xxx.xxx という対応をDNSサーバが返したことを表しています。
つまり、「google.com のIPアドレスはこれです」と教えてもらっている状態です。
■なぜDNSが必要なのか
コンピュータ同士の通信は、本来IPアドレスで行われます。
しかし、142.250.xxx.xxxのような数字を毎回覚えるのは大変です。
そこでDNSを使い、
google.com
youtube.com
のような人間が分かりやすい名前を、IPアドレスへ変換しています。
■別のサイトも試してみよう
例えば以下も試せます。
nslookup yahoo.co.jpnslookup openai.comそれぞれ異なるIPアドレスが返ってくるはずです。
■DNSサーバも表示される
結果の上部には、
Server:
Address:Server:
Address:
のような表示があります。
これは、「現在利用しているDNSサーバ」を表しています。
家庭環境では、
- ルータ
- ISP(インターネット回線業者)
- Google Public DNS
などが設定されていることがあります。
■8.8.8.8って何?
以前の ping 実践編でも登場しましたが、8.8.8.8は Google Public DNS と呼ばれるGoogle提供のDNSサーバです。
世界中で利用されている有名なDNSサーバの1つです。
■名前解決できないとどうなる?
もしDNSが正常に動いていない場合、google.comのような名前ではアクセスできなくなります。
ただし、IPアドレスを直接入力すると通信できる場合があります。
つまり、「ネットが壊れている」のではなく、「名前解決だけ失敗している」ケースもあるということです。
■初心者ポイント
普段Webサイトを開く時、裏では毎回DNS問い合わせが行われています。
私たちは普段、google.comのような名前を使っていますが、実際にはDNSがIPアドレスへ変換して通信しています。
■もう一歩理解を深める
実際のDNS通信では、
ブラウザ→PC→DNSサーバ→IPアドレス取得
という流れで問い合わせが行われています。
つまり、Webサイトへ接続する前に、「まずIPアドレスを調べる」という処理が必要になります。
■まとめ
nslookup はDNS問い合わせを行うコマンド
ドメイン名からIPアドレスを確認できる
DNSは名前とIPアドレスを対応付けている
Webアクセスの前にはDNS問い合わせが行われている
□注意点
nslookup は便利なコマンドですが、他者が管理するDNSサーバへ不要な大量問い合わせを行うことは避けましょう。
実践編では、自宅環境や一般的な利用範囲で試すようにしましょう。
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