こんにちは!リブセンス採用担当の中村です。
今回は、今年4月にリブセンスへジョインした当社 CMO & VPoM・増田のストーリーをご紹介します。
「なぜリブセンスだったのか」、そして「入社して気づいた、この会社の"強さ"とは何なのか」。外から見ていた印象が、実際の対話を通じて大きく変わっていった
——そのリアルな心の動きを語っています。
「組織の変革フェーズに飛び込みたい」「真摯に社会の課題へ挑む仲間と働きたい」
そんな思いをお持ちの方にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。それではどうぞ!
はじめまして。リブセンスCMOの増田隆一です。
2025年4月にリブセンスに入社以降、あちらこちらでご挨拶をさせていただく中で、「なぜリブセンスを選んだのですか?」「詳しく話を聞きたい」といったお声をいただくことが増えました。
正直に申し上げると、私自身も転職活動を進める中で、リブセンスに対して漠然と「昔のイメージ」を抱えていた時期があります。しかし、選考プロセスを通じてその印象は一変し、最終的にリブセンスの一員となる決断をいたしました。
この記事では、私がなぜリブセンスを選んだのか、その背景にある「今」のリブセンスの姿をお伝えしたいと思います。みなさんがこれからのキャリアを考えるうえで、リブセンスという選択肢を知るきっかけになれば嬉しいです。
目次
私のキャリアとリブセンスとの出会い
私の心を動かした「リブセンスの魅力」
新参者を受け入れる「カフー」の文化
求職者のみなさんへ
私のキャリアとリブセンスとの出会い
リブセンスに参画する直前は、LINE WORKS株式会社で約6年弱、マーケティング責任者として、ビジネスチャット『LINE WORKS』の事業成長を牽引してきました。
さらにその間の2年間、日本法人の代表取締役社長も務め、韓国の親会社NAVER Cloud社と共に、LINEヤフー社のAI事業組織統合や新製品立ち上げ、AI製品を含めたマルチプロダクトカンパニーとしてのグロースに携わってきました。
新規顧客の獲得を通じ、利用社数を10万社から54万社まで増やし、ARR(年間経常収益)160億円を達成するなど大きな成果も出せました。しかし、持続的な事業成長が実現する中で、私は次のステージとして「より本質的な社会の課題に向き合い、変革が起こせる事業」への挑戦を求めるようになりました。
転職活動においては、勢いあるSaaSベンダーやIT外資系企業のカントリーマネジャーなどの魅力的なオファーもいただきました。しかし、私が本当にやりたいことは「ITサービスを売ること」ではなく、人と人をつなげ、社会の可能性を広げることではないか、という考えが膨らんでいきました。 この思いが、私を人材業界、そしてリブセンスへと導きました。
リブセンスは、あるエージェントから紹介されました。正直、最初は「よくあるアルバイト求人サイトの会社」という漠然としたイメージしかありませんでした。エージェントからは、リブセンスがコロナ禍の苦難を乗り越えつつも、収益の安定化に苦戦していること、そして打開策として「ブランド強化のためのマーケティング強化が必要だ」「事業の非連続成長のためマーケティング強化が必要だ」という説明を受けました。
冒頭でお伝えした「昔のイメージ」を抱えたまま、代表の村上を始めとする役員面接が始まりました。お互いの見定めを経て、私のイメージは少しずつ覆されていきました。
オンラインで何社かの選考が進む中で、リブセンスとは実際に会って話そうという流れになり、対面での会食がありました。
最年少上場という華々しい歴史を持つ会社が、これまでの数々の失敗を認め、レッドオーシャンを乗り越えようとしていること。そして、いまも社会の課題に目を光らせ、足元の事業の問題を冷静かつ正確に捉えていることに心を打たれました。いつしかその会が選考面接であることを忘れ、事業課題の解決策を自分も一緒に考える時間になっていったのです。
私の心を動かした「リブセンスの魅力」
リブセンスが掲げるビジョンに「あたりまえを、発明しよう。」があります。この言葉は、社会の「不」(不満、不安、不便など)に真摯に向き合う事業の本質を表しています。既存の枠組みでは解決できなかった社会の課題に対し、テクノロジーとアイデアで根本から変革を起こす姿勢は、他のスタートアップでも見られますが、ビジョンが単なる看板に終わる企業も少なくありません。
しかし、苦境にありながらもリブセンスがただひたすら実直に「ビジョン」に向き合っていることに、意外なほどに真摯さを感じました。リブセンスが取り組んでいるのは、単に新しいサービスを作るのではなく、社会のインフラを変える挑戦なのです。
そして、私が最も心を揺さぶられたのは、過去の成功モデルに固執せず、「機能性」や「合理性」を追求する挑戦の中で生まれた数々の失敗を、堂々と受け止めている経営陣の姿勢でした。
個人的な価値観ですが、失敗を受け止められる組織は本当に強いものです。この純粋な会社の勢いを再び取り戻すにはどうすればいいか? 自分のコアコンピテンシーとも言える『マーケティング』が必要なのではないか? と、直感しました。
事業拡大には必ず競合が存在しますし、マーケットニーズがあるならそこは必ずレッドオーシャンです。勢いのある企業であっても何かしらの脆弱性を抱えているのが現実であり、盤石な事業運営というものは存在しません。だからこそ形式的ではなく本心から「挑戦を通じて成長していく文化」と「フラットに議論できる組織風土」であることが重要であり、今のリブセンスにはそれがあります。
リブセンス入社にあたり、私が最初に確認したのは、製品やサービスが特定のセグメント内でいかに優位性や差別化を図れているか、という点でした。優れた製品・サービスが溢れる現代社会では、「良い」のはもはや大前提です。いくら強いプロダクトであっても、それ単体では決定的な武器になりません。しかし、製品・サービスが優れていることは、事業をグロースさせるための必須要素であることに変わりはありません。
私自身のコミットメントは明確です。この優れた基盤を活かし、マーケットの中で「選ばれ続ける事業ブランド」へと育て上げていくことです。
新参者を受け入れる「カフー」の文化
少し余談になりますが、管理職として中途入社すると古参のプロパー社員からマウントされることは少なからずあるものです。私はCMOの役職で転職したわけですが、リブセンスでは入社後一度もそのような経験はなく、新参者を受け入れる文化が非常に成熟しているように感じています。
私の大好きな沖縄には「カフー」という言葉があります。これは「果報(かほう)」を指し、「幸せ」「幸運」「良い知らせ」といった縁起の良いものは海の向こうからやってくるという考えです。まさに「カフー」のような、外からやってくる人を受け入れる文化を持つ会社は、これからの日本社会でもっと必要とされていくのではないでしょうか。
求職者のみなさんへ
この記事を読んでくださっているみなさんは、リブセンスが運営する「マッハバイト」「転職会議」「転職ドラフト」「IESHIL」「batonn」、これら5つのいずれかの事業部で選考を受けることでしょう。
面談や面接を通じて、少しでも共感していただけたら嬉しいのですが、リブセンスは今、非常に面白いフェーズを迎えています。
かつてみなさんが抱いていたかもしれない「最年少上場記録を持つ会社」というイメージは、すでに過去のものです。社会の「不」を解消するという確固たるビジョンのもと、多様な経歴を持つ人材が集まり、収益の安定化と事業成長に向けて活発に議論を交わしています。変革の真っ只中にあるこのダイナミズムこそが、今のリブセンスの最大の魅力です。
私はこの環境で、これまでの経験を活かし、事業を成長させることに全身全霊を注いでいきます。そして、私と同じように「本質的な課題解決」や「社会への貢献」を求める方々にとって、リブセンスが最高の舞台であると確信しています。
リブセンスは、これまでのたくさんの事業を生み出してきましたが、今まさに5つの事業を「1を10へとスケールさせる」フェーズへと移行したばかり。これまで生み出してきたサービスをさらに大きく育て、社会に大きなインパクトを与えるタイミングにあります。
すべての事業には大きな成長余地が眠っており、私たちはこの変革を牽引する責任者・マネージャー候補を求めています。
ご自身のキャリアをさらに進化させたい方、そして、既存のサービスを次のステージへと引き上げる挑戦に魅力を感じる方は、ぜひ一度、私たちとお話しさせていただけますと幸いです。リブセンスは、あなたの参画を心から待っています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
撮影場所: WeWork東京ポートシティ竹芝