1
/
5

【インタビュー】「昨日の自分よりも成長していないのは嫌」波乱の社会人デビューを経てandに入社したリトルムのキーマン

こんにちは。East Ventures の大柴(@takanori1976)と申します。7月に and 共同創業者の佐藤真緒さんのインタビュー記事を公開しましたが、今回は『Little Rooms』のオリジナル商品などを担当しているディレクターの町あゆみさんにお話を伺ってきました。平貴衣さん、佐藤真緒さんに次ぐ3人目のメンバーとして昨年から大活躍している町さん。どういう経緯で and に入社し、この一年で何を感じたのでしょうか。

「考えることが好き」な人と働きたい

——町さんの現在の業務は『Little Rooms』のオリジナル商品に関する業務ですよね。

町:はい。『Little Rooms』で販売するオリジナル商品の企画、国内外の業者さんへの発注などを代表の貴衣さんと一緒にやっています。

――けっこうたくさんの仕事がありそうですね...。今チームに欲しい人ってどういう業種の人ですか?

町:「グラフィックデザイナー」と「商品企画アシスタント」と「生産管理」ですね。

――3つも来た(笑)。

町:本当はもっとたくさんあります(笑)。グラフィックデザイナーは、コンテンツのクリエイティブや商品のパッケージなどをデザインしてくれる方。商品企画アシスタントは、オリジナル商品の企画~販売までの業務をサポートしてくれる方。生産管理は、商品の企画~調達においてディレクション・生産管理をしてくれる方を募集しています。自身のセンスを生かしつつ、ロジカルに物事を考えることができ、行動力のある仲間が早急に欲しいです!

——早急に採用できるといいですねぇ。ところで平さんとかと話していると「自分で考えることができる人が良い」というようなことをよく口にしてる気がします。町さんも同じ考えですか?

町:そうですね。自分で次にすべきことや、意図などを考えられる人と一緒に働きたいですね。純粋に「考えることが好き」という人が良いです。言われたことだけをやってるだけでは私たちのような初期のスタートアップは生きていけないと思うので。

——確かにその通りですね。

昨日の自分よりも成長していないのは嫌

——さて、そんな町さんについていろいろ聞いていこうと思います。順を追って、子供の頃の話から聞いていきますかね。どんな子供でしたか?

町:わりと活発な子供だったと思います。どちらかというと気の強いタイプで、(身体は)小さいけれど山椒のようにピリッとしてるような子だった気がします。学級委員長のようなことも好きでやっていました。

——勉強の方は?

町:わりと勉強はやっていました。Z会をやっていたので、送られてくる教材をひたすら解いていました。途中から受験コースを選択し、中学受験をしました。中高一貫の浦和明の星という女子校に進学したのですが、そこのモットーである「Be your best and truest self. (最善のあなたでありなさい。そして最も真実なあなたでありなさい。)」というのが今でもすごい好きです。

——良い言葉ですね。浦和明の星での生活はどうでしたか?6年間女子校に通うことになったわけですが。

町:学校生活は一言で言うととても良かったです。校風も伸び伸びとしていましたね。女子校という同一性の高い環境ですが、逆に、誰もが「なりたい自分になる」というマインドを持っていたので多様な価値観が存在していて、それもとても良かったです。

——なるほど。面白いですね。

町:本当に楽しかったです。でも勉強の方は最初は少し苦戦しました。小学校ではそれなりに優等生だったのですが、進学したら上位に入れなかった。特に英語に苦戦しましたが、悔しすぎるので、夏に猛勉強した結果、成績が急上昇したんです。先生からも「どうやって勉強したの?すごいね」と褒められました。

——すごい!悔しさがモチベーションだったのですかね?

町:悔しい気持ちは強かったんで、そうかもしれないです。ただそれは誰かに負けたことに対して悔しいということではなく、できなかった自分に対しての悔しさなんです。私は競争が嫌いだし、競うことが苦手です。ただ自分自身に対しては厳しく向き合っていました。自分に対しては強いんです。昔から、今もそうですけど、昨日より今日が成長していないのは嫌なんです。退化したくない。

——めちゃめちゃすごいマインド。

町:負けず嫌いというわけでなく、いつも自分との戦いをしています。その結果、高校2年の時にはオール5を取ることができました。嬉しかったし、自信になりました。

部活動も大好きだった。なぜか同期が3人しかいなくて、全員幹部。

社会人生活はスタートから大波乱

町:大学には推薦で行くと前から決めていて、評定の成績も良かったので、無事に推薦で大学に行くことができました。

——サークルなどには入っていたの?

町:入りました。デザインに興味があったので、フリーペーパー制作のサークルに入りました。そこでAdobeのツールを触りました。デザイン作業自体は面白かったのですが、業務がけっこう分業制で、それがどうにも馴染めなかったんです。自分としてはもっと全体の企画や意図から考えて、それをデザインに落とし込むようなことをやりたかったんですけど。

——なるほど。

町:それでサークルは離れることにして、ベンチャーでインターンを始めてみました。マーケティングの会社で、いわゆるスタートアップというのとは少し違ったのですが、多くのインターンが活躍している会社でした。そこでは広告の運用をしたり、バナー作成やインフォグラフィックスの作成のようなデザイン業務もできて楽しかったです。

——そこにはどのくらい在籍したの?

町:1年半くらいですかね。1年半くらいやってその会社は辞めて、韓国に短期留学することにしました。韓国は前から興味があって。世界を見ることができて、自分を見つめ直すことができました。改めて「自分は何をやりたいんだろう」と考えた結果、デザインをやりたいなと思って、帰国後にデザイン事務所でインターンすることにしました。韓国アーティスト関連のグッズ制作やCDジャケットの作成などの業務に携わりました。そこも1年半くらいいましたね。

——就職活動はどのような観点で考えて選びました?

町:インターンでマーケティングとデザインをやってきたので、その経験を活かせる業種がいいなと思い、主に広告代理店を受けました。

——そして大手広告代理店出身者が立ち上げた会社に就職が決まります

町:はい。希望の業種に就職することができたのですが、すぐに問題が起こりまして...。

——問題?

町:コロナの影響で、その会社の業務が大幅に縮小することになりまして。入社してすぐの7月くらいの話なんですけどね。メンバーそれぞれが次の場所に移っていく中、引き止めもされたんですが、会社を辞めることにしました。

——いきなり波乱の社会人生活ですね。

町:でも私はわりと何が起きても動じないというか、昔からメンタルは安定している方なので、「へー、そうなんだ」くらいにしか考えなくて(笑)。


会社を辞めなければならないことが決まったとき、気分転換でとりあえず髪を染めた。

「どこにいる自分が好きかな?」と考えたらココしかなかった

町:次、どうしようかなと思ってたら人事の方から and のことを教えてもらって。人事の方と真緒さんが知り合いだったらしく「こんな会社もあるよ」と。雑貨やインテリア、ファッションはずっと好きだったし、韓国インテリアの情報も普段からインプットしてたので、面白そうな会社だなと興味を持って自分で連絡してみました。

——去年の夏だからオンライン面談?

町:そうです。オンラインでやりました。貴衣さんと話しました。

——面接はどうでしたか?平さんの第一印象とか。

町:第一印象は「キレイなお姉さん」って感じですかね(笑)。でも話すとちょっと印象変わったかな。思ったよりもチャキチャキとしゃべるし、ガンガンくる感じ(笑)。でも事業内容は私が好きな領域だし、会社の雰囲気も合いそうだなと感じました。

——じゃあ即決した感じですか?

町:いや、即決ではないです。めちゃめちゃ考えました。前職と同じような代理店やインスタメディアの会社からも誘われていたんです。前職もそうでしたが、給与などの条件面も他の方が断然良くて。そういう会社で、仕事は仕事、趣味は趣味としてやっていくのもアリかなとか考えたりもしました。でも最終的には感情で決めました。「どこにいる自分が好きかな?」と考えたら、やっぱり and で『Little Rooms』とかに携わっていたいなと。

——良い話ですね。自分の感情に従って入社を決めたわけですが、最初の頃の思い出はありますか?

町:今もすごい忙しいんですけど、(一年前の)メンバーが少ない頃はもっと忙しかったですね。私はともかく、貴衣さん、真緒さんが大変すぎて...。あの頃は今よりも小さいアパートの1室でやってたので、忙しすぎる二人に私がキッチンでご飯を作ってあげたり。同じ空間で業務して、料理して、撮影も行っていたのでカオスでしたが、今思うとそれはそれで楽しかったなと感じます。今も忙しいのは変わらないんですが、少しずつ仲間も増えてきたので。でももっと仲間が増えてくれると嬉しいです。

いつも動いてる貴衣さん、強靭な真緒さん

——町さんから見た平貴衣さん、佐藤真緒さんについて聞きたいのですが、まずは佐藤さんについて。

町:まず、体力がすごいなと思います(笑)。夜も強いし、朝も強い。強靭ですよね。働いてる量がすごいし、質ももちろんすごい。メンタルも安定してるので、おばけみたいです(笑)。みんなからもよく話しかけられてるし、頼りになる人です。たまに「真緒さんは何をモチベーションにして働いているんだろう?」って思うときあります。

——たぶんモチベーションを源泉にして働いて無いんじゃないですかね、あのタイプは(僕もそうだけど)。淡々とやってるんじゃないかな?真実はわからないですけど。では、次に平さんについて。

町:「すごいなー」って思ってます(笑)。私はそんなに普段SNSを見ないんですが、貴衣さんは常にSNSをチェックしてて、ずっと情報に触れている。生きてるだけで情報収拾できてる感じです。その膨大な情報を自分なりに考えて施策を思いついたり、構造を理解したりしてるのですごすぎます。あとはすごいガッツがありますよね。世の中に負けられない!みたいな「気」を感じます(笑)。

——僕は平さんのことを「狂気系起業家」ってずっと呼んでますからね(笑)。

町:なんとなく分かります。いろんな面で勉強になりますが、単純に見てて楽しいです。いつも動いてるんですよ。突然発狂したり、いきなりストレッチ始めたり。かと思ったら植物に水をあげてたり、そして寝てる(笑)。

——寝てる(笑)

町:寝てるのかな?と思ったら急に起きてまた動き出す。自由だなぁって思うし、起業家ってこういうもんなのかな?って思います。

ユーザーさんの反応がこんなに嬉しいものだとは知らなかった

——町さんが入社して一年になりますが、この一年どうでしたか?

町:激動の一年ではありましたが、会社もサービスも成長したし、自分も成長できたんじゃないかなと思います。まだまだですけど、日々進化していきたいです。人生で今が一番厳しい環境かもしれないですが、進化するには良い環境です。


メンバーとのランチが束の間の休息。


—働いていて、楽しかったことや嬉しかったことは?

町:マーケティング会社にいた時や代理店にいた時は「他所の商品を紹介する」のが仕事でしたが、今は「自分たちの商品を紹介する」ことができます。それはすごい楽しいし、やりがいがあります。これはこの一年ですごく感じたことなんですが、ユーザーさんの反応って嬉しいものですね。こんなに嬉しいものだとは知りませんでした。

——醍醐味ですよね。

町:自分でブランドをやりたい!とはずっと思ってたんですが、ユーザーさんの反応については考えたことなくて。『Little Rooms』で紹介した商品を購入していただいて、それを皆さんが自分のインスタなどで紹介してくれたり、コメントくれたりしてるのを見るとすごい嬉しい。「良いもんだなぁ、こういうの」ってしみじみ思いますね。

——では最後に一言お願いします。

これからもこの会社で、世の中のみんなが欲しいものを、欲しいと思える価格で提供し続けていけるように頑張っていきたいなと思います。今いるメンバー、これから入ってくるメンバーと一緒に毎日ワクワクして楽しい職場を作っていきたいです。

Invitation from Little Rooms株式会社
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
Little Rooms株式会社's job postings
33 Likes
33 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Ayumi Machi's Story
Let Ayumi Machi's company know you're interested in their content