CKAに合格しました。
2024年12月にCKA(Certified Kubernetes Administrator)に合格しました。
本記事にて受験体験を共有することで、皆様の学習の一助になれば幸いです。
受験のきっかけ
Kubernetesという単語をよく耳にする機会が増えたものの、調べてみるとdocker周りの知識が前提にあり全く理解できませんでした。
そもそも、今日日インフラエンジニアを名乗る以上、Dockerについての知識が曖昧なのはイケてないよね?という強迫観念に駆られて受験を決意。
事前知識
Kubernetesはおろか、Dockerの開発経験、運用経験すら一切ありませんでした。
関連知識としてLinuCレベル3取得済み, KVMを利用した仮想基盤構築経験がある程度ですが、試験にはほぼ関係しませんでした。(LinuxBride周りの仕組みは理解しやすかったです。)
受験概要
学習期間:模試含め60時間程度。CCNAとかよりはよっぽど学習コストが低い印象。
学習方法:
- Udemyの講習を一通り受講
- 自宅サーバーに一通りのインストール&デプロイを実施
※こちらの記事にて作成したサーバーを利用しました - Udemyの模試実施
試験内容
LinuCやAWS試験のようなCBT形式ではなく、問題文に沿って実際に仮想サーバーを操作する試験でした。
自宅からのオンライン受験で、直前にデュアルディスプレイでの受験ができないことに気づき、急遽HDMIケーブルをぶち抜いての受験となりました(汗)。画面が窮屈なのが試験中ずっとストレスでしたが、特にトラブルなく終えられよかったなと思います。
出題内容は「○○を××という条件でデプロイしてください」や、「○○でエラーが発生しているので、トラブルシューティングを実施して正常な状態にしてください」のような実践的な内容となっており、120分という短い制限時間も相まって、CBT形式の試験よりも難易度は高いなと感じました。
受験後所感
Docker本体の管理と、Dockerに乗せるイメージの開発はまた別レイヤーのお話なのだなという意識が芽生え、今まで混同していた部分の整理ができて大変満足です。また、ドキュメントを読む力と実際に手を動かして構築する力という、より業務に近い能力を鍛える良い体験ができたと思います。
試験対策について
- 試験中、公式サイトのリファレンスを読んでも良い!
私が受験した際は、試験中Kubernetes公式サイトの閲覧が許可されておりました。(というか、見ないと解くのはほぼ不可能な難易度でした)
制限時間内に公式リファレンスの読み方とサイトの構造、何処に何が書かれているのかを把握しておく必要があります。 - 一度実際にKubernetesクラスタを組んでみよう!
試験範囲にインストールやバージョンアップ作業まで入っているため、独りでクラスタを構築できることは、CKAを受験するにあたっての必須項目です。
自宅にサーバーがない場合はWindowsにVMWare Workstationを入れるか、AWSなどのCloudコンピューティングサービスを利用して一度クラスタを構築し、バージョンアップ作業まで実施してみることをお勧めします。 - 部屋は綺麗に!
自宅で受験する場合、カメラに参考書やスマホが映るとカンニング扱いになる場合があるそうです。また、マイクに物音や独り言が入っただけでも監視員によって警告されます。(試験中急にアラートのメッセージボックスが出てめっちゃビビります)あらぬ疑いをかけられぬよう、前日に部屋を掃除し、同居人がいる場合は事前にことわっておくのがよいでしょう。
終わりに
DockerやKubernetesに興味のある方は受験してみてはいかがでしょうか?
以上、ご一読いただきありがとうございました。