こんにちは、社員の森です。
先日、CiscoのCCNAを受験したので、合格までの道のりを書きたいと思います!
最初にお伝えしておくと、とても険しい道のりでした…
何度か挫折し、こんなの絶対無理!!と嘆いていた期間がありました。
しかし、がっつり文系の自分でも最終的には合格できたので、今、試験勉強が辛いと感じている方に少しでももう少し頑張ってみようかな、と思ってもらえたら嬉しいです!
◆CiscoのCCNAとは?
簡単に説明すると、ネットワークを最適化して管理するために、必要なスキルを保持していることを証明する試験です。(引用:Cisco公式HP)
インフラエンジニア(とくにネットワークエンジニア)にとっては、登竜門的な存在で知られている資格ですね。
登竜門といいつつ、合格基準は明確に明かされていないですが75%と高めです。
◆試験概要
試験の出題分野は以下の6項目です。出題率を見ると、全体的に満遍なくという印象。
- ネットワークの基礎 20%
- ネットワーク アクセス 20%
- IP コネクティビティ 25%
- IP サービス 10%
- セキュリティの基礎 15%
- 自動化とプログラマビリティ 10%
試験時間は120分と長いですが、出題される問題数が100問と多いのも特徴です。
そして試験において一番知っておいてほしいことは、一度回答した問題には戻れないことです。
あとで見返せばいいや、はできないので注意してください!
◆合格までの道のり
まずは試験勉強を始めた際の私のスペックをお伝えしておきましょう。
IT業界は1年目。
その時に取得していた資格はITパスポート、Linuc level1、Oracle silver SQL/DBAの4つ。
大学は文系で、算数や数学にかなり苦手意識があります。
着々と資格を取得し、次はCCNAだ!と意気込んで勉強を始めたのもつかの間、
進めるうちに合格なんて絶対無理!となり、一度CCNAは中断して、別の資格に変更しました。
挫折ポイント①出題範囲が広い
すでに参考書を持っている方ならご存知と思いますが、とにかく厚くて重たいです。
模擬試験の章も含めて全17章、約900ページあります。
今までの資格で使用した参考書とは物量が桁違いだったため、出題範囲が広すぎる…
これ終わるのか?と出鼻をくじかれました。
挫折ポイント②進数の壁
数字の羅列を1と0に変換…その逆もしかり。意味が不明でした(笑)
この進数の変換については、参考書よりもネットで解説しているものを検索したほうが個人的には分かりやすかったなと思います。
変換の方法はいくつかあるので、これなら覚えられるかもと思えるやり方を見つけるのが良いです。
仕組みを一度覚えてしまえば、自分にもできなくはないと感じてからは、少し苦手意識が薄くなりました。
他にも挫折ポイントは細かくありましたが、私の中では大きくこの二つでした。
今振り返ると、意識の問題だったのかなと思います。
私は文系だから、数字なんて無理とか未知の分野に気後れしていたなと。
こうして、一度別の試験を挟み、その半年後なので1年がかりでCCNAに再チャレンジしてやっと合格しました。
◆試験対策について
私が主に使用した教材は2つ。
1つは検索するとすぐ出てくる、いわゆる黒本です。
先ほどもお伝えしましたが、とにかく物量がすごいです。
折角なので計ってみたところ、厚さ4.5cm以上はありますね…
そして最初は意味の分からない単語ばかりですが、まずはわからなくてもいいので一周することを目標にして読み進めました。一つ一つを理解しようとすると、終わりません。
ある程度分かってきたら、この参考書に戻って理解を深めました。
2つ目はPing-tです。
過去の資格勉強でも活用しました。多大なる信頼を置いています。
参考書を一周したら、とにかくここで問題を解きまくりました。
問題数が多いので、試験を受ける一週間前くらいからは、ピックアップ問題や自分が何度もミスした問題に絞って取り組みました。
シミュレーションのコマンドを練習できるモードもあります。
また、合格した人たちの感想やアドバイスも読めるのも、このサイトのポイントだと思っています。
◆最後に
CCNAの取得までの道のりはとても大変でしたが、ネットワークの知識を得たことで業務だけでなく、生活の中でも、これはこういう仕組みだったのだと発見できることが増えました。
CCNAを勉強中の方、もしくはこれから取り組む予定の方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!