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ビジュアルとモーションでコンセプトを表現。「ONE CAREER ACADEMY」ティザーサイト制作秘話

LIGでは就活サイト「ONE CAREER」を運営する株式会社ワンキャリアさんの学生向けキャリア教育事業「ONE CAREER ACADEMY」のティザーサイトを制作しました。

https://academy.onecareer.jp/

サービスの世界観を表現するアニメーションや、情報を視覚的に表現するインフォグラフィックスなど、こだわりの詰まったティザーサイトができました。今回は担当デザイナーの細口とともに、ワンキャリア様にサイト制作に込めた思いや制作過程のエピソードなどを伺いました。

デザイン性と機能性を兼ね備えたサイト制作をご検討の方は、ぜひご一読ください。

「ビジュアル」と「機能」の両立が魅力

岡部:はじめに、新サービス「ONE CAREER ACADEMY」についてぜひご紹介ください。


株式会社ワンキャリア 社長室 石川広華さん
京都大学法学部卒業。2019年にマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。エネルギー・小売・通信・製造・行政等多岐にわたる業界のクライアントと協働。その後、2022年にワンキャリア社長室へ参画し、取締役直下での経営課題解決やプロジェクト推進に従事。現在はキャリア教育事業「ONE CAREER ACADEMY」の事業責任者を務める。

石川:「ONE CAREER ACADEMY」は、既存の人材業界のイメージを打ち破り、社会に新たな価値観を提供するサービスです。周りに流されるのではなく、能動的に情報収集して「自分のキャリアは自分で決めたい」と考える学生に使ってほしいと思っています。


▲学生が中長期的なキャリア形成を考えた就職活動が行えるようにするための、新しいキャリア教育事業。人気業界をキャリア構築の観点から解説する講座などを提供し、「こうなりたい」という理想の未来を描き、実現に向けた学びを支援する。2023年春以降に本リリースを予定。

岡部:自社にデザイナーさんがいらっしゃるなかで、ティザーサイト制作を外部に依頼したのはなぜですか?


株式会社ワンキャリア ONE CAREER 事業部 勝又瑞稀さん
慶應義塾大学理工学部卒業。2020年にワンキャリアに入社。マーケティング、開発ディレクターに従事したのち、現在は就活サイト「ONE CAREER」のPdM兼デザイナーに従事。

勝又:新サービスということもあり、ティザーサイトはきちんとコンセプトを表現したものにしたいと考えていました。私をはじめ弊社内にもデザイナーはいるのですが、新しい発想をもらえるパートナーがいたらと思い、外部の制作会社を探しはじめました。

岡部:たくさんの制作会社があるなかで、なぜLIGにお声がけいただいたのでしょうか?

勝又:以前からLIGブログを通してLIGさんのことは知っていました。今回候補として検討するにあたり制作実績をチェックしたのですが、担当された「サイボウズ式」「Tarzan Web」のサイトはビジュアルのデザインが優れていたうえに、とても機能的でした。そこでぜひLIGさんにご相談したいと思いました。

細口:普段からブランドイメージの向上だけでなく、使い勝手の良さも意識してサイト制作をしているので、そう言っていただけてとても嬉しいです。

岡部:他の制作会社と比較検討されたと思いますが、最終的にLIGにした決め手はなんですか?

勝又:一番大きかったのは、提案してくださった吉田さん(弊社デザイン部部長)の対応がすばらしかったことですね。最初のミーティングから、「ONE CAREER ACADEMY」のビジネスモデルや競合サービスについて細かくヒアリングをしてくれたんです。真剣にサービスを理解しようとしてくれる姿を見て、「LIGさんであれば、サービスの成功につながるサイトを作ってくれるはず」と思いました。

岡部:その話を聞いたら、吉田も非常に喜ぶと思います!

“提案に、度肝を抜かれました”

岡部:今回は初回に出したデザイン提案をかなり採用していただきました。

▲初回の提案資料

細口:三角や丸といった形は、組み合わせても大きさを変えても、三角や丸の本質は変わりません。それを使って幾何学模様にすることで、自分のキャリアの選択の軸をつくるという「ONE CAREER ACADEMY」のコンセプトが表現できるのではないかと思いました。

岡部:最初に提案資料をご覧いただいたとき、どう思われましたか?

石川:「ONE CAREER ACADEMY」は選抜メンバーだけが参加できるコミュニティや就活塾とは違う、新しい学びの場にしたいと思っています。そのためサイトもできるだけ排他的な感じは出したくありませんでした。LIGさんの提案はデザインは洗練されている一方、柔らかい色味から優しさも感じられて、私たちが求めているイメージにマッチしていましたね。

勝又:私はいい意味で度肝を抜かれました(笑)。だって人材サービスのサイトには全然見えなかったんです。それが逆によかったですね。

細口:ありがとうございます。ほかの人材サービスとの差別化は僕たちもかなり意識した部分なんです。きちんとサービスのコンセプトを伝えつつ、アカデミックな雰囲気も出せるように工夫しました。

サイトの推しポイントはここ!

岡部:完成したサイトでお気に入りの部分があれば教えてください。

勝又:サイトの後半部分に、花のつぼみが開いて色とりどりの花びらが広がるアニメーションがあるのですが、それがとっても気に入っています! ユーザーのキャリアが徐々に色づいていく、というサービスに込めた思いにマッチしていて、ページの締めくくりにぴったりだと感じました。

細口:弊社としてもこだわった部分なので、気に入っていただけたようで安心しました。ページを後半まで読んだ人が「がんばろう」と思えるような、明日に希望が持てるようなビジュアルを入れたかったんです。

石川:ちなみにこの花のデザインはステッカーにして、配っているんですよ。

岡部:ステッカーにするほど気に入っていただけたとは、担当としてうれしい限りです。花の部分は見た人にワクワクしてもらえるような、遊び心のある要素を入れたいと思って導入した仕掛けなんです。ほかにも細部までかなりこだわって作り込んだので、全体としていいサイトができたと思っています。

石川:私が気に入っているのは、インフォグラフィックスのパートです。漠然とインフォグラフィックスを入れたいとは思っていたものの具体的なビジュアルまでは考えていなかったんです。そこでLIGさんと相談しながら進めたのですが、時間がない中でギリギリまで調整していただいたおかげで、満足のいくものができました。今後インフォグラフィックスを拡充していく際の土台にもなると思っています。

https://academy.onecareer.jp/course/consulting/06/

短期間でクオリティを上げられた秘訣

▲株式会社LIG デザイナー 細口

細口:今回はサイト公開まで2カ月と、スケジュールがタイトでした。そこでエンジニアがすべての実装を担うのではなく、デザイナーとエンジニアが一緒に作業したり、デザイナーでできるものは自分でやったりして、半日単位で作業を調整していきました。大変ではありましたが、詰め将棋のようで面白かったですね。

岡部:やりとりなどで困ったことはありませんでしたか?

勝又:全然ありませんでしたよ。連絡をするとすぐに返信してくれましたし、難しい要望に対してもデザイナーさんやエンジニアさんと話し合って「これくらいまでなら、できるかもしれません」と検討して返してくれました。こういった妥協点を探り合うディスカッションが大事だったと思います。

岡部:今回、短期間で高クオリティのサイトができたのは、御社が能動的にコミュニケーションしてくださったからこそだと感じています。きちんとサービスの目的やユーザビリティについて共通認識が持てていたので、ブレがありませんでしたね。

石川:私も目的を起点に話を進められたのは大きなポイントだと思っています。今回は新規事業であり、かつ中身もまだ完全には決まっていない状態で制作をお願いしたこともあって、制作途中で当初と比べてサービス自体が変わった部分もありました。ですがサイトをつくる目的やこのサイトで伝えたいことをすり合わせできていたので、コロコロとデザインが変わることなく、制作を進められました。

コアの部分を認識したうえで、お互いが知見を持ち寄りクリエイティブに落とし込んでいく。この進め方は他のプロジェクトにも活かしていきたいと思っています。

サイトを見た方から求人応募も!

▲株式会社LIG ディレクター 岡部

岡部:サービスの正式リリースはまだこれからですが、サイトを公開してからどういった反応がありましたか?

石川:定量的な面では公開してすぐに非常に多くの数の方に見ていただけましたね。またキャリアの本質的な部分にアプローチしようとしている会社だということを理解された方や「ONE CAREER ACADEMYに関わりたい」という方から、採用への応募がくるようになりました。「キャリア教育」というラベルの先にあるサービスの本質が読者にきちんと伝わったのだと思います。

勝又:社員からも「かわいい」と好評です。内定者からも「友達に紹介したら、いいサイトだねって言われました!」という連絡をいただいています。

細口:実は僕、新卒で就職した後に大学へ入り直したんです。その経験から、キャリアと学びの両立がしやすい社会にしたいという思いがあります。だから「ONE CAREER ACADEMY」のコンセプトには共感していました。サービスの良さが伝わったようで、ほっとしています。

石川:そうだったのですね。今は学生を対象としていますが、ニーズがあれば学歴や年齢を問わず活用してもらえるようにしていきたいな、と思いました。

岡部:本日は貴重なお話しをありがとうございました。サービスの正式リリースまで、引き続きよろしくお願いいたします!

さいごに

今回短期間で満足のいくサイトが制作できたのは、互いにきちんと認識をすり合わせながら、同じ目的に向かって走れたからだと思います。

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