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今回は、Lifunextでグロースパートナー部に所属する吉田にインタビューを行いました。
グロースパートナー部では、スタートアップのお客様の事業成長に深くコミットすることをビジョンに掲げています。
事業成長に深くコミットするとはどういうことなのか、またチームマネジメントについて聞いてきました!
逆境にもひるまない!どん底の環境から学んだこととは?
-まずは、これまでのキャリアについてお聞かせください!
吉田:現在30歳(2024年12月現在)で、2社目のLifunextで働いています。
大学時代は1年の留年を経験しましたが、この期間に自分のキャリアについて深く考える時間がありました。自分が何をやりたいのか、自分自身に問いかけていく中で、webマーケティングの分野に興味を持ち始め、キャリア選択という部分で大きな影響があったように思います。
卒業後、人材系ベンチャーのネオキャリアグループの子会社に入社し、web広告代理店のアカウントプランナーとして2年半働きました。この時期は、20代前半という若さながら、大手クライアントのアカウント運用を任されるなど、非常に濃密な経験を積むことができました。
-前職から転職を考えるようになったきっかけはなんだったのでしょうか?
吉田:前職は約100人規模の会社でしたが、中間層の大半が退職するという状況になってしまったんです。
当時は本当に先が見えない状況で、会社の存続すら危ぶまれる状態でした。
そこへコロナ禍も重なり、「キャリアの転換点なのかな」と感じるようになったことがきっかけです。
-その時期はどのような気持ちでしたか?
吉田:正直なところ、不安でいっぱいでした。
それまで順調にキャリアを積み上げてきたつもりでしたが、突然の環境変化で全てが崩れてしまったようにさえ感じていました。ただ、振り返ってみると、この経験が今の自分を作る重要な転機になったとも思っています。
特に、組織が急激に縮小していく中で、残されたメンバーとして何ができるのか、どうすべきなのかを必死に考えた経験は、現在のマネジメントにも活きていると思います!
-転職活動はどのように進められたのでしょうか?
吉田:転職活動期間は約2ヶ月で、10社ほどの会社に応募しました。
最初は「もうベンチャーはいいかな」と思って、大手企業を中心に受けていたんですが、正直な話、自分の力不足で全て落ちてしまいました。
ただ、面接を重ねる中で、自分が本当に求めているものが『会社規模』ではなく『成長機会』だということに気づいたんです。いわゆる『手に職』を得られる会社で働きたいと考えるようになりました。
たしかに、大手企業では安定性があり、充実した研修制度もありますが、業務範囲が明確に定められているなど、それ以外の領域に踏み込むことは難しい環境です。手に職をつけるためには領域を越えて柔軟に動ける環境が必要だと考えていたため、より多くの業務に関われるチャンスが欲しかったんです。
そこで方向性を変えて、広告業界での経験を活かしつつ、より専門的なスキルを磨ける環境を求めて、広告運用に特化した会社を探し始めました。
ただ、「自分が本当にやりたいことは何なのか」「どんな環境で働きたいのか」ということを深く考える良い機会だったと、今振り返って思います。
-Lifunextを選んだ決め手は何だったのでしょうか?
吉田:Lifunextの面接で特に印象的だったのは、形式張った会話ではなく、本質的な対話ができたことです。
スキルは大前提としながらも、その奥にある人としての部分を深く見てくれました。他社の面接では経験しなかった、『対候補者』としてではなく、一人の人として向き合ってくれる姿勢に強く惹かれたんです。
僕の前職での経験を否定的に見るのではなく、その経験から何を学び、どう成長したのか、失敗体験をポジティブに評価してくれたうえ、丁寧に聞いてくれたことは特に印象的です!
他社の面接ではそういう経験がなかったので、衝撃でした。
一人の人間として見てくれた面接!実際に入社してみたら…?
-Lifunextの採用プロセスについて、より詳しくお聞かせください!
吉田:例えば、前職での組織再編時の経験について、単なる『危機的状況』としてではなく、『変化への適応力』や『限られたリソースの活かし方』として評価していただきました。
僕の経験やそこから学んだことについて、具体的な事例を交えながらたくさん話し合う機会がありました。
また、面接では僕の思考プロセスや問題解決能力を評価していただきました。特に印象的だったのは、『正解』を求めるのではなく、考え方や発想の柔軟性を重視してくれた点です。
-入社後の印象はいかがでしたか?
吉田:入社してすぐに感じたのは、面接での印象が嘘ではなかったということです!
実際の職場の雰囲気も、人を大切にする文化が根付いていました。特に、新入社員の意見にも真摯に耳を傾けてもらえる環境があったことは印象的です。
ただ、自由な環境というのは、それだけ責任を伴うことも自覚しました。
入社して半年くらいはその自由さに戸惑うこともあり、「何をすべきか」「どう判断すべきか」など、全て自分で考えなければいけません。
業務を行う中で、自由さについて深掘りして考え抜いたこともあり、そこで培った判断力や決断力は今の僕の大きな財産になっています。
ミッションは『スタートアップの伴走者』!クライアントのビジネス全体を見渡せる人材になるために
-現在のグロースパートナー部について教えていただけますか?
吉田:2023年4月にグロースパートナー部、通称『グロパ』が新設され、僕はリーダーとして就任し、その後、マネージャーへと昇進しました。
部門の立ち上げから関われたことは、非常に貴重な経験でした。
グロースパートナー部は、従来の広告コンサルやバックオフィス営業の枠を超えて、SEOやマーケティング戦略まで包括的にサポートする部門です。
僕たちのミッションは『スタートアップの伴走者』。デジタルマーケティングを通じて、クライアントの成長を支援することを目指しています!
現在は広告コンサルタント、SEOコンサルタント、営業の3チームを統括しています。広告コンサルタントは僕を含めて2名、SEOコンサルタントが2名、営業が3名という体制です。
小規模なチームですが、それぞれが高い専門性を持ち、柔軟に連携できる体制を整えています。
-グロースパートナー部について、詳しくお聞かせください。
吉田:グロースパートナー部では、社長の田村が部長として先頭を切って業務に当たっています。
田村は、ビジネス拡大におけるマーケティングの本質を深く理解しています。
僕たち実務者は広告やSEOといった『戦術』を持っていますが、それだけでは必ずしもクライアントの課題解決には繋がりません。
部門立ち上げ当初、僕たちは『広告管理画面からの脱却』という課題に直面しました。
数値管理は重要ですが、管理画面をただ見ていても、それは過去の結果でしかありません。本当にクライアントのビジネスを拡大させるためには、数字から次のアクションを導き出す必要があります。
この気づきは、田村との壁打ちから気づいたことです。
僕たちの目指す姿は、実務者と営業の間を取り持つ『プロデューサー』のような存在です。
例えば能力を5段階のグラフで表したときに、特定の分野で『5』という突出した能力を持つのではなく、『オール4』というように、複数の領域でバランスの取れたスキルを持ち、クライアントのビジネス全体を見渡せる人材になることが求められています。
当初は方向性に悩む日々が続きましたが、田村と話し合いを進める内に、徐々にイメージが明確になってきたんです。
特に大きかったのは、わからないことを「わからない」と素直に認め、質問できる環境があったことです。田村は多忙な中でも時間を作って丁寧に指導してくれました。僕の役割は、そこで得た学びを部門全体に還元していくことです。
田村の時間をもらっているからこそ、その時間を無駄にしないためにも僕が田村の『伝道師』になることを意識しています。
-伝道師になるために、どういった方法で知識を還元しているんですか?
吉田:グロースパートナー部では「グロポ(グロースポテンシャル:成長可能性の略)」という独自のミーティング形式を導入しています。
これは田村発案で始まった取り組みで、クライアントのビジネスにおける成長可能性を最大限に引き出すことを目指しています。
グロポの特徴は、僕と田村が必ず参加し、隔週で特定の案件について現場メンバーと深い議論を行う点です。
例えば、広告運用やSEOといった個別の依頼案件であっても、より包括的な視点からビジネス課題を捉え直し、新たな改善案を検討します。田村の経営的な視点と、僕たちの実務経験を組み合わせることで、より効果的なソリューションを導き出すことを目指しています。
-始まってどのくらい経ちますか?また、すでに効果はありましたか?
吉田:開始して2ヶ月です。
比較的短期間ではありますが、すでに具体的な成果が表れ始めています。
例えば、SNSマーケティングの新規提案が実現したり、SEOコンサルティングチームが新しいマーケティングツールの活用を始めたりと、従来の業務範囲を超えた取り組みが生まれています。クライアントからも「こんな手があったのか!」という好反応をいただいています。
特に、SEO施策の費用対効果を可視化できるようになったことは特筆すべき点だと感じています。チームメンバーもただ業務を行う意識から貢献意識が高まり、より積極的な提案活動につながっています。
-部内でマネージメントを行うに当たって、どのようなことを意識していますか?
吉田:僕たちの組織では、完璧な実力よりも『自走する力』を重視しています。
例えば、メンバーから相談を受ける際は、必ず自分の意見を整理して持ってくることを課しています。イエス・ノーの単純な質問には応じず、「自分ならこうすると考えてるけど、どうでしょうか?」という形で意見を求めるようにしています。
実際、最初は戸惑うメンバーも多く、時には厳しく感じられるかもしれませんが、自分で考え、判断する力が養われています。
また、提案資料について意見を言う場合、「これで受注できる自信は100%ある?」というような問いかけを常にしています。実際の結果以上に、どれだけ考え抜かれた提案なのかを重視するためです。
失敗を恐れるのではなく、失敗からも学べる環境を作ることで、メンバーの成長を促しています!
忖度不要!上下関係がない文化とは?
-Lifunextの組織の特徴や文化について教えてください!
吉田:Lifunext最大の特徴は『忖度不要の文化』だと思います。
業界トップレベルの経験を持った先輩社員とも気軽に意見交換ができ、新入社員であってもチャレンジする機会が与えられます。年功序列のような、よくある形式的な上下関係ではなく、一人の人間として向き合える環境があることが弊社の強みだと感じています。
また、デジタルマーケティングの効果測定についても進展がありました。
SEOの効果測定は従来難しいとされてきましたが、新しい分析ツールの導入により、より具体的な成果が見えるようになってきました。これによってメンバーのモチベーションも上がり、より積極的な提案ができるようになっています。
特に印象的だったのは、あるクライアントの案件で、従来の広告運用だけでなく、SEOとSNSマーケティングを組み合わせた統合的なアプローチを提案し、大きな成果を上げられたことです。このケースは、私たちの部門が目指している方向性を体現する良い例となりました。
-グロースパートナー部のマネージャーとして、今後の展望についてお聞かせください!
吉田:感情と論理の両方で動ける人材の育成を目指しています。
テクニカルなスキルは重要ですが、それだけでは不十分です。お客様の気持ちに寄り添い、適切なソリューションを提供できる、バランスの取れた人材を育てていきたいと考えています。
また、グロースパートナー部としては、より統合的なデジタルマーケティングソリューションの提供を目指しています。現在の広告・SEO・営業という枠組みを超えて、クライアントのビジネス全体の成長に貢献できる組織を作っていきたいと考えています。
-今後の組織づくりについて、具体的なビジョンをお聞かせください!
吉田:現在、最も注力しているのが『アジャイルマーケティング体制』の確立です。
クライアントのニーズが急速に変化する中、より柔軟かつスピーディーな対応が求められています。そのため、2週間単位でのPDCAサイクルを導入し、常に施策の効果検証と改善を行える体制を整えています。
最終的には、マーケティングのあらゆる課題に対して、包括的なソリューションを提供できるチーム作りを目指しています!
-最後に、これからLifunextへ入社を考える方へメッセージをお願いします!
吉田:完璧な実力や経験は必要ありません。
大切なのは、自ら考え、行動する姿勢です!
僕たちは、その成長をサポートする環境を整えています。
また、デジタルマーケティングの技術は日々進化していますが、その根底にある「お客様の成長に貢献したい」という思いは変わりません。そういった価値観を共有できる方と一緒に働けることを楽しみにしています!
特に強調したいのは、失敗を恐れない文化です。新しいことにチャレンジする際、必ずしも全てが成功するわけではありません。
ただ、その過程で得られる学びや経験は、必ず次の成長につながります。そういった挑戦を支援し、共に成長できる環境が整っていることが、Lifunextの強みだと考えています。