社長室 中畑茉由子
リバレントではこれまで様々な芸人やタレントのクリエイター支援を行ってきました。これらのノウハウを元に、現在新たな事業創出に取り組んでおり、その一つが既存の漫画をWEBTOON作品として展開をするデジタルコミックのプラットフォームの開発です。
今回は、社長室でこの新規事業の拡大に取り組んでいる中畑に、事業の魅力ややりがいを聞きました!
毎日が変化。事業立ち上げのプロセスを経験する
──現在の仕事内容を教えてください。
社長室が新規事業として立ち上げたデジタルコミック事業で、WEBTOON作品を制作するための管理をする仕事です。
まずは漫画家さん、イラストレーターさんに参加を呼びかけて、クリエイターを確保するところからスタート。WEBTOON制作の作業の割り振りや、スケジュールの設計、WEBTOON作品を配信しているプラットフォームとの契約周りの進行を行います。
デジタルコミック事業は現在、まだテスト段階です。ですから参加してもらうクリエイターさん向けに、WEBTOON制作のマニュアルを作成したり、社内の制作チーム向けにデータ移行のためのマニュアルを作ったりするのも、大切な仕事です。
この新規事業には現在、社長室の6人がチームとして関わっていますが、クリエイターとのやりとりや、データの確認などをそれぞれが役割分担しながら、事業を軌道に乗せるためにがんばっています。
──現在の仕事の魅力とはどのようなことでしょう。
一番はクリエイターさんに喜んでもらえることでしょうか。漫画家さんやイラストレーターさんの中には、作品を作っても発表の場や機会がこれまでになかった方もいます。
そうした方々に、弊社のデジタルコミック事業を説明すると「すごくありがたいです!」と感謝してもらえるんですね。
それだけではありません。一人で黙々と作業されているクリエイターもたくさんいます。そうした方に私が作品の感想をお伝えすると、とても喜んでいただけます。
こちらは一読者としての感想をお伝えしているだけなのですが「参考になります」「すごく自信につながります」とかいってもらえる。それはとてもうれしいことですね。
マニュアルの作成もやりがいのある仕事です。社内向けのマニュアルを作ったのですが、新しく入ったメンバーがマニュアルを見て、ちゃんと動いているのを見ると、作った甲斐があったと実感できます。
もちろんマニュアルは「作って終わり」ではありません。オペレーションがよりスムーズに進むよう、今後も運用しながら、どんどん整備していく必要があります。それはそれで大変なのですが同時にやりがいにもつながっています。
──他にも仕事で大変な部分はありますか。
何しろWEBTOON市場はまだまだ発展途上の分野です。誌面と違ってスマートフォンで縦にスクロールしながら読んでもらうので、クリエイターさんにしても、WEBTOON作品に慣れていない人は、コマの切り方とか、吹き出しの位置とかに迷ってしまう方もいます。
新しい分野ですから、どうしたらより読みやすく、面白い作品になるのか、正解がない場合も少なくありません。ですからこちらも対応に困るときはあります。
でも、そうした部分をクリエイターさんと一緒に共有していって、今後につなげていきたいと思っています。
──新規事業に関わる醍醐味は、どのようなところでしょうか。
ゼロから立ち上げた事業が、徐々に形になっていくプロセスを見るのは、とてもいい経験になっていると思います。毎日、いろんなことが変化していくので。昨日、いいと思ったものが次の日には変化していたりして、とにかく毎日が刺激的です。
自分の考え方や動き方次第で、その後の方向性が決まることも新規事業ならではの魅力でしょうか。誰かが敷いたレールを進むのでなく、自分の発想や意見で物事が動いていくのは、とてもやりがいを感じるところです。もちろん、動いた先で何かにぶつかることもありますけど(笑)
エンタメ精神にあふれた会社だから「壁」がない
──リバレントに入社したきっかけはなんだったのでしょう。
入社当初は派遣社員として働いていました。その中で、「派遣さんは、言われたことだけやっておいて」とかありがちですが、リバレントはそうではなかった。
壁を作るのではなく、ちゃんとチームの一員として受け入れてもらえたんですよね。そうなると私も主体的に動こうという気になって。ぜひ正社員としてリバレントで働きたいと考えるようになりました。
──それ以前は、どのような仕事だったのでしょう。
アパレルの販売員をやって、その後、YouTubeチャンネルの進行管理の仕事をやっていました。もともとクリエイティブな仕事をしたかったこともあり、クリエイターの立場と、それを裏側で支える人の立場も双方経験したことがあります。それぞれの立場に寄り添うという点では、そこが今の仕事に活きているかもしれません。
──普段、メンバーとはどのようなコミュニケーションをしていますか。
入社したときはほとんどリモートワークだったのですが、出社するときはできるだけランチを一緒にとったり、雑談に加わったりするようにしていました。
フリーアドレスのオフィスなので、なるべくチームのメンバーの近くにいるようにしたり、チームで一体感が出るように積極的にコミュニケーションしたりするよう心がけています。
チームのメンバーが増えれば増えるほど、一人ひとりとのコミュニケーションの機会が減ってしまいがちになるため、業務外のことでも話しやすい雰囲気を作るように意識しています。
そもそもリバレントは、会社全体で壁を感じることがないです。社長や役員の方、上司にしてもコミュニケーションがうまい。特にエンタメ精神が強くて、いつも笑い合っているような。だから何でも言いやすいんです。
月に一度、社員全員がリモートで参加する「全社会」があるのですが、ここでも真面目な雰囲気がありつつ、でもクスっと笑えたりする場面があったりします。マイクはオフなんですが、一人で笑ってしまうこともあるくらい。そういったリバレントの雰囲気が心地よいですね。
ーリバレントで働く魅力とは。
社員一人ひとりの声にも耳を傾けてくれるのもリバレントのよいところでしょうか。上司が定期的に1on1ミーティング(人材育成を目的に上司と部下が1対1で行う対話)を行ってくれているので、そこで話を聞いてもらっています。
上司との1on1ミーティングを通じてわかったのは、自分が積極的に行動しづらいと感じることには2つの種類があることです。1つは「あまり興味が沸かないこと」、もう1つは「経験がないこと」です。
経験がなくて不安なことについては、実際にやってみると不安がなくなります。その違いを分かってくれているので、失敗を恐れないで経験を積めるようになりました。
向いているのは、変化を刺激としてポジティブに受け止められる人
──将来のビジョンを聞かせてください。
短期的なところで言えば、まずは今、進めているデジタルコミック事業を軌道に乗せることです。一人でも多くのクリエイターさんの作品を、世に送り出すお手伝いができればいいですね。
デジタルコミック事業には、その後の海外展開など、さまざまなプロジェクトの構想があります。自分たちの制作した漫画がより多くの人の目に留まり、楽しんでもらえるようにしたいです。
──どういう方がチームの新戦力に向いているでしょうか。
新規事業は前例がないことばかりです。だから「これが正解」はない。昨日までの優先順位が今日には変わっていたりします。
ですから毎日、同じようなルーティンワークをしたい方には向いていないかも知れません。変化を刺激としてポジティブに受け止めて、楽しめるような方が向いていると思います。
スキルや経験はあまり関係ないと思います。私も最初は、飛び交う業界用語に戸惑ったりしていました。Excelの関数もわかっていませんでしたし、契約書にしてもあまり詳しく触れる機会が今までなかったんです。でも、ちゃんと勉強することができますから。
あとは漫画やエンタメやお笑いが好きな人には最高の環境だと思います。エンタメのコンテンツに関われますし、会社自体がエンタメ精神に満ちあふれています。
変化を楽しめて、エンタメ好きな人は、ぜひ!