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NPOでキャリアアップは可能なのか?LFAの研修制度・評価制度を知ろう!

NPOって、社会貢献度が高くやりがいがある一方で「業務に忙殺されて教育の仕組みなんて無いんじゃないか」「きちんと評価されてキャリアアップすることはできるんだろうか」って思う方もいませんか?

もしそういった理由で、Learnig for All(LFA)に応募することをためらっている方がいたら、この記事はとてもおすすめです!

転職活動中のAさんと、経営管理部ディレクター辻のカジュアル面談を覗いて、LFAの働き方について探ってみましょう。(前回の続きです)

転職活動中のAさん(26歳 女性):
・学生時代にLFAでボランティア
・IT企業で法人営業4年目
経営管理部ディレクター 辻 珠美
・東京大学法学部卒業
・在学時、LFAの学習支援事業に参画
・組織人事コンサルティング企業を経て、LFAへ復帰

5つの力を研修と実践のサイクルで身につける

Aさん
LFAで働いて、どんな力を身につけられるのかイメージできていないんです。


では、LFAの評価制度についてお話するのがいいかもしれませんね。LFAは、業績評価に加えて、5つの評価軸を持った能力評価を職員全員に実施しています。5つの評価軸とは、

・主体性(挑戦する姿勢)
・組織およびチームへの貢献
・計画力
・課題解決力
・協業のためのコミュニケーション

です。この5つを評価するということは、すなわち「こういう力をつけてくださいね」「こういう力がミッション実現のためには必要です」というメッセージであり、「こういう力を付けるサポートをしますよ」「こういう力がLFAでは身につきますよ」というメッセージでもあるんです。
この5つに加えて、例えば子ども支援の現場の職員であれば「子どもに対する支援スキル」、広報資金調達であれば「営業スキル」など、従事する業務によっても伸ばすことができるスキルは大きく変わってくるかと思います。

Aさん
これらはいわゆるOJTで身につけていくようなイメージですか?


もちろん、OJTで業務に従事しながら上長がサポートを行うことも大切にしていますが、職員が共通のフレームワークや考え方を共有できるように研修の機会も増やせるように整備をしています。
例えば、計画力や課題解決力の向上にむけては、全職員で全5回のプロジェクトマネジメントの研修を行っています。様々な業務を「プロジェクト」として捉えたときに、ゴール・目的設計から、スコープの定義、スケジュール設計、コミュニケーション設計などについて学ぶ機会を設けています。
また、主体性や組織・チームへの貢献というスキル向上については、「学習する組織」づくりの考え方を前提に、外部講師を招いて、定期的にワークショップを行っています。そのなかで、自身の動機の源泉を言語化したり、組織内で互いの学びをシェアする時間を大切にしています。
全職員での研修だけでなく、事業部ごとに個別の研修を行ったり、外部研修に参加することも推奨しています。


団体内でのキャリアアップ、マネジメント経験も

Aさん
LFAの中で昇進はありますか?次の転職先ではマネジメントを経験したいと思っています。


これは民間企業とあまり変わらないと思いますが、等級制度においてグレードが8つに別れています。等級に応じて期待する役割も決まっていて、「ディレクター」「マネージャー」「リーダー」「アソシエイト」と別れています。年に1回、半期ごとの評価に基づき昇給と昇格があります。
アソシエイトもボランティアのマネジメントはしますし、リーダーであれば担当領域において最終責任者としての予実管理、メンバーへの指導育成も求められます。マネージャー、ディレクターとなれば、マネジメントの領域は一気に拡大します。



ミッションへの強い共感がさらなる成長を促す

Aさん
辻さんご自身はLFAでどう成長したと感じてらっしゃいますか?


NPOだからこその成長があります。
民間企業であれば売上、コストカットなど明確な目標があるのに対して、NPOは明確なゴールが見えにくいという特徴があります。私たちにも効果測定の指標はありますが、今「子ども」にとって、「子どもを取り巻く大人」にとって、「社会」にとって必要なことが何なのか、それを実現するために何をしていくのかを考えて続けることが職員には求められます。そういう環境の中で「理想を掲げる」「現状を真摯に見つめる」「自分で決めて動かしていく」ということにおいてインプット・アウトプットの量が増え、できることが増えていると感じています。

Aさん
そうなんですね。辻さんの成長意欲はどこからやってくるんですか?


私は大学時代にボランティアでLFAに関わることで、「大人が継続的に、子どもの学び・育ちを見守れる地域・組織づくり」の重要性を知りました。今LFAがチャレンジしている「地域協働型子ども包括支援」は、まさにそのモデルづくりをしています。
私は、それを推進する職員が、持続的にLFAに関われ、関わることで成長できるようにしたいという想いを持っています。自分の仕事一つひとつが全て、LFAのミッション「子どもの貧困に、 本質的解決を。」の実現につながっていると考えると、私自身がもっともっと成長しなければ、と常に考えています。

Aさん
そうなんですね。ミッションを大切にしているからこそ成長の意欲が湧き、人事制度設計や教育システムがあるからこそ成長が一層促されるということなんですね。
正直最初は、「働き方の制度は整ってないんじゃないかな」「長時間労働で過酷そう」「教育の仕組みもなくあまりなさそう」って思い込んでいました。でも、LFAで働いて成長する自分のイメージが少しずつ見えてきました。いろいろ詳しくお話いただいてありがとうございました。

※カジュアル面談は仮想になりますが、話した内容については事実と異なる点はありません。


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Learning for All (以下、LFA)は「子どもの貧困に、本質的解決を。」というミッションを掲げ、小学校1年生から高校生までの困難を抱える子どもたちへ学習支援と居場所支援を展開。年間約1,000名の子どもたちに支援を届けております。 そして地域の様々なステークホルダーたちと協力をしながら「つながり」「学びの環境」「育まれる環境」を整備し、子どもたちの生活圏に必要なすべての支援・機会がそろう「包括的支援モデル」の構築を推進し、全国への展開も視野に入れて活動しております。
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お読みいただき、ありがとうございました。

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