Gather | Building better teams, bit by bit
Work remotely side-by-side in digital Spaces that make virtual interactions more human.
https://www.gather.town/
こんにちは。採用人事の枝松(えだまつ)です。
今日はLAPRASで導入しているバーチャルオフィス「Gather.Town(以下:Gather)」について、導入に至った経緯や実際どう変わったのか、Gatherオフィスの管理人role でもある、スクラムマスターの遠藤にインタビューしてみました。
■リモートワークで感じていた課題
対面で働いていた時はお互いの状況の透明性が高かった。リモートワークではお互いの状況が見えないので、隙間時間でのちょっとした会話が生まれにくくなっていた。
■Gather導入後はどうなったか
Gatherのなかではアバターを通して相手の状況やどこで誰が話しているかが把握できる。お互いの状況がわかるようになったので、自然発生的にコミュニケーションが生まれはじめた!
リモート環境で働いている方はほとんど感じていると思いますが、オフィスに全員が出社しているときと比較すると気軽に声がかけづらい、というのはLAPRASでも課題としてありました。
オフィスだと「あの人いま手が空いているから声を掛けられるな」とか、「会議室でミーティングしているけどもうすぐ終わりそうだな」とか、相手の状況が分かる。言い換えると非言語での情報量が多いので、会話をしなくてもお互いの状況の透明性が高く、あうんの呼吸で雑談などのインフォーマルなコミュニケーションが自然発生的にできていたんです。
ところがリモートで働くとお互いの状況の透明性が悪くなった。島田珈琲※1のように雑談をする場を用意すれば会話が生まれるんだけど、オフィスに出社していたときのように何気なく会話するみたいなのは難しい。Slackで「雑談しませんか?」みたいなやりとりがありますよね。
※1 島田珈琲…前代表島田が珈琲好きだったことからできた、週1回みんなでまったりお話ししましょう、の会。なおGather導入後もコーヒーカウンターをGather内に設置し、運営中
Gatherはゲームのような見た目をしていて、興味を持ってもらいやすいプロダクトです。なので、社員みんなを巻き込む時のハードルが低い。また十字キーを使って移動するのも、ゲーム感覚で使えるのが楽しいですよね。
あとは「人がそこにいる」ということをアバターを通して感じることができれば、安心感や一体感に繋がると考えています。その点でGatherは他のサービスよりもバーチャルフィスに自分が存在している没入感を持つことができて、今日はどこに座ろうかな、あの人の近くに行こうかな、という、オフィスに出社していたときのは思考まで含めて再現できているのがいいですね。
自然発生的に朝の体操がはじまったり、
barが勝手に開店されて、18時すぎにやんわり集まって雑談したり、
○○さんはいつもあそこに座っているから、そこに行ったら必ず会える、となったり。
こうしてくださいとお願いはしていないのに、みんなが自分達で「Gatherをこんなふうに使ってみよう」という実験が始まったのがとても嬉しいです。
雑談や何気ない会話も増えています。例えば今までgoogle meetで行っていたミーティングだと、参加者は時間通りに入室していきなり議題がはじまっていました。Gatherでミーティングを行うと、5分前くらいから会議室に人が集まってきて、自然と雑談をしていたりする。オフィスで働いていたときにあったコミュニケーションの余白を少しだけ取り戻すことができた気がしています。
あとはバーチャルのオフィスでも場所を移動するって大切ですね。ミーティングのために会議室に行って、終わったら自分の席に戻る。この行動プロセスをバーチャルで再現するだけで、気持ちの切り替えをやりやすくなることに気づきました。
また、アバターを通して周りに人がいると感じられることも大きい。リモート環境で働くようになり失ってしまった人との距離感を補完してくれます。
Gatherのオフィスにいると自分のまわりにある社内のコミュニティや関係性が可視化されるので、会社というものが関係性でできていると気づき、自分達の会社という意識がより強くなるように感じています。
リモート環境での働き方に慣れてくると、以前に比べてコミュニケーションの質が下がることをどこか仕方ないと思っていたのかもしれません。ただ今回Gatherを導入したことで、リモートワークでの働き方にはまだまだ可能性があることにあらためて気づけました。
フルリモートワークの組織だからこそできる働き方の可能性を信じて、みんなでいろんな実験をしながら、LAPRASらしいリモートワークの姿を見つけていきたいですね。