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王 泰宇(おう たいう)
1991年生まれ、中国出身。
中央大学卒業後、システムエンジニアを経験。その後、エンタメIT系ベンチャーでグロースハッカー・ディレクター・プロダクトオーナーとして幅広く活躍。2022年ランサーズにジョイン。現在オンラインマッチング事業部にてプロダクトマネージャーを担当。趣味は、スキー、仮想通貨、VRゲーム
クリエイターやフリーランスの待遇を改善するためにランサーズに入社
ー入社までのキャリアについて教えてください。
大学卒業後はWEB予約システムを開発しているIT企業にエンジニアとして就職しました。そこでは飲食店や美容院などの予約システムの開発をフロントエンドからバックエンドまで担当しました。1年後、より自分のアイデアを体現できるようになりたいと考え、別のIT企業へと転職しました。その会社ではイラスト投稿サービスの運営や、ペイントツールの販促など、エンジニアというよりグロースハッカーとして仕事をしていました。他にも、イラストレーターと企業や個人を結ぶプラットフォームの立ち上げなども担当しました。
3年ほど勤務した後に、フリーランスのマーケターとして活動しながら、ある企業にお声かけをいただき、コスプレのコミュニティサービスの立ち上げにジョインしました。しかし、その案件が0→1のフェーズを作るためのリソースが足りなくなり、途中終了になってしまいました。
その後、再びフリーランスとして活動していた時に出会ったのがランサーズでした。
ーランサーズを知ったきっかけを教えてください。
2020年の12月に退職し、フリーランスとして働きながら転職活動をしていた時に、転職サイト経由でスカウトメールを送ってくれたのがランサーズでした。元々ランサーズは利用者として登録し、翻訳、デザインの仕事などの発注をしていたしていたので、どんなことをしている会社かは知っていました。余談ですがクラウドソーシングの中で1番利用していたのもランサーズでした(笑)。
元々知っている会社だったのと、過去に市場調査で企業研究させていただいていたこともあって興味を持ち、面接をお願いしました。
ーランサーズに入社した決め手はなんでしたか?
フリーランスの待遇改善のために、愚直に取り組む姿勢が伝わってきたからです。前職でイラスト関係のサービスに関わっていた時に、たくさんのフリーランスのイラストレーターさんに出会いました。その中で、日本と海外における単価の差が大きいことに課題意識を感じていました。私は中国出身なので、中国の仕事の相場観なども見ているのですが、例えば1つのイラストのお仕事でも、中国は日本の倍の値段で仕事を発注します。私自身フリーランスとして活動していたこともあるため、日本のクリエイターの報酬が低いことには強い課題意識を持っており、なんとか改善できないかと思っていました。
そのため、面接時には思い切って報酬の低さについて質問させていただいたのですが「その点は大きな課題だと認識している。ランサーズとしても本気で改善していきたい」と返事をいただき、強く共感しました。フリーランスと企業をマッチングさせるサービスを展開しているランサーズなら、クリエイターの待遇改善ができるかもしれないと思い、入社を決めました。
プロダクトマネージャーとして、ユーザーにより満足してもらうための品質向上を目指す
ープロダクトマネージャーとしてのミッションについて教えてください。
ランサーズは仕事を発注したい人と受注したい人をマッチングするプラットフォームなので、流通額を増やすために、新規ユーザーの獲得、既存ユーザーの満足度向上など、いくつかのミッションがあります。
その中で私がPdMを務めているチームでは、既存ユーザーにより満足いただくためのプロダクト品質の向上がミッションとなっています。
主な仕事内容は、クライアント・フリーランス双方の満足度を高められるようにUI/UXデザインの改善をしたり、仕事管理機能の改善などを行っています。
ーミッションの実現にあたって難しいと感じることはありますか?
スピード感を持ってプロダクトの改善サイクルを回すことです。機能の改善や新機能の開発において、仮説検証から効果測定までのサイクルを回すのに大体3ヵ月かかります。そこからまた仮説検証して改善を加えるのにも更に3ヶ月ほどかかってしまいます。
データが集まりにくいことと、ヒアリングのサンプル数が足りないことなどが原因になってくるのですが、もっとPDCAを早く回して時間を短縮することが課題だと感じています。
ー反対に楽しいと感じることはありますか?
仕事への理解が増えてアイデアが出せるようになったことですね。ランサーズには機能が膨大にあるので、理解するのにも時間がかかったのですが、仕事に慣れていくにつれてだんだんと理解できるようになってきて、それから実現したいアイデアも浮かぶようになって、試したい!という気持ちが高くなり、その瞬間が楽しいです。
ーランサーズのカルチャーや環境面で魅力を感じるところはありますか?
まず魅力的なのはリモートワークで自分のペースで仕事ができることです。私は朝が苦手で、睡眠が取れないとパフォーマンスが下がってしまうのですが、リモートワークで通勤がない分ゆっくり寝れるのでありがたいです(笑)。
もう1つは向上心の高いメンバーが多いことですね。それぞれの部署やマネージャー同士でも定期的に勉強会を開催していますし、週次の全社会議に出ても、みなさんとても明るく楽しそうに仕事をしているなと感じます。
ポジティブな方々が多いので一緒にお仕事をしていても楽しいです。
自分が当事者だったからこそ、フリーランスの待遇改善に本気で取り組んでいきたい
ー王さんはご自身もフリーランスとして働いた経験をお持ちですが、フリーランスの現状にどのような課題を感じますか?
フリーランスは正社員に比べてまだまだ社会的地位が低いと感じています。働き方に関して言えば、全て自分で自由に組めるフリーランスが最強だと個人的には思っているのですが、社会からみた信用が弱いのが現状です。例えば、賃貸契約やクレジットカードなどの審査が通りにくかったり、正社員のような福利厚生も受けられなかったりします。また、外国人の場合はフリーランスだとビザも取れないので、外国人目線で見てもまだまだフリーランスの地位は低いと感じています。
ー今後フリーランスを取り巻く環境がどのように改善して欲しいと思いますか?
様々な面で正社員とフリーランスがイコールになって欲しいと思います。どちらを選んでも同等の水準で働ける社会にしていきたいです。ランサーズのメンバーもその気持ちを持って働いている人が多いので、プラットフォームを通じてフリーランスの待遇を改善していける施策をどんどん行っていきたいです。
ー具体的にはどのようなことに取り組んでいきたいですか?
やはりまずはランサーズのプラットフォームでユーザーにより満足いただけるように、サービスの使いやすさを追求していきたいです。これまでフリーランスのイラストレーターさんたちと接してきて、素晴らしいクリエイティブ力を持っている方でも、営業が苦手で案件獲得に苦戦するといったケースを何度も見てきました。
そういった方達がランサーズというプラットフォームを活用して良いクライアントに出会い、かつ適正な価格でお仕事ができる、そんな環境を実現していきたいです。
スピード感を大切にして、より良いプロダクト開発に携わっていきたい
ー今後の目標について教えてください。
プロダクトチームの目標としては、もっとスピードを重視してプロダクトの改善サイクルを回していくことですね。サンプリングの収集やデータを集める部分がネックになっているので、チームメンバーに課題を共有してこの点をいかに早められるか模索していきたいです。
個人的な目標としては、フリーランスの社会的地位の向上を実現するために、ランサーズ内でさらに踏み込んでプロダクト開発に関わっていきたいです。
現在は既存ユーザーの満足度向上を担当していますが、ロジック関係のプロダクトの企画にもチャレンジしたいです。例えば検索のロジック周りやおすすめに何を表示させるかなどのロジック周りなど、ランサーズをより使いやすいプラットフォームにしていくためにできることの幅を広げて、私自身も成長していきたいです。