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家具工房で働く リアル#10 餅だな わたしの生業は「 餅をつくこと」
餅だな わたしの生業は「 餅をつくこと」 丁寧に餅をついて、心込めてまるめて そして交換するんだ「絵に描いた餅」と わたしたちには「餅」も「絵に描いた餅」も必要で「餅」がなければ生きていけないけど「絵に描いた餅」がなければ生きる甲斐がない でも、圧倒的に「餅」の作り手は減る一方。世の中はあきらかに餅不足餅っぽい、何かはあるんだけど しまいには、どうやって「餅」をつくるのかもみんな忘れてしまって栄養不足なことにも気がつかず工場でひたすら餅の絵を描き続ける わたしの生業は「餅」づくりそして「餅」を「絵に描いた餅」と交換するひと 田中英一
工房で働く リアル#10 求人て言い方もピンとこない
求人て言い方もピンとこない 同志よきたれ!的だとオヤジくさいな 「家族になろうよ」なんて重いよな 弟子よ来たれ、ってそんな目線でもないし 仲間になろうぜ、ってそんな軽くやってる訳じゃない 急募っていいたくないな、 急がずちゃんと気の合う人と長く居たいし。 心躍る企みを共に楽しみたいヒト募集してます。 ものづくりのなりわいノート(Facebook)では 「私たちのチームで活動するってどんなこと?」 を随時更新掲載中です。 Facebookページ https://www.facebook.com/nar...
家具工房で働く リアル#9 ブランディングというおしごと
ブランディングというおしごと事務方の新人募集の採用にあたって、その呼称が「広報担当者(ブランディング)」となっている。広報とはなんだろうと考えて見る。そもそもここに必要なの?広報が。私の生業は基本的にマスに向けての作品ではない。人口に対すると、ごく少数の限られた人たちにお裾分けする生業だ。だから広く伝えるのではなく、お互いに求め合っていない人が間違って工房に入ってこないようにするための広報なんだと思う。正しく伝えて、誤解なく訪れてもらい気持ちよく関わってもらう。面接をしていると、受け身の姿勢を感じる時が多い。私から出てきたものを整理して相手に伝えたいという姿勢も否定はしない。ただ、それだ...
家具工房で働く リアル#8 コミュニケーション能力
コミュニケーションなんて言葉が溢れている昨今。木工の仕事において、実は一番重要ではないかと思われる能力は、このコミュニケーション能力。 スタッフ同士で打ち合わせる際も、極力つくる時間を減らしたくないので、いかに簡素で端的に、でも漏れなく意思疎通するかはとても重要。 ましてや、相手が手を動かしているときに相談するタイミングと内容は、選択を誤ると人間関係が深刻なものになりかねない。もっといえば怪我につながることもある。 そういえば修業時代に親方の様子を伺いながら、いつ相談報告すればいいのかを作業しながらずっと伺っていた覚えがある。 クライアントとのコミュニケーションなんていうの及ばずだが、...
家具工房で働く リアル#7 職業っていろいろある。
職業っていろいろある。一度きりの人生なのだ、好きな職を選べば良い。職業選択の自由ってやつだ。人生の大概をその役割で構築していく、重要な要素なのだから。 でも、案外働き方は制限を受けることが多い。国の法規制、習慣、など様々な影響を受け職種によっても随分とその制限の受け方が違う。だから、働き方も踏まえながら職業を選ぶ人も多いはずだ。 働き方なんて、本来自分で決めればいいと思っている。わたしの工房ではその信念で活動している。例えば年間の稼働はスタッフ達が自ら決める。何時に来て何時に帰るのか、祭日は稼働するのかしないのか。期首に設定するのだ。基本方針は「田中英一が稼働するときは稼働しなさい」だが...
家具工房で働く リアル#6 「分業」って
「分業」ってことを極力したくないことが前提で。それでも得意不得意を考えると最低限の「分業」に頼らざるを得ない。まあ、ポジティブに考えると個人の得意を活かすってことだから、もちろん悪いことではない。それが、依存や他人事、無責任といった「分業の闇」につながると悲しい気持ちになるだけだ。で、アトリエでは事務方(ジムカタ)制作方(セイサクカタ)という大きく二つの役割がある。 現在どちらの役割も需要の方が過多で、まるで追われているように(もちろん丁寧にではあるが)お声がけに応えている。ありがたいお話。でもやっぱり、お声がけに対してそんなに待たせたくないのが人情。 関わってくれるクライアントを如何に...
家具工房で働く リアル#5 「laboratory」ってなんですか?
「laboratory」ってなんですか? ありがたいことに最近ではよく「ラボさん」って呼んでもらえるように定着してきました。そう、僕らの活動母体です。「laboratory株式会社」つまり法人ですね。 ちょっとわかりにくいのは、立場的にはプロダクション会社だということ。アイドルにとっての所属事務所みたいな関係性。 そういう狙いがあるから、あえて無機質な社名にしてあるのです。 田中英一=ラボラトリーには極力したくなくて。だって、私なんて私の家具より長生きしないから、きちんと後続の人たちにバトンタッチできる組織にしたかったのです。100年使える家具と言っておきながら、簡単なメンテナンスすらで...
家具工房で働く リアル#4 「職住一体」って
「職住一体」って言葉を最近よく耳にする。まるで桃源郷のように憧れるひともいるようだ。わたしの生活はまさしく「職住一体」 「つくる」「かせぐ 」「たべる」「ねる」が同じ場所でおこなわれる。 すべて完結している。でも、そこに集う仲間はそうではない。そうすると、不思議と一方的に裸をみられている感覚に陥る。 「たまには君の裸もみせなさいよ」っていいたくなる。さらけだすセンスと適度に覗き見するセンスがちょうどいいところで釣り合う必要があって。 踏み込んで貰いたくないライン踏み込まない方がよいであろうライン踏み込むのをためらうラインその曖昧でユラユラしているラインを眺めながらしかも決して犯さないそれ...
家具工房で働く リアル#3「誇り」って
「誇り」って誰しも人生において大切にしたいこと。 「つくる」ことにもっと誇りを感じて欲しいと願っています。わたしがこの生業をはじめた頃によく言われたことば。 「大学まで出てなんで木工やるの?」 力仕事で、精密な作業を伴い、木くずにまみれて、怪我をすることだってある、収入面では底辺だし、休みもままならない。 でもね、「つくる」ひとがいないと困るんですよ。誰かが「つくる」だろうではなく。わたしが「つくり」たかった。分業社会においていったい何割の人口が「つくる」必要あるのだろう?だから、わたしは「つくる」「とどける」「つたえる」といった社会で分業されているものを統合したかった。そして軸に「つく...
家具工房で働く リアル#2 仲間を募集
とてもありがたいことに作品のご依頼をたくさんいただく昨今です。 そりゃもう、感謝感謝。 でも、ひとつひとつ手作りしてるわけですから、 まー追いつかないわけです。 で、仲間を募集すると、そりゃもうこんな小さな工房なのに沢山の方が手をあげてくれるのですが。 お互いが後悔したくないのです。 特にわたしたちは特殊な生き方してる人種ですから。 あらかじめ極力知ってもらいたいのです。 まだ知らないあのひとにも伝わると更にうれしいのです。「しごと」を「なりわい」にしたい仲間を募ります。https://www.facebook.com/nariwainote/photos/a.8667902101752...
家具工房で働く リアル#1「しごと」と「せいかつ」が近い人,近づけたい人
「しごと」と「せいかつ」が近い人近づけたい人近づきたいのにまだ遠い人ひょっとすると、この工房にその答えがあるかもしれません。「しごと」を「なりわい」にしたい仲間を募ります。https://www.facebook.com/nariwainote/photos/a.866790210175241.1073741828.866769900177272/866790170175245/?type=3&theater■FBで、働き方・工房のせいかつを公開していますhttps://www.facebook.com/nariwainote/■オフィシャルサイトhttp://labo-style.com
春
今日は午前中お休みをいただき、娘の入学式に行ってきました。思えば6年前、2人目のこどもができたと知った時、まだまだ家具工房の一員として自立できていなかった僕としては、主催の田中 英一に正直に不安をぶつけたことを思い出します。 「小さな工房で家族3人養っていけるだろうか。」以降心配を打ち消すようにどっぷりと仕事に入り込み、暮らしと生業が一体の生活に近づけるため工房近くの里山に家族で引っ越したのが3年前。住まいと工房が近いから、今日のようにちょっと入学式行ってきます!という動きができる。他のメンバーのこどもたちを、工房や自宅に招くこともしばしば。ともに家族を知り、支え合うために仕事をする。あ...
プレミアムフライデーは、田中英一×ほぼ日 展示会@《TOBICHI》に遊びにきませんか?
糸井重里さん率いる、ほぼ日刊イトイ新聞のほぼ日さんの南青山にあるギャラリー《TOBICHI》さんにて、こどもいすと子ども用カトラリートラリーの展示をおこないます。田中英一も在廊中ですし、メンバーの雰囲気も感じてもらえる良い機会です!こどものいすすわるのいすたいけんかい。期間2018年3月28日(水)〜2018年4月1日(日)場所TOBICHI②時間11:00〜19:00みなさまに直接会いできることを、楽しみにしております。ほぼ日のTOBICHIhttp://www.1101.com/tobichi/tokyo/index.htmlほぼ日については、こちらhttps://www.hobon...
田中英一×ほぼ日 展示会@《TOBICHI》遊びにきませんか?
糸井重里さん率いる、ほぼ日刊イトイ新聞のほぼ日さんの南青山にあるギャラリー《TOBICHI》さんにて、こどもいすと子ども用カトラリートラリーの展示をおこないます。田中英一も在廊中ですし、メンバーの雰囲気も感じてもらえる良い機会です!こどものいすすわるのいすたいけんかい。期間2018年3月28日(水)〜2018年4月1日(日)場所TOBICHI②時間11:00〜19:00みなさまに直接会いできることを、楽しみにしております。ほぼ日のTOBICHIhttp://www.1101.com/tobichi/tokyo/index.htmlほぼ日については、こちらhttps://www.hobon...