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家具工房で働く リアル#7 職業っていろいろある。
職業っていろいろある。一度きりの人生なのだ、好きな職を選べば良い。職業選択の自由ってやつだ。人生の大概をその役割で構築していく、重要な要素なのだから。 でも、案外働き方は制限を受けることが多い。国の法規制、習慣、など様々な影響を受け職種によっても随分とその制限の受け方が違う。だから、働き方も踏まえながら職業を選ぶ人も多いはずだ。 働き方なんて、本来自分で決めればいいと思っている。わたしの工房ではその信念で活動している。例えば年間の稼働はスタッフ達が自ら決める。何時に来て何時に帰るのか、祭日は稼働するのかしないのか。期首に設定するのだ。基本方針は「田中英一が稼働するときは稼働しなさい」だが...
家具工房で働く リアル#5 「laboratory」ってなんですか?
「laboratory」ってなんですか? ありがたいことに最近ではよく「ラボさん」って呼んでもらえるように定着してきました。そう、僕らの活動母体です。「laboratory株式会社」つまり法人ですね。 ちょっとわかりにくいのは、立場的にはプロダクション会社だということ。アイドルにとっての所属事務所みたいな関係性。 そういう狙いがあるから、あえて無機質な社名にしてあるのです。 田中英一=ラボラトリーには極力したくなくて。だって、私なんて私の家具より長生きしないから、きちんと後続の人たちにバトンタッチできる組織にしたかったのです。100年使える家具と言っておきながら、簡単なメンテナンスすらで...
家具工房で働く リアル#4 「職住一体」って
「職住一体」って言葉を最近よく耳にする。まるで桃源郷のように憧れるひともいるようだ。わたしの生活はまさしく「職住一体」 「つくる」「かせぐ 」「たべる」「ねる」が同じ場所でおこなわれる。 すべて完結している。でも、そこに集う仲間はそうではない。そうすると、不思議と一方的に裸をみられている感覚に陥る。 「たまには君の裸もみせなさいよ」っていいたくなる。さらけだすセンスと適度に覗き見するセンスがちょうどいいところで釣り合う必要があって。 踏み込んで貰いたくないライン踏み込まない方がよいであろうライン踏み込むのをためらうラインその曖昧でユラユラしているラインを眺めながらしかも決して犯さないそれ...
家具工房で働く リアル#3「誇り」って
「誇り」って誰しも人生において大切にしたいこと。 「つくる」ことにもっと誇りを感じて欲しいと願っています。わたしがこの生業をはじめた頃によく言われたことば。 「大学まで出てなんで木工やるの?」 力仕事で、精密な作業を伴い、木くずにまみれて、怪我をすることだってある、収入面では底辺だし、休みもままならない。 でもね、「つくる」ひとがいないと困るんですよ。誰かが「つくる」だろうではなく。わたしが「つくり」たかった。分業社会においていったい何割の人口が「つくる」必要あるのだろう?だから、わたしは「つくる」「とどける」「つたえる」といった社会で分業されているものを統合したかった。そして軸に「つく...
家具工房で働く リアル#2 仲間を募集
とてもありがたいことに作品のご依頼をたくさんいただく昨今です。 そりゃもう、感謝感謝。 でも、ひとつひとつ手作りしてるわけですから、 まー追いつかないわけです。 で、仲間を募集すると、そりゃもうこんな小さな工房なのに沢山の方が手をあげてくれるのですが。 お互いが後悔したくないのです。 特にわたしたちは特殊な生き方してる人種ですから。 あらかじめ極力知ってもらいたいのです。 まだ知らないあのひとにも伝わると更にうれしいのです。「しごと」を「なりわい」にしたい仲間を募ります。https://www.facebook.com/nariwainote/photos/a.8667902101752...