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【イベントレポート】埼玉県・麻原酒造と考える「クラフト酒をもっと楽しいものにしていくために」

こんにちは、KURANDの採用チームです。

KURANDの会社の様子を知ってもらいたく、社内イベントを紹介します。KURANDでは、商品を一緒に製造してくださるパートナー酒蔵をオフィスに招き、新しいビジョンの浸透や深堀りをする場を「ビジョンドウィズ」と称し、毎月ディスカッションを交わしています。

第3回の「ビジョンドウィズ」にお越しいただいたのは、クラフト酒のオンライン酒屋「クランド」で販売する梅酒や果実酒などの「ださいたま」シリーズを造っていただいています、麻原酒造(埼玉県毛呂山町)・営業の吉野真人さんです。

KURANDとの酒造りや、KURANDのお酒の今後への期待などについて伺いましたので、その一部始終をご紹介します。

「お客さまが喜ぶ」ことをイメージした商品開発

日本酒や焼酎のほか、シークワーサーのお酒など変わり種のリキュールなどまで、幅広いラインアップを揃える麻原酒造。ユニークな発想力をもつ社長のもと、独自の酒造りの道を歩んできました。

そんな中へ異業種から転職し、飛び込んだ吉野さん。お酒業界全体の商品開発について「『このお酒はこれだけの時間をかけて、こんな製法で造ったから、絶対に美味しい』というような自己満足に走っている酒蔵が多いのが現状です。市場をみて、ターゲットを決めるというやり方をしている酒蔵は少ないように感じる」と懸念を述べます。

麻原酒造も例外ではなく、なかなか市場分析を踏まえた商品開発まで取り組めていない実情がありました。お酒の販売方法も多様化し、お客さまとの距離感が近づいてきていることからも、今後はよりお客さまが求める商品を開発する必要があります。

クランドの商品開発は、顧客の声や市場の動向などを見ながら商品コンセプトを作り、パートナー酒蔵へ依頼します。決められたコンセプトなどに対し、自分たちなら何ができるかを考えながら、開発に挑んでいただいていると言います。こうして完成した埼玉の特産品を組み合わせて開発する「ださいたま」シリーズは、今やクランドの人気シリーズのひとつです。

「クラフト酒」があるからアルコール業界が盛り上がる

KURANDはオンライン酒屋「クランド」で販売する多種多様なお酒を表すために、「クラフト酒(しゅ)」という言葉をオリジナルで作りました。しかしあえて明確に定義を決めていません。これからお客さま、パートナー酒蔵、そしてKURANDで働くメンバーで「クラフト酒」の定義を作っていこうという背景があり、様々なパートナー酒蔵にもご意見を伺いながら、その認知の拡大に挑んでいます。

話題はそんな「クラフト酒」が業界に存在する意義についてに。「やはり同じようなお酒ばかりが並んでいると、今後アルコール業界も伸びないと思いますし、何よりつまらないと思うんです」と吉野さん。これまでも一風変わったお酒を造るとお客さまに「変なの造ったね、面白いね」と喜んでいただけることが、とても嬉しかったと言います。

オンライン酒屋「クランド」に揃うクラフト酒は、どれも個性的なものばかり。「お客さまに笑顔になってもらうために、クラフト酒って『楽しいもの』であってほしいと思うんです」と吉野さん。酒造りの上で改めて忘れてはいけないポイントと、クラフト酒の今後の可能性を教えていただきました。

今回の「ビジョンドウィズ」を通じても、KURANDの「クラフト酒」ならではのお酒の魅力がより深まりました。今回のお話も参考にしながら、KURANDでは常に新たなお酒との出合いを求めて、思わず見に来てしまうようなオンライン酒屋を目指していきます。

ディスカッションの後は、恒例の懇親会。今回は社内でも珍しい、「ださいたま」シリーズの飲み比べで盛り上がりました。吉野さん、ありがとうございました!

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